VWOのトータルリターン:SBI証券のターゲット顧客層は20歳代~50歳代?

◎今日のグラフ:VWOのトータルリターン

VWO(バンガード社の新興国のETF)のトータルリターンのグラフです。2017年9月30日までの資料ですので、その後の2017年末までの価格上昇と2018年2月の株価下落を反映していません。少し古いデータであるとの印象はぬぐい切れませんが、私は長期の資産運用なので、あまり気にせずに3年間以上のタームを確認したいと思います。

VWO 2017年9月30日までのトータルリターン:%
四半期   7.76
年初来 23.61
1年間 18.86
3年間 4.040
5年間 3.610
10年間 0.970
設定来   7.01

9年前がリーマンショックなので10年間の利回りは低水準

2005年からの11年半のトータルリターンが7.01%ですから、悪くはありません。しかし、10年間のトータルリターンは0.97%と、極めて低い水準にです。2017年の10年前はリーマンショックの1年前で、株価の高い時期でした。つまり、リーマンショック前の株価上昇の波に乗って価格が上昇したものの、その水準を回復するのに10年間の時間を費やしたことになります。SPY(アメリカSPDRの S&P 500のETF)が早々に回復したのに比べると、スピードは遅いと言わざるを得ません。最近1年間は成長が著しいので、安定感にはあまり期待せず、長期の成長を見守りたいと思います。

VWOはリスクが高いのでしょうか?

VWOはFTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)です。インデックスは時価総額加重インデックスで、全世界の新興国市場の大型株・中型株・小型株のパフォーマンスを表します。 インデックスはブラジル、ロシア、インド、台湾、中国、南アフリカを含みます。このETFを3年前に野村證券で買おうとしたときに、野村證券の担当者が、「VWOは新興国ですからリスクが大きい。買わないほうがいいと思います。私の顧客で、VWOを買った人はいません。」とアドバイス?をくれたので、その時は買うのをやめました。しかし、その後もう一度よく調べた結果、特に問題ないとの結論に達し、しかも資産分散化の観点からは必要だと考えました。そこで数か月後にVWOを発注しました。現在、野村證券ではインドなどの投資信託がよく売れているようです。

中国の経済成長

中国の過去30年間の経済成長が目覚ましいことは、私が言うまでもなく誰もがご存知のことです。30年ほど前に、仕事で中国になんども出張したことがありました。印刷物は、多色刷りですが、それぞれの色が少しずつずれていて、日本では見たことのないほど低品質でした。そのころは、男性はあまり熱心に働かず、女性の店員は愛想が悪く、これほどの経済成長を遂げるとは思いませんでした。インドや東南アジアの経済成長は緩慢で時間がかかりそうですが、長期にわたって紆余曲折を繰り返しながら成長していくのでしょう。

◎今日のテーマ:SBI証券のターゲット顧客層は20歳代~50歳代?

子供の世代には野村証券だけでなくSBI証券も候補

私の場合、資産運用は基本的にETFが中心で、インデックスファンドの積み立てはつみたてNISAだけですから、野村証券1社との取引で不満は有りません。しかし、私の子供の世代は、つみたてNISA以外に、非課税でない投信積立をする必要があります。ところが野村証券の積み立て用投信の商品は、信託報酬が高めなので、SBI証券の方が望ましいと思っています。今考えている積立用の投信は、ニッセイ外国株式インデックスファンドです。この商品は、SBI証券で取り扱っています。私の子供は、私ほど金融機関、金融商品、資産運用に関して知識も経験もありませんから、私が導いてあげたいと思っています。親が、「野村証券の野村つみたて外国株投信か、SBI証券でニッセイ外国株式インデックスファンドが良いよ」と教えてあげれば、本人も安心して、投資のハードルがかなり低くなると思います。ただし、まだ詳しく調べていませんので、これからいろいろ確認しようと思っています。

SBI証券のiDeCoは紙の報告書を郵送してくれない。

ところで、SBI証券のiDeCoは、毎年の報告書を電子でしか送ってくれず、紙で郵送してくれないそうです。そうすると、私がもし急死した場合には、家族にこの資産の存在を知らせることができないのではないかという不安があります。私は経理関係の仕事もしていますが、銀行の残高証明は決算日に必ず紙で郵送してもらっています。なんでも、すべて電子化にすればいいというものではないと思います。なお、野村證券に同様の問い合わせをしたところ、みずほのJIS&Tと同様に毎年初めに紙の報告書を郵送してくれるそうです。

SBI証券のターゲット顧客層は20歳代~50歳代?

SBI証券には、マネープラザという対面窓口もありますが、SBI証券本体ではなく別会社で、かつ対面証券会社が行うような各種手続きはしないそうです。SBI証券では各種手続きに関して、セミナーをしているので、そちらに行ってほしいとのことでした。そこでホームページで調べたところ、多くのセミナーが20歳代~50歳代と限定しているので、60歳代の私は気後れしてしまいそうです。今後少しずつ調べようかと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です