アメリカ人の財産形成 下

昨日は、アメリカ人の財産形成の一般論でしたが、今日は具体的な例をメイク・イットのアレックス・ファスロさんの2022年4月19日の記事で見てみます。


この29歳の女性、年収40万ドル、3つの不動産を所有:「お金を使うことを拒否している5つのこと」

2018年、私はFiverrでフリーランスライターとして初めて6桁(1万ドル)の年収を達成し、クライアントのためにブログ、プレスリリース、ウェブサイトのコンテンツを書いて30万ドル近い収入を得ました。

29歳の今、私はフリーランス・ライティング、インフルエンサーのスポンサーシップ、電子書籍の販売、講座の販売、広告収入、アフィリエイト収入と、6つの収入源を持っています。昨年は、40万ドル強の純収入がありました。

ギグ・エコノミーの他のメンバー同様、これだけの収入をずっと当てにできるわけではないことは分かっています。だから、食事や娯楽、旅行で散財することもありますが、それ以外は積極的に節約と投資をして純資産を増やしています。また、私は地元フロリダ州に3つの不動産を所有しています。合わせて120万ドル近い価値があります。

夢のような生活を送りながら、稼いだお金のほとんどを貯蓄に回すために、私がお金を使わないようにしている5つのことを紹介します。

1. 新しいデザイナーの服やハンドバッグ

ファッションの買い物は、Buffalo ExchangeやPavementなどの古着屋で済ませています。だから、一度に何千ドルもする新しいデザイナーズ服やハンドバッグを買う代わりに、出費をぐっと抑えているのです。

私のルールは、1年に2,500ドル以上は買い物に使わないことです。こうしてお金を節約するだけでなく、使わなくなった服はすべてグッドウィルに寄付して、環境にも貢献しています。

2. 旅行費用を節約できるクレジットカード

私のChase Sapphire Rewardsクレジットカードは、食費と旅行費を支払うと旅行ポイントが加算されます。私はできるだけこの2つのカテゴリーにお金を使うので、私のカードはほとんど常に飛行機とレンタカーをカバーしています。

このカードは年会費が300ドルかかりますが、毎年飛行機代と旅行代で約2,000ドル節約できます。また、ジェットブルーのクレジットカードも持っていて、年に数回のフライトをカバーするのに十分なポイントを貯めています。

3. 家賃

2021年3月に現在住んでいる最初の物件を購入し、2021年10月にマイアミに投資用物件を、2022年3月に別の物件を購入しました。

賃貸物件には長期入居者がいて、その家賃で住宅ローンとホームオーナーズ協会(HOA)費用を賄っています。

今住んでいる家では、私が支払う住宅ローンの額は、場合によっては、同じ家を賃貸する場合の額よりも少なくなります。

4. 夜8時以降の飲み物

私は朝型人間なので、ハッピーアワーは私のスケジュールと完璧に合っています。特に旅行先では、地元のレストランやバーのハッピーアワー特別メニューを調べるのが大好きです。

早い時間に食べたり飲んだりすることで、夜8時に食事をする場合に比べて、飲食費の合計が3分の1程度に抑えられます。

5. 3マイル以内の距離ならUberは使わない

目的地が3マイル以内にある場合は、運動のため、そして往復30ドルのUber乗車代を節約するために、歩いて行くことにしています。旅行では、このルールのおかげで、予算内で市や町全体を探索することができるのです。

フロリダ南西部の自宅にいるときも、1日最低12,000歩は歩くようにしているので、歩いて行ける場所を中心に計画を立てています。歩道があるかどうか、事前に地図でチェックします。

ジープ・ラングラーなしで旅行するときは、歩くことで1カ月あたり300ドル以上の交通費を簡単に節約しています。


徒歩は体全体の筋肉の60~70%を使う

上記の中で、私が気に入っているのは、3マイルつまり、5.4㎞以内の距離ならUberは使わないという方針です。5.4kmは、かなり早く歩いて1時間くらいかかります。人間は、歩くことによって、体全体の60~70%の筋肉を使うそうです。

食後の速足散歩

私は、朝昼晩、3食後に15分から30分歩いて血糖値を下げるようにしています。特に朝は出勤するサラリーマンたちと一緒に歩くので、かなり早足になり、リタイア―後の人間にとっては十分な運動になります。そのおかげもあって、今年も5泊6日の南アルプス登山を無事に乗り切ることができました。来年は、やはり5泊6日で北アルプス裏銀座を計画しています。

新宿・渋谷・池袋へは自転車で行く

リタイヤ―後には、電車の定期券が無くなりましたので、銀座、新宿、渋谷などの都心に行くチャンスは減りましたが、新宿、渋谷、池袋は自転車で30~60分で行けるので、ビックカメラなどでの買い物は、できるだけ新宿まで自転車で行くことにしています。電車賃を節約できるだけでなく、多少の運動にもなりますし、自動車などに注意することで反射神経も使うことができます。そして何よりも爽快です。

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