私のポートフォリオで主要な銘柄を確認します。
VOO
SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)に続いて、今日ご紹介する外国株式ETFはVOOです。VOOは、SPYの低コスト版でアメリカのS&P500を指標として投資しています。
チャート
最初に株価チャートを見ます。2010年9月の101ドルから、2024年6月には501ドルに成長しましたので、14年強で5倍になっています。また、それ以外に1%強の分配金も毎年支払われています。
ファンドの概要
- 設定日 : 2010/09/07 ⇒ 発売から14年強経ちました。
- 金融庁届出日 : 2010/12/13
- 基準通貨 : USD
- ETF純資産総額 : $ 4,787億ドル ( 約76兆円) 日本最大のETFである1306を上回ります。
- 主取引所 : NYSE Arca
- 地域 : 米国
- 時価総額/投資スタイル : 大型株 / ブレンド
- 経費率(年率) 0.030 %
⇒ 経費率は0.03%と、極めて低い水準です。バンガード社は、率先して低コスト化を進めています。ウォーレンバフェットは、自分の相続財産の99%(約10兆円)をビル・ゲイツ財団等に寄付し、残りの1%(約2,135億円)を家族に相続することとしていますが、その運用方法は、9割をS&P500のインデックスファンド、1割を短期政府債で運用するように遺言に書いたことを公表しています。具体的銘柄としては、コストが最も低いVOOを勧めています。
投資アプローチ
- S&P500指数のパフォーマンスへの連動を目指します。
- 大型株を投資対象とします。
- 完全法を用いたパッシブ運用です。
- ファンドはフルインベストメントを維持します。
- 低経費によってトラッキングエラーを最小限に抑えます。
ベンチマークについて
米国の主要業種を代表する大企業500銘柄で構成される、S&P500指数に連動したパフォーマンスを目指します。
ETFの主なデータ 2024/6/23 現在
株式銘柄数 504
収益成長率 15.7 %
株価収益率 26.1x
株価純資産倍率 4.5 x
自己資本利益率 24.6 %
非米国株式 0.0 %
トータル・リターン 2024/5/31 現在
3年 5年 10年 設定来
基準価額(NAV) 9.52 % 15.78 % 12.65% 14.31 %
(注)NAVとは、Net Aseet Valueの略で、投資信託の純資産の総額を指し、投資信託のバランスシートの資産から負債を差し引いたものです。
⇒5年、10年のトータル・リターンは16%、13%ですから極めて高くなっていて、最近のNVIDIA等のお祭りを反映したものでしょう。設定来の14%については、設定時期が2010年なのでリーマンショック後の株価低迷時期にスタートしたことが大きな原因でしょう。それにしても、アメリカの株式に投資した人と、しなかった人の差は、この10年間、14年間で大きく開いたことが分かります。
セクター別構成比率
セクター 構成比
Information Technology 30.6 % ⇒ ITはアメリカ株価上昇の原動力
ヘルスケア 12.0 % ⇒ 命は大事ですから、金を使います。
一般消費財 9.8%
Communication Services 9.3 %
金融 12.9%
資本財 8.5 %
生活必需品 6.0%
公益 2.5 %
Materials 2.3%
不動産 2.2 %
Energy 3.9 %
保有上位10銘柄 2024/5/31 現在
順位 保有銘柄
1.Microsoft Corp. 6.95 %
2.AAPL Apple Inc. 6.29 %
3.NVDA NVIDIA Corp. 6.10 %
4.AMZN Amazon.com Inc. 3.63 %
5.META Facebook Inc. Class A 2.31 %
6.GOOGL Alphabet Inc. Class A 2.29 %
7.GOOG Alphabet Inc. Class C 1.93 %
8.BRK.B Berkshire Hathaway Inc. Class B 1.70 %
9.LLY Eli Lilly & Co. 1.47 %
10.JPM JPMorgan Chase & Co. 1.32 %