つみたてNISA:2020年7月

2年半で6.1%の増加

2018年1月に始めたつみたてNISAは、積立額が大きくなるにつれて、取得金価額と評価額の差が大きくなってきました。2020年7月の積立総額は1,023,021円、評価額は1,085,019円ですから、評価益は61,998円、6.1%の増加です。評価益はまだ大したことはありませんが、このままのペースで20年間積み立てるとどうなるでしょうか。計算を単純化して、以下の通りの前提を置きます。

  • 2年半で100万円ずつ積み立てる
  • 2年半で評価益が6万円になる
  • 2年半の利回りが12%になる
年数 2.5年分積立額 2.5年分元利合計額 総額
2.5 100 106 106
5.0 100 106 225
7.5 100 106 358
10.0 100 106 507
12.5 100 106 673
15.0 100 106 860
17.5 100 106 1,069
20.0 100 106 1,304

利益は504万円

積立額は20年で800万円、それが20年後には運用の結果1304万円になります。差額は504万円で、このお金には税金がかかりませんから、利益が確定されます。

NISAかつみたてNISAか

ここで、高齢者にとって問題となるのが、NISAとつみたてNISAのどちらを選ぶべきかという問題です。65歳の人を例にとって考えてみましょう。

平均寿命と平均余命

つい最近、2019年の平均寿命が発表され、女性が87.45歳、男性が81.41歳でした。65歳の平均余命は、少し古いデータですが、平成28年では、女性が24.38歳、男性は19.55歳です。

平均値でなく中央値で見る

すると、男性は20年生きられないと思うかもしれませんが、半分以上の人は22年半生きられます。その理由は、平均余命は平均値で表されますが、半分の人と言った時には、中央値で考える必要があります。

中央値は平均値よりも3年長い

中央値とは、「大きい順にならべたときに真ん中にくる値」です。平均寿命が85歳でも、人間は、0歳や10代で死ぬ人もいます。その反対に85歳の2倍の170歳で死ぬ人はいません。つまり、死亡年齢は85歳を軸にした対象ではなく、非対称なのです。このため、中央値は平均値よりも3年長いのが、寿命の特徴です。このため、男性の半分は19.55+3=22.55歳以上の余命があります。

70歳前後までつみたてNISAをフル活用可能

従って、67歳の男性はつみたてNISAの期間をフルに活用できる確率が半分です。同様に、女性は72歳までつみたてNISAを有効利用できます。ただし、この時に認知症になっているかどうかは分かりません。結局つみたてNISAをフルに使いたいのであれば、男性は67歳、女性は72歳まで可能かもしれません。

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ファンドの特色

  1. 日本を除く主要先進国の株式に投資することにより、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
  2. 購入時および換金時の手数料は無料です。信託報酬等コストは以下の通りです。
  • 購入時手数料: ありません。
  • 換金時手数料: ありません。
  • 信託財産留保額: ありません。
  • 運用管理費用(信 託 報 酬):ファンドの純資産総額に年率0.1023%(税抜0.093%)で、ファンドから負担します。
  • 監査費用 ファンドの純資産総額に年率0.0011%(税抜0.001%)をかけた額とし、ファンドから負担します。

基準価額・純資産

基準価額・純資産の推移は以下の通りです。肌色の目盛りは右軸で、純資産総額です。折れ線グラフの目盛りは左軸で、青が基準価額、水色が税引前分配金再投資基準価額、赤がベンチマークです。2013年12月10日に設定され当時の基準価額10,000えんは、6年半後の現在、16,142円まで上昇しました

国・地域別組入比率

⇒ 7割がアメリカで、業績の良いアメリカの株式がファンド全体を押し上げています。

国・地域 組入比率
アメリカ 71.0%
イギリス 4.9%
フランス 3.8%
スイス 3.5%
カナダ 3.4%
ドイツ 3.2%
オーストラリア 2.3%
オランダ 1.5%
香港 1.2%
その他 5.4%

業種別組入比率

⇒ 情報技術は、ほとんどがアメリカでしょう。

業種 組入比率
情報技術 21.90%
ヘルスケア 14.30%
金融 13.00%
一般消費財・サービス 10.40%
資本財・サービス 9.20%
コミュニケーション・サービス 8.70%
生活必需品 8.30%
素材 4.30%
公益事業 3.50%
エネルギー 3.50%
不動産 2.90%

組入上位10銘柄

⇒ 大きな変化はありません。

銘柄 比率
1 アップル 4.2%
2 マイクロソフト 3.8%
3 アマゾン・ドット・コム 3.0%
4 フェイスブック 1.4%
5 アルファベット(C) 1.1%
6 アルファベット(A) 1.1%
7 ジョンソン・エンド・ジョンソン 1.0%
8 ネスレ 0.9%
9 ビザ 0.9%
10 プロクター・アンド・ギャンブル 0.8%

取扱販売会社は以下の通りです。

⇒ 三菱UFJ銀行 が追加になりました。

  • 今村証券
  • 岩井コスモ証券
  • エイチ・エス証券
  • auカブコム証券株式会社
  • SMBC日興証券
  • SBI証券
  • 岡三オンライン証券
  • 光世証券
  • GMOクリック證券
  • 東海東京証券
  • フィデリティ証券
  • ほくほくTT証券
  • 松井証券
  • マネックス証券
  • 楽天証券
  • 香川銀行
  • 京都銀行
  • ジャパンネット銀行
  • ソニー銀行
  • 大光銀行
  • 三重銀行
  • 足利信用金庫
  • 三菱UFJ銀行

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