外貨建定額年金保険について

◎今日のグラフ:銀行が扱う保険商品をどう評価するか

外貨建定額年金保険

最近、外貨建の定額年金保険について、知り合いから相談を受けました。具体的な商品名は伏せますが、ある地方銀行が募集代理店になっています。

銀行の保険商品

結論から言うと、私は銀行が扱う保険商品には全く関心がありません。金融商品を選択する場合には、事前の評価と事後の結果があります。事後の結果がどうなるかは、事前には分かりません。ですから、今回相談を受けた商品が、ある特定の契約者にとって良かったかどうかは、事前には分かりません。しかし、事前の評価を行うことは可能です。

銀行の投資信託

今回相談されたのは保険商品ですが、同じように銀行が取り扱う金融商品の中で、分かりやす例で、投資信託を考えてみます。投資信託には、アクティブファンドとパッシブファンドがあります。パッシブファンドは、ETFなどのインデックスファンドです。

アクティブファンドは趣味、インデックスファンドは資産運用

趣味の範囲内でアクティブファンドを購入するのは、本人の好みですから、他人がとやかく言うことではないのですが、資産運用をするのであれば、インデックスファンドが優れていることは、明らかになってきたようです。ただし、これは事前の評価ですから、アクティブファンドの中には、結果的に良好な成績を収めるものもあるかもしれません。それは事後にならなければ分からないのであり、事前にその商品を選ぶことはできません。

保険会社の部長は社員向け福利厚生の団体生命保険しか加入しない

生命保険商品の場合も同様で、事後的に本人にぴったりの場合も有ります。私の知り合いで、がん保険に加入した数か月後にがんが発見され多という話を聞きました。加入してすぐに保険金が下りる場合などは、かなり有利でしょう。生命保険会社の部長で加入する保険は、その会社の社員向けの福利厚生で行っている団体生命保険だけだそうです。したがって、銀行が扱っている生命保険会社の商品には近づかない方が良いと思います。

銀行の扱う保険商品はブラックボックスが多い

私は、2018年に、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行に訪問して、取扱商品の説明を受けてきました。その時の結論は、あまりにブラックボックスが多くて、危ないから近づかない方が良いというものでした。

そのブログ記事は以下の通りです。

三菱UFJ銀行

三井住友銀行

みずほ銀行

3メガバンクのまとめ

郵便局

また、金融庁は貯蓄性保険商品についてコメントを描いていますが、そのレポートの該当部分は以下の通りです。

「貯蓄性保険商品の中でも、近年、運用を定額部分と変額部分に分けた一時払い外貨建保険の販売が伸びている。仕組みとしては、定額部分を外国政府が発行する債券等で運用し、運用期間終了時に、当初払い込んだ(外貨建の)保険料全額を最低保証するとともに、変額部分は元本保証のない投資信託等で運用しており、それに外貨建の死亡保険を組み合わせるといった、内容が複雑なパッケージ型の商品となっている。
一方、このパッケージ商品を構成する外国債券と投資信託、(掛け捨ての)死亡保険を別々に購入・契約することでも、このパッケージ商品と同等の経済効果を得ることができる。
・・・このように、比較的単純な商品を個々に提供することで、より低コストで同じ経済効果を得られる選択肢があるにもかかわらず、顧客に対し、そうした情報提供を行わないまま、商品構成が複雑なパッケージ商品を提供し、高い手数料を徴収するといった行為は、顧客のニーズよりも、販売・製造者側の論理で金融サービスを提供しているのではないかとの見方ができる。」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です