今月は取引がありませんでした。一般NISAと特定口座で運用しています。
投資信託 | 割合 | |
特定口座 | 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 25% |
ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | 18% | |
SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 28% | |
SBI-SBI・V・新興国株式インデックス・ファンド | 1% | |
NISA | ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | 16% |
SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 12% | |
評価額合計 | 100% |
評価額は過去最高です。
昨日に引き続き、世間では60代の新NISA活用法をどのように推奨しているか確認しますが、今回は新社会人~30代のシングルも併せて見ます。
東洋経済ONLINE 2023年10月6日
新NISA「老後資金を作りたい世代」はこう使える
初めての投資からライフイベント時の対応まで
最初は毎月1000円の積立からNISAで投資デビュー
新しいNISAで、はじめて投資をするという方もいらっしゃると思います。そういった方は、毎月1000円の積立投資から始めるのがおすすめです。
もちろん、最初から毎月1万円、2万円……といった金額で始めるのもいいのですが、まったくはじめての方は「いきなり損したらどうしよう」「(リーマンショックのような)×××ショックが来たらどうしよう」と、不安に思われるかもしれません。そのような意味でも、毎月1000円で始めてみるのがおすすめです。
「100円から始めてみましょう」という声もありますが、100円だと少額すぎて実感がわきづらいと思います。筆者のおすすめは、毎月1000円を1本の世界株式インデックスファンドで積立投資を始めることです。新しいNISAならつみたて投資枠で、2023年ならつみたてNISAで始めてみるとよいでしょう。
毎月1000円でも始めてみると、マーケットの動きに合わせて、投資信託の値段(基準価額)が上がったり下がったり、含み益になったり含み損になったり、いろいろな経験を積むことができます。少しずつ経験を積みながら、徐々に金額を上げていけばいいでしょう。
【新しいNISA活用法】新社会人~30代くらいのシングル
新社会人から30代くらいのシングルの方が、「これから資産形成を始める場合の新しいNISA活用プラン」を考えてみましょう。毎月1万円を30年間、世界株式インデックスファンドに積立投資するイメージで考えます。
一般的に世界株式インデックスファンドであれば、長期的には4~5%程度の利回りが期待できると考えていますが、今回は0~7%の各利回りで計算します。なお、投資信託ですから、実際には利回りが変動しますが、ここでは利回りが確定しているとして試算します。
利回りが0%だと、積立元本そのままで360万円(1万円×12カ月×30年)となります。
利回り5%なら、30年後には約819万円と投資元本の約2.3倍に増え、利益が約459万円となります。特定口座だと利益の20%、つまり約92万円の税金を納めることになりますが、NISA口座ならゼロとなります。
【新しいNISA活用法】50~60代の人、まとまった資金がある人
つぎに、老後資金準備のラストスパートとなる「50~60代の方や、まとまった資金がある方の活用プラン」を考えてみましょう。新しいNISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠を併用することで、最大で年間360万円まで投資でき、それを5年間継続すると合計1800万円まで投資が可能です。
60歳で退職金を受け取った方、マイホームの売却や相続・贈与でまとまったお金が入った方、これまで特定口座で運用してきた方、そして、気づいたらいつの間にかけっこう貯まっていたという方などが利用するイメージです。
このプランでは最初の5年間でいっきに積立投資(キャッチアップ投資)をおこない、その後は保有を継続します。今回は、積立後15年間または25年間、保有する前提です。具体的には毎月6万円を5年間(積立元本合計は360万円)、世界株式インデックスファンドに積立投資します。
利回り5%なら、5年間の積立完了後15年間保有した合計20年後は約849万円、その後さらに10年間保有すると約1383万円まで増えることになります。
短期間で積立を完了させ、その後は長く保有すれば複利効果が大きくなり、大きな利益が期待できるのです。
新しいNISAでは非課税で保有できる期間が無期限となるため、どういったタイミングで売却すればよいのか悩んでしまう方もいるでしょう。おすすめの売却タイミングは、結婚、マイホーム購入、自動車の買い替えといったライフイベントなどでお金が必要になったとき、お金を使いたいときです。
新NISAは必要なときに売却でき、機動的に活用できる
基本的には長期的な資産形成にむけて新しいNISAを利用するのがおすすめですが、必要になったときは躊躇せず、売却して使っていくことも大切です。
つぎのグラフは、ライフイベントに応じて柔軟に新しいNISAを活用した場合の投資残高イメージです。
積立投資から始め、6年ほど経過したときにマイホームを購入するため、一部売却しています。その後の数年間は新規の投資をおこなわず、転職時に受け取った退職金で投資を再開。途中、新しいNISA限度額の1800万円に到達したら、新しいNISA口座ではそれ以上投資できません。
その後は子どもの教育費が必要となったため一部売却して使い、子どもの教育費が落ち着いてからは、老後にむけた資産形成を再開しています。
お金は使ってこそのお金です。必要なときは、機動的に活用していきましょう。