◎今日のグラフ:2018年のVOO配当金額
2割近く下落
野村證券からVOO(アメリカ・バンガード社のS&P500のETF)の分配金支払いのお知らせが届きました。私はこの銘柄を220株保有しています。1株227ドルですので、日本円では550万円です。2018年9月には660万円でしたから2割近く下落しました。
年間分配金は10万円強
分配金は年間4回支払われます。平均して26,000円ほどですから、年間では10万円強になります。今回の一株当たりの分配金は1.289ドルです。アメリカでの源泉税率は10%、国内でも10%差し引かれて合計20%の税金を支払います。
VOOの特徴
バンガード社の説明書には、以下のように記載されています。
指数のパフォーマンスへの連動を目指します。
• 大型株を投資対象とします。
• 完全法を用いたパッシブ運用です。
• ファンドはフルインベストメントを維持します。
• 低経費によってトラッキングエラーを最小限に抑えます。
大型株
VOOはS&P500の500銘柄で運用しますので、この図の一番上の大型株に投資することになります。
完全法
完全法とは、ベンチマークを構成する全ての銘柄をその時価構成比率に合わせてポートフォリオを構築する方法です。完全法はベンチマークとの高い連動性が期待できます。ただし、倒産しそうな銘柄も保有するため、倒産確率(信用リスク)の高い銘柄を保有することになります。
フルインベストメント
フルインベストメントは、有価証券の組入比率を高い水準に維持する方針であることを意味しています。ファンドの資産(資金)をフル(full)に投資する。つまり、現金で持っていないで、ファンド資産の100%近くまで証券を組み入れるということです。
トラッキング・エラー
トラッキング・エラーとは、運用におけるポートフォリオのベンチマークからの乖離度合いを測るリスク尺度のことです。
経費率、純資産総額、設定日
経費率は 0.04%ですから、最低水準です。配当スケジュールは、上記の通り四半期毎です。ETF純資産総額は1,045億米ドルですから、日本円で11兆円強です。設定日 が2010年9月7日で、まだ8年余りしか経過していない割には順調に育っています。
トータルリターン
1年トータルリターンは、-5.68% ですので、2018年の2月以来のアメリカ株式相場低迷の影響を受けています。一方で、
3年トータルリターンは、 8.70%
5年トータルリターンは、 8.34%
ですから中期で見ると、比較的良好な成績をおさめています。
ウォーレン・バフェットはVOOを推奨
私は、S&P500のETFについては、VOOとSPYを保有しています。最初にSPYを購入し、そのウエイトが大きくなり過ぎたので、最近はVOOを購入しています。また、ウォーレン・バフェットがVOOを推奨していることの購入理由の一つです。