1年で偏差値を20上げる勉強法 4

NHKのラジオ英語番組

ラジオ基礎英語2・3、ラジオ英会話、ラジオビジネス英語入門・実践、
遠山顕の英会話楽習をラジオサーバーで録音し、毎日聞きます。全部で1時間半程度です。実践ビジネス英語以外は、テキストを見なくても聞き取れることができます。アメリカ人と会話をすると分からないことが多いレベルですが、気楽に気長にラジオの英語をやっています。大人の楽しみです。

モルトショップ

また、アメリカ人なら誰もが知っていても、日本人はほとんど誰も知らない知識を得ることができます。数年前にラジオ英語3でモルトの話題が出ました。アメリカの高校生は学校帰りにモルトショップに寄ってモルトを飲みます。モルトは、モルトウイスキーやモルトビールのモルトですが、アルコールは入っていません。映画バック・トゥー・ザ・フューチャーでもジュークボックスの置いてあるお店が登場しますが、そのお店がモルトショップで、そこで飲むのがモルトです。私は毎年、モルトショップ・クルーズというロックンロールのクルーズに乗船しますが、モルトショップとは何かを最初は知りませんでした。しかしNHKの基礎英語を聞くことによって、知識がつながりました。

古文・漢文

古文・漢文は不得意なので、特に書くことはありませんが、英語などと同じく、問題を解いた後、本文とその隣に現代文を書き写しただけです。

世界史・政治経済

私は理科系で、社会科は1次試験しかなかったため、ほとんど勉強しませんでした。社会に出てから、世界史、日本史を勉強しました。基礎レベルに関しては、教科書を読んで、簡単な問題集(例えば、旺文社の一問一答世界史Bの教科書復習レベル:基本の1,160問)を繰り返しやるのが良いと思います。この時も、できなかった問題には、〇印、◎印、三重丸印をつけるのです。社会は暗記ものですから、三重丸印までやったら、1,160問全部を再び解いて、数回繰り返します。同時に教科書も繰り返し読みます。

問題集

問題集は「旺文社の一問一答世界史B」のように問題のすぐそばに正解が書いてあるものが良いのです。糸川英夫の物理問題集のところで書いたように、問題と正解・解法はすぐそばにないといけません。できるだけそういう問題集を選ぶようにすべきです。

Youtubeの「家庭教師のトライ」の講義

日本史・世界史についても、Youtubeに「家庭教師のトライ」の講義があって、わかりやすく教えてくれているので、不得意分野はこれを見てから教科書・問題集に取り組むのが良いと思います。

試験会場に行けば合格する

最後に東大受験の余談を書きます。私の親戚が東大を受験するときに、高校の担任から「風邪をひいても熱があっても、試験会場に行けば東大に合格する」と言われたのです。私はそれを聞いて、高校から推薦状のようなものを送っているのかな、と思いました。ところが、私も高校の先生から同じことを言われたのです。その意味は、「風邪で熱があって10点や20点悪い成績でも、もともとの実力が高いから合格することができる。自信をもって受験しなさい。君の力なら必ず受かる。」という意味だったのです。

以上で大学受験の勉強方法を終えますが、最後に勉強方法をまとめます。

① 解法の部分を隠して問題を解く。5分考えても解けない問題、間違えた問題は、解法を見る。解法が分かったら解法部分を隠してもう一度解く。解けなかった問題、間違えた問題は、問題と解法を、理解しようとしながらノートにきれいに書き写す

② できなかった問題は、〇印、◎印、三重丸印をつけて繰り返し解く。

③ 勉強で苦しまないようにして、できるだけ作業化して長い時間勉強する

投資と受験勉強法

最後に投資と受験勉強法の共通点について述べたいと思います。それは、最も良い、あるいは、もっとも良さそうな方法は高校でも大学でも教えてくれないということです。

SPYを買って10年間持ち続ける

投資で最も良い方法は、SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)を買って10年以上持ち続けることです。このことは、約20年前から推測されていました。15年前、10年前には、かなりはっきりと良いことが分かって来ました。しかし、この方法は学校の教科書には載っていません。もし高校の先生や大学教授が教えたとしても、かなり非公式な形だったろうと思います。

アメリカのシニアの資産は3倍に増加

アメリカでは、その形か、あるいは、似た形の蓄財・投資が行われました。その結果、70歳の平均資産は1990年代の2000万円から2010年代の6000万円へと3倍になりました。日本は20年経っても2000万円のままでした。

理解しようとして書き写すこと

勉強方法も、「できなかった問題を復習しなさいとか、できなかった問題を繰り返し解きなさい、数学の解法を暗記しなさい」と言われます。でも、できなかった問題の解法を見ても分からないのです。できなかった問題をもう一度解こうとしても解けないのです。解法の暗記なんてできるのでしょうか。でも、理解しようとして書き写すことはだれにでもできます。理解できなければ、解法だけでなく、指針やガイド、図もそっくり書き写すことは誰でもできます。理解できれば、次には解けるのです。もし解けなければ、もう一度、理解しようとして書き写すのです。4回書き写せばかなり理解でき、解けるようになります。それでも解けない問題は、今は解くだけの力がないのですが、半年後に総合力がついたら解けるかも知れません。最終的に全問解けなくても東大には合格できます。

もう一つの共通点

投資と受験勉強法のもう一つの共通点は、最も良い方法を実行する人が少ないことです。投資はSPYに限らず、VOO、VT、低コストの外国株式インデックスファンドでも良いのですが、それを買って10年間持ち続けようとする日本人はとても少ないのです。一方で、アメリカ人はそれを実行するので資産がどんどん増加しています。

勉強は3か月で成果が出る

投資は変動要素が多いので、増加を実感するには長い場合、10年間保有し続ける必要があるかもしれません。しかし、勉強は3か月みっちり勉強すれば学力向上を実感できると思います。効果が出ると分かれば1年間継続できるでしょう。社会に出ると運に左右されることが多くなりますが、大学受験は自分の努力・実力がかなり正確に反映されます。これほど努力が報われる公正・公平なイベントは人生において他にないでしょう。悔いの無いように受験勉強をしてください。

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