私のポートフォリオ 2021年5月

今月もつみたてNISA以外の売買は行っていません。つみたてNISAは野村証券の「野村つみ多々外国株投信」を限度額の33,000円、自動的に購入しています。

リターン率23%⇒14%

購入金額147万円に対して既に34万円の評価益が付いています。リターン率は23%ですが、3年3か月積み立てていますから1年当たりに換算すると14%になります。

利益が出るのは残念

利益が付いているということは、この投信の価格が上がったということで、これからは高い投信を買わなければいけないことになります。したがって、私としては残念な結果になっています。

財形年金の受給終了

今月の円グラフには財形年金が書いてありません。先月も0%で表示していましたが、受給が終わったために項目自体を抹消しました。3か月に1回、18万円ほど受け取っていたので、年間では74万円が今後は無くなります。

収入と支出はどんぶり勘定

私の場合、厚生年金と確定給付年金を合わせると350万円ほどになりますが、そのうち150万円は、所得税、住民税、固定資産税、健康保険料などで徴収されるので、残りの200万円で生活できるのかどうかわかりません。私は家計簿をつけていないどんぶり勘定ですから、他にもっと徴収されているのかもしれません。例えば、介護保険料は上記150万円には含めて、年間数万円払っているようですが、よくわかりません。今度よく確認しておきます。

楽天モバイルがやすかどうかは使ってみないとわからない

税金、健康保険料以外にも、知らない間に支払っているものはたくさんあります。電気代、水道代、JCOM(テレビ、固定電話、インターネット)などですが、あまりよくわかりません。最近の良かったと思ったことは、スマホをフリーテルから楽天に換えたことです。フリーテルも格安だったのですが、本体価格以外に毎月1000円から2000円かかっていました。しかし楽天に変更することによって、スマホ本体が実質7000円程度で手に入り、料金は1年間無料で、来年以降もおそらく1000円程度で済むのではないかと思っています。

DCとDB

さて、円グラフに戻りましょう。上の方に、DC(確定拠出年金)、DB(確定給付年金)があります。以前勤めていた会社では、老後の生活資金として、退職金、DC、DBをもらいました。退職当時のDBは1000万円、DCの元金は600万円でしたから、DBの方がはるかに大きな金額でした。しかし、DCは、外国株式インデックスファンドで運用した結果、元金の2.4倍まで膨れ上がり、DBの2倍になりました。DBは既に支給が始まっていますので、年々金額が減っていますが、それ以上にDCは評価額が増加しています。

重宝している1306

この円グラフの中で、最も融通がきいて重宝しているのが1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))です。この株式ETFは2012年初めに購入したのですが、原資は私が以前勤めていた従業員持ち株会の株式です。掛け金合計は1,000万円で、株価が上昇して2,500万円になった時に、全額を売却してすぐに1306を購入しました。その半年後に、自民党総裁が安倍晋三に変わったころから株価が上昇し始めました。タイミングとしては最高でした。しかし、今から振り返ると、TOPIX連動型のETFでなく、日経平均型のETFの方が良かったのでした。

日経平均型ならTOPIX型の1.2倍

下のグラフは、NT倍率の推移を表しています。NT倍率とは、日経平均株価(日経平均)をTOPIX(東証株価指数)で割ったもので、両者の頭文字をとってNT倍率と呼び、両指数間の相対的な強さを示しています。2012年初めは11倍強でしたが、現在は15倍になっていますから、TOPIX型のETFを買っていれば、現在の2割増しの価格になっていたでしょう。しかし理論的には、市場の実態を良く表しているのは日経平均でなくTOPIXですから、当時の判断が間違いとは言えません。また、今後は日銀のETF買いがTOPIX1本に縛られるので、日経平均型はあまり上昇しないかもしれません。

NT倍率の推移

当時TOPIXで大きな比重を占めていたのが銀行、自動車ですが、今は上位にいません。一方で、日経平均は現在ユニクロなどが価格を押し上げています。

NT倍率の長期チャートとポイント解説 - ファイナンシャルスター

ヨーロッパ、新興国、オーストラリアが好調

円グラフの中で、VGK(ヨーロッパ)、VWO(新興国)、ASX200(オーストラリア)が最近伸びています。最近十年近く、ヨーロッパ株と新興国株は低迷していて、成長していたのはアメリカだけという感じだったのですが、最近1年は他の国が伸びているようです。

VGKはリーマンショック以降の最高値

下の折れ線グラフはVGK(ヨーロッパ)の株価チャートです。昨年3月、新型コロナショックで一時的に落ち込んだ後、リーマンショック以降の最高値を付けています。

VWOは過去最高

同じ動きをしているのが、VWO(新興国)のETF株価チャートです。こちらはリーマンショック前のピーク時に並んでいます。

ASX200も過去最高

ASX200(オーストラリア)のETF株価チャートは、ヨーロッパ、新興国とは異なり、10年以上にわたって徐々に上昇してきました。オーストラリアは広大な敷地を有する先進国なので、魅力があると思っていましたが、このグラフを冷静に見ると、オーストラリア株を買っておいて良かったという気がします。

10年、20年の長期投資は世界分散か?

昨年初めの新型コロナショックまでは、世界の株式市場では、アメリカが独り勝ちでしたが、その後、日本、ヨーロッパ、新興国、オーストラリアが頑張っているようです。こういう状況を見ると、世界に分散投資しておいてよかったと思います。

来年はFRBのテーパリング

しかし、現在の状態は、世界の中央銀行が金融緩和を行って、その資金がアメリカだけでなく、日欧、新興国にめぐってきたのであって、金融緩和が出口を迎えた時にどうなるかは、なかなか見通せません。来年はFRBがテーパリングを開始するかもしれないという話が出始めています。