NISAは何を買ったらよいか？

NISAで買う銘柄を考える時に、色々な評論家がいろいろなことを言います。誰を信じたらよいでしょうか？

一番信頼できるのは、投資家のウォーレン・バフェットだと思いますが、バフェットは低コストのS&P500インデックスファンドを推奨しています。

バークシャー・ハサウェイ社の株主への手紙の中で、こう書いてあります。

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「長年にわたって、私は投資のアドバイスに関する質問を受けてきました。その質問に答える中で、私は人間の行動について多くのことを学びました。私はいつも低コストのS&P500インデックスファンドを勧めてきました。あまり巨額の資産を持っていない私の友人たちの立派なところは、たいていは私のアドバイスに従ってくれたことです。ところが、個人の超金持ち、資産運用機関、年金基金で、私が与えた同じアドバイスに従ったものは全くいなかったと思います。こうした投資家は、私の考えに恭しくお礼を言って私と別れた後、高いフィーを取るファンドマネージャーの誘惑の言葉に耳を傾けるのです。もしくは、多くの資産運用機関の場合には、誇大宣伝するタイプのコンサルタントの話を聴きます。」

ウォーレンバフェットは自分の死後、相続財産についても、次の遺言を残したと公表しています。

遺言：「10％を短期国債に、90％を非常に低コストのS＆P500（バンガード社を勧めます。）のインデックスファンドに投資することです。」

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結局、私の20年以上に亘る投資の経験から言えることは、低コストのS&P500インデックスファンドが良さそうだということです。

ただし、2000年から2010年の10年間で見ると、ITバブルから始まって、10年後はリーマンショック直後ですから、リターンはほぼゼロでした。

なお、ウォーレン・バフェットはアメリカの投資家向けにアドバイスしているのですが、私たちは日本人ですから、外国為替の影響が気になります。

ドルで保有するわけですから、円安の場合は心配いりませんが、円高になったらどうなるのでしょうか。

毎年のトータルリターンは10％以上を期待できるので、数年待てば取り戻せます。あまり心配せずに、気長にアメリカのS&P500に投資する方が賢明だと思います。

しかし、最近バフェットは毎年恒例の「株主への手紙」で、こうした考えを明らかにした。10代で株式投資を始めた長年の経験を踏まえ、過去の市場急変に触れつつ「今の市場は私が若い頃とは比べものにならないほど、カジノ的な様相を見せている」と強調しています。

彼の言いたいことは、「10％を短期国債に、90％を非常に低コストのS＆P500（バンガード社を勧めます。）のインデックスファンドに投資」するのが良いが、最近のアメリカ株式市場はリスクが高くなっているので、気を付けたほうが良いということでしょう。

では、どのように気を付けたらよいのでしょうか。

一時的には、２～３割急落することがあるので、その心構えをしておくことだと思います。しかし、数年後には回復するというのが私の見方です。

S&P500の代表銘柄であるETFのVOO（バンガード社のS＆P500）と、eMAXISSlim 米国株式（S&P500）を見てみましょう。

2010年9月10日　101.78ドル　⇒　2024年12月20日　545.04

つまり、14年間で5.4倍に増えました。さらに、これ以外に毎年1％強の分配金が支払われています。

2010年9月の発売以来、14年間の平均年率リターンは14.9％です。ただし、2010年は2008年のリーマンショックの後遺症が残っていますので、かなり割り引いて考える必要があります。11％程度が実力相応と言えるでしょう。

経費率

• VOO：　　　　　　　　　　　0.03%
• 類似ファンドの平均経費率　　0.77%

ポートフォリオ構成

なお、私は以下の2銘柄を積み立てています。

• ｅＭＡＸＩＳ Ｓｌｉｍ 米国株Ｓ&Ｐ５００
• ｅＭＡＸＩＳ Ｓｌｉｍ 全世界株式(オール)