◎今日のテーマ:人気の高い投資信託
SBI証券の積立設定件数人気ランキングは以下の通りです。1位だけがアクティブファンドで、他はすべてインデックスファンドです。
1位 レオス-ひふみプラス
2位 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
3位 楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンド
4位 ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
5位 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
6位 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
7位 ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
8位 楽天-楽天・全世界株式インデックス・ファンド
9位 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
10位 ニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンド
「ひふみプラス」は、バリュー株式で運用
1位の「ひふみプラス」のファンドの目的は、目論見書によると「受益者の長期的な資産形成に貢献するために、円貨での信託財産の長期的な成長を図ることを目的として、ひふみ投信マザーファンド(以下「マザーファンド」といいます。)の受益証券を通じて国内外の株式に投資することにより積極運用を行ないます。」となっています。また、ファンドの特色は、「 国内外の上場株式を主要な投資対象とし、市場価値が割安と考えられる銘柄を選別して長期的に投資します。」です。簡単に言えば、「個人投資家の長期的資産形成のために、バリュー株を運用する。」ということになるのでしょう。
「長期資産形成」
このうち、「長期資産形成」というコンセプトが、20世紀にあまりなかったので、個人投資家の共感を呼んだのでしょう。さらに、バリュー株の運用に成功したため、驚異的な成長を遂げています。気になるのは、今後もバリュー株のアクティブファンドが、今後も継続して良好な成績をおさめられるかという問題です。ウォーレン・バフェット、バートン・マルキール等が、アクティブファンドでなくインデックスファンドを推奨しています。
コストの安さ
2位、5位、6位、9位のeMAXIS Slimシリーズは、最近注目を集め、成長しています。その理由は、コストの低さです。三菱UFJ国際は、「イーマクシス スリムは、業界最低水準*の運用コスト(注)を将来にわたってめざします。」と宣言しています。このような低コストの商品が登場してきたのは、2017年のiDeCo、2018年のつみたてNISAの制度運用開始のおかげでしょう。
アメリカの低コスト会社バンガード
3位、8位の楽天の銘柄は、「バンガード®・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)」、「バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF (VT)」をマザーファンドとするインデックスファンドです。バンガード社は、アメリカでコストを徹底して低減する会社です。
ノーロード・低コスト
4位、7位、10位の<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスファンド・シリーズは、早くから低コストを打ち出した優良銘柄です。低コストのレベルでいえば、eMAXISS Slimシリーズと競い合っています。
純資産総額も重要
上記のインデックスファンドのシリーズのうち、どちらを選んでも良いと思いますが、私は低コストだけでなく、純資産規模も重要だと考えていますので、ニッセイのシリーズを選びたいと思っています。