確定拠出年金・つみたてNISA1年間の成績 2

<昨日の続き>

DC、つみたてNISA

昨年このブログで紹介した若い人がつみたてNISAを始めて1年が経ちました。その成績はどうだったでしょうか。昨日は円グラフの青い部分の企業型確定拠出年金DCを確認したところ、年率リターンは14.5%でした。今日は、残りの赤い部分、つみたてNISAを確認します。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

つみたてNISAは、SBI証券に口座を持ち、毎月限度額いっぱいの33,300円を<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドで運用しています。

投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year首位

この商品は、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 」で何年も首位にあり、現在も上位にいる銘柄です。日本の低コストインデックスファンドの草分け的存在で、純資産総額も大きいので安心して投資できます。

外国株式インデックスファンド

我が家の若い人は、企業型確定拠出年金、つみたてNISAの両方とも、外国株式インデックスファンドを利用していますが、その理由は、期待リターンが高く、低コストだからです。リターンが高いのでリスクも高いのですが、数十年の長期で積み立てて行けば、期待リターンが高いため、安全圏内に入り、リスクは小さくなると考えています。

まとまったお金はETF

私自身は、SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)、1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))等の株式ETFを中心に運用していますが、それは、ある程度まとまったお金のある人に適している方法です。

積み立てはインデックスファンド

一方、我が家の若い人は就職したばかりで、まとまったお金がありませんから、イデコ、つみたてNISAなどを利用するべきで、その結果、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドなどを選択することが勧められます。

年率 12.4%

それでは、つみたてNISAの1年間の成績を確認しましょう。24,767を39,613で割ると6.2%ですが、平均預入期間は半年なので、年率を計算すると12.4%になります。

  • 取得金額 399,613 円
  • 評価額  424,380 円
  • 評価益  +24,767 円
  • 年率リターン  12.4 %

コロナショックで安く買えた

この1年間は、途中で新型コロナウイルスの影響によって、株価が大幅に下がったため、安く買えたのが功を奏しました。このように、積み立て途中では相場が悪く、引き出すときに相場が高くなっているのが一番良いのです。例えば、20年後に積立金全額を引き出して、家を購入する場合には、最初の15年間の相場が悪い時にたくさん購入できて、最後の5年間で値上がりする方が良いのです。

急落しても売らない

ここで、気を付けなければいけないのは、積み立ての途中で株価が急落した時に、怖くなって積み立てを止めて、引き出してしまう人が結構多いことです。株価が急落したら、安く買えてうれしいと思うようにならないといけません。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの現状を確認しましょう。

V字回復

基準価額と純資産総額の推移です。設定日は、2013年12月10日です。青い折れ線の基準価額を見ると、2016年はチャイナショックで株価が低迷しました。2020年はコロナショックで急落しましたが、V字回復しています。

純資産総額 1,932億円

緑の線の純資産総額は、2,000億円近くまで増加してきています。

純資産 193,170百万円

トータルリターン(設定来以外は年率)

  • 1年      16.66%
  • 3年          8.99%
  • 5年          7.65%
  • 設定来   79.56%

運用方針

日本を除く主要先進国の株式に投資することにより、MSCI コクサイ インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。購入時および換金時の手数料は無料です。

ベンチマーク

MSCI コクサイ インデックス(配当込み、円換算ベース)

買付手数料(税込) なし ⇒ インデックスファンドでは当然ですが、アクティブファンドでは、1%以上取られます。

信託報酬 (税込)/年 0.1023%以内 ⇒ 今年の初めに引き下げました

信託財産留保額   なし

国・地域別組入比率

⇒ アメリカが7割以上を占めています。カナダがスイスを抜いて第4位になりました。

国・地域 組入比率
アメリカ 72.2%
イギリス 4.4%
フランス 3.6%
カナダ 3.4%
スイス 3.3%
ドイツ 3.1%
オーストラリア 2.2%
オランダ 1.4%
香港 1.1%
その他 5.2%

業種別組入比率

業種 組入比率
情報技術 23.0%
ヘルスケア 13.5%
金融 12.6%
一般消費財・サービス 11.2%
資本財・サービス 9.3%
コミュニケーション・サービス 8.9%
生活必需品 8.1%
素材 4.3%
公益事業 3.2%
エネルギー 3.0%
不動産 2.7%

組入上位10銘柄 (銘柄数:1276)

⇒ アルファベットの(C)は議決権なし、(A)は議決権ありです。

銘柄 比率
1 アップル 4.2%
2 マイクロソフト 3.8%
3 アマゾン・ドット・コム 3.0%
4 フェイスブック 1.4%
5 アルファベット(C) 1.1%
6 アルファベット(A) 1.1%
7 ジョンソン・エンド・ジョンソン 1.0%
8 ビザ 0.9%
9 ネスレ 0.9%
10 プロクター・アンド・ギャンブル 0.8%

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