個人資産の運用を2021年度はどうするか 2

<昨日からの続き>

第6に、お金が必要だという寄付の目的を確認し、同じように考える友人に伝えるためには、本気になって時間をかけることになる。喜んで寄付をするが、お金がどのように使われるのかを心配する人もたくさんいる。一人の友人が背景調査を行ったのを知り、自分と同じような人たちも寄付していることで安心すれば、進んで寄付する人もたくさん出るだろう。自分が知り、大切にする価値ある大義に、お金を出す橋渡しをする。

第7に、思い付きで投資をしようというのは、私のお金に関する経験からして危険だと思います。テレビで放送された番組にそそのかされること、ワッツアップのフォワード(転送)に基づいて行動すること、職場に流れる情報に関心を持つこと、友人との会話に基づいて衝動的に判断することは、お金や投資に関して無神経な態度です。お金は、もっと敬意を払って取り扱うものです。

第8に、衝動的にお金を特定の目的に使ったり、割り当てるのは、私のようにリタイアが間近に迫っている人間にとっては有害です。債券が満期になる以前から、そのお金を台所の改装に回そうという計画をしていますし、金貯蓄を計画したり、それに加えて純粋で高価な装飾品を買わなければなりません。それが済めば、貯蓄残高を確認し、休暇のシーズンになったかを確認します。大金が貯まると、それを使いたくなるので、それを遠い将来に使うようにし、迎えるのです。貯蓄に気持ちを集中しなければなりません。再投資が基本方針です。このように人生の致命傷となるようなことがありますので、毎年の信念に当たってリストを作り、決意を新たにするのですが、結局はうまく行かないのです。どこまで長く持続するかどうかは分かりません。自分で作ったルールを破った経験は覚えています。しかし、新年に当たり、リストを作ろうともしないで過ごしてしまってよいのでしょうか?良い人生を望んでいるのではないですか?

免責条項:このリストは私個人のお金に関する生活を反映しているものではありません。自分自身をからかう、というのが新年の私の決心の一つです。

以上、節約でした。

投資に関するアドバイスですが、まとめると以下のとおりです。また、それぞれについて、私のコメントを ⇒ の右側に述べます。

① 銀行の貯蓄口座にお金を寝かさない。

⇒ その通りです。私の場合、給与・年金を受け取り、生活費を引き出す預金口座には、必要最低限の金額しか残していません。もし、足りなくなれば、証券会社で1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))を売却して生活資金にします。退職金を受け取った直後は数千万円の銀行預金残高があり、銀行員からも電話がありましたが、今は全くありません。

② ポートフォリオをしっかりとする

⇒ 人により、状況により、適正なポートフォリオは様々かもしれません。しかし、私も連れ合いも子供たちも、似たようなポートフォリオになっています。それは外国株式のETFかインデックスファンドが中心だということです。現在のような低金利では債券に魅力はありませんし、株式の中でも国内分は半分以下にしたいと思います。

③ 投資可能なリストの作成

⇒ 私と連れ合いは、子育て、教育、住宅購入、老後資金準備などをほぼ終えていますので、リストが毎年変わるようなことはありません。結婚、出産、子育て、住宅ローン利用など、人生のステップごとに、リストは変わります。

④ 新しいことをしたいという欲望を抑える

⇒ 新しいものは、よく見えることがあります。そのことは、証券会社のアクティブファンドの入れ替わりを見ればよく分かります。証券会社は買い替えによって手数料を稼ぐようにしています。しかし、個人投資家にとって最も良い商品は、あまり変わるものではありません。いかに良い商品の例をあげます。

  • 世界最大のETFである「SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)」
  • 日本最大のETFである「1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))」
  • 世界最高の投資家ウォーレン・バフェットの推薦する「VOO(バンガード社のS&P500のETF)」
  • 「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」の1位~3位

1位 「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」/三菱UFJ国際投信

2位 「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」/ニッセイアセットマネジメント

3位 「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」/ザ・バンガード・グループ・インク

を中心に選べば間違いがないように思います。

⑤ 不動産の売買で利益を得ようとしない

不動産で儲けようとするのは、個人がやってはいけない危険な取引だと思います。個別の不動産でなく、リートであっても、株式インデックスファンドのような安定感はありませんから、私は近づかないようにしています。

⑥ 寄付

⇒ 寄付の文化は、日本に比べてアメリカの方が大きな存在です。それはキリスト教の関係もあるのでしょう。

⑦ 衝動的投資をしない

⇒ テレビやSNSの転送の情報を鵜呑みにしない。いろいろな角度から、2年、3年かけて考えた商品に適度な金額を投資するようにするのが良いのでしょう。

⑧ 年1回はお金の計画をしてみる

⇒ ほったらかしにせず、1年に1回ぐらいはお金のことをちゃんと考えてみるのも悪くないでしょう。