これからの10か月にできるお金のこと 2

<昨日からの続き>

個人のお金に関する重要な9つの新年の決意

新年の決心6:信用報告書をチェックする

自分の信用報告書を確認しましょう。国の3つの信用調査所のそれぞれから、12か月に一度無料の報告書を受け取る資格があります。ですから、4か月ごとに調整すれば、1年に3回無料でチェックできます。金融機関の中では無料の定期報告書を、有資格顧客に提供するところもあります。モルガン・スタンレーは最新情報を、emailで毎月提供してくれます。

新年の決心7:緊急時のために現金を貯めておく

緊急時用の現金を貯めておきましょう。多くのファイナンシャル・アドバイザーは、予期せぬ自動車修理代や、もしレイオフされた時の生活費のような緊急時のための現金を蓄えておくことを勧めています。「緊急時に備えて少なくとも6か月分の生活費が必要だ」とホフマンは言います。

新型コロナウイルスの時代には、緊急時のたくわえが今まで以上に重要です。

失業状態にあるのか、ただ単にお金に関する脆弱性を引き下げたいのあるかにかかわらず、家計支出の削減を検討することです。

新年の決心8:子供の学費支払いを助ける

『529大学教育費預金計画』をすることです。もし子供や孫がいて、あなたにお金に余裕があるなら、それぞれの子供の529口座にお金を入れるのです。年間掛金に国税庁の制限はありません。しかし、連邦税規則は掛け金を贈与として扱います。2021年は、それぞれの受取人に最高15,000ドルまで掛けることができます。配偶者も同様にできます。

それぞれ子供の15,000ドルを超える金額については、生涯不動産権と贈与の税免除に不利に作用します。そのうえ、納税の際、『書式709』で報告しなければなりません。2021年、個人は最高1170万ドルまで、連邦税や贈与税を払わずに贈与することができました。

新年の決心9:良い精神状態になりましょう、そのために、良い行いをしましょう

慈善事業に賢い寄付をしましょう。おそらくあなたは株式やファンドを課税対象口座に持っていて、その価値が大幅に上昇したでしょう。もし、慈善をしたい気持ちがあってそれができる余裕があるなら、まずそれを売ってから現金を寄付するより、保有している評価額の高い株のまま寄付するのです。

直接寄付して税申告書に明細を記入すれば、それに伴って発生するキャピタル・ゲイン税を回避できます。それにより掛け金を20%まで増やすことができます。

また、贈与した都市に、公正な市場価格で慈善の税控除を申告できます。「もしドナー・アドバイズド・ファンド(助成先の分野を指定して、公益法人等に財産を基金として寄附する制度)に寄付するのであれば、そのような便益を受けられることを覚えておいてください。」とウォードは言います。

以上が拙訳でした。

今年に入って、お金の面であまり進んでいないことが、二つあります。それは、VWOの購入と、子供の投資です。

VWOを買うチャンスはいつ?

まずはVWOの件です。現在余裕資金が500万円ほどありますので、VOO(S&P500のETF)かVWO(新興国の株式ETF)のどちらかを買おうと考えている間に数年が経ってしまいました。その間、VOOの上昇は激しく、また、昨年3月の急落の時にも買い損ねてしまいました。現在のS&P500の株価水準は非常に高いので、追加購入する気になれません。一方、新興国のVWOの株価も最近急上昇してきました。

一時的下落を待つしかない?

2005年に25ドルでスタートし、2007年のバブル時には57ドル台まで上昇しました。その直後にリーマンショックで急落し、それからはほぼ横ばい状態でした。ところが昨年の新型コロナウイルスショックで急落した後、上昇の一途です。昨年から、今年にかけて、ぼう然とするだけで何もできていません。これだけ急上昇すると、一時的に調整する可能性があるので、その時に買おうと思っているうちに、どんどん上昇して過去最高値に近づいてきてしまいました。株は難しいものです。

子供の貯蓄・投資

もう一つ、なかなか進まないのが、子供の貯蓄・投資です。私が20代、30代の頃には、現在のような低コストのインデックスファンドもETFもありませんでしたから、給与天引きを使って財形貯蓄を利用していて、利回りは3~4%でした。私の財形貯蓄は生命保険会社(富国生命)だったので、会社に出入りする会社のおばちゃんに教えてもらいながら手続きができました。しかし、今は、全部自分でする時代です。ただし、その分コストが低減され、個人投資家のリターンが増えています。

子供への指導は、はかどらず

私の子供は20代と30代ですが、投資や貯蓄に関心があまりありません。そこで「 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」(山崎元著)を渡したのですが、あまり読んでいません。私は、お金との付き合い方、金融機関の口座、運用商品、確定拠出年金、つみたてNISA、NISAなどについて、手取り足取り教えていますが、子供たちも忙しいので、なかなかはかどりません。今年中にはある程度の所まで進めたいのですが、そのことが気がかりです。

今年、子供たちにさせることは以下のとおりです。

  • 金融資産の証券口座への集約
  • 確定拠出年金の開始(30代の子供)と増額(20代の子供)
  • 特定口座で<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの購入
  • 投信積立の設定
  • 銀行口座から証券口座への自動引き落とし