ETFか低コストインデックスファンドで十分
昨日に続いて、THEO(テオ)の仕組みを確認します。ただし、結論から言うと、全世界に投資するVTや三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に投資すれば十分であり、手数料は1%減らすことができるのではないかと思います。1%という数字は小さく見えるかもしれませんが、数十年の間には、数千万円の差が生じます。
お金のデザインTHEO(運用手数料:年率・税込1.1%)
カラー | 手数料 | 割引率 | カラー基準額※1 |
---|---|---|---|
ホワイト |
1.100 % (税込・年率) |
– | – |
ブルー |
0.990 % (税込・年率) |
10 % OFF |
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グリーン |
0.880 % (税込・年率) |
20 % OFF |
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イエロー |
0.770 % (税込・年率) |
30 % OFF |
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レッド |
0.715 % (税込・年率) |
35 % OFF |
|
預金を、今からTHEOに変えると
THEOは元本保証の商品ではありませんが、長期運用を続けることで、効果的な資産形成を目指すことができます。
預金のまま置いておいた場合と、今からTHEOをはじめた場合では、あなたの資産がどう変わるか見てみましょう。
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あなたの資産予想
預金だと2,084万円になりますが、
THEOで運用した場合
70%の確率で4,584万円以上になります。
50%の確率で5,779万円以上になります。
30%の確率で7,286万円以上になります。
シミュレーション算出根拠
運用期間:30年
初回投資金額:1000万円
毎月の積立金額:3万円
産出根拠を少し変更してみます
シミュレーション算出根拠(変更後)
運用期間:40年
初回投資金額:1000万円
毎月の積立金額:20万円
THEOなら50%の確率で34,032万円以上になります。
THEOの仕組み
資産運用のプロがアルゴリズムと機能を監修
おまかせ運用のアルゴリズムや機能は、京都先端科学大学教授/京都大学客員教授/東京都立大学特任教授の加藤康之、世界最大の資産運用会社ブラックロック出身のスチュワートボックス マットなど、アカデミックと資産運用のプロの両者が監修しています。
また、投資政策委員会を月1回実施しパフォーマンスや取引状況のモニタリングを行っています。
231通りのポートフォリオの中からお客さまに合わせて最適なポートフォリオをご提案
診断結果をもとに、231通りの中から一人ひとりにあったポートフォリオで運用が行われます。値上がり益重視のグロースポートフォリオ、安定性重視のインカムポートフォリオ、インフレ対策重視のインフレヘッジポートフォリオという目的別の3つの機能ポートフォリオを組み合わせます。
2021年7月時点で35歳、就業中、金融資産500万円のユーザーのおまかせ運用のポートフォリオ例
- グロース: 63%
- インカム: 28%
- インフレヘッジ: 9%
世界約70の国・地域にわたり20,000銘柄以上に分散投資
THEOのポートフォリオは、最大30種類以上のETF(Exchange Traded Fund=上場投資信託)から構成されています。細かく分解すると投資先は約70の国・地域、最終的な投資対象は20,000銘柄以上になり、徹底的な分散投資を行うことでリスク低減を図っています。
「機能ポートフォリオ」
THEOでは3つの「機能ポートフォリオ」を組み合わせることで、お客様の目的に合った資産運用を実現させています。その機能ポートフォリオとはどんなものなのでしょうか。
THEOでは、お客様の目的に合わせた資産運用を行うため、性質の異なる3つの機能ポートフォリオを組み合わせてポートフォリオを構築しています。プロファイリングによる質問(ポートフォリオ診断)を元にお客様の目的を診断し、それを元に機能ポートフォリオの割合を決定します。
主に、長期的に高いリターンを狙う「グロースポートフォリオ」、相対的に安定的かつ着実にリターンを狙う「インカムポートフォリオ」、株式との相関を避けてリスクの軽減を狙う「インフレヘッジポートフォリオ」の3つがあります。このように目的別にポートフォリオを組む方式は、世界最大級の年金基金であるCalPERS(カリフォルニア州職員退職年金基金)が取り入れて世界的に賞賛を集めた仕組みなのです。
このような方法でポートフォリオを構成している日本のロボアドバイザーは現在のところTHEOだけです。
それでは、この3つの機能ポートフォリオのそれぞれについて、もう少し詳しく説明しましょう。
3つの機能ポートフォリオ、それぞれの目的は?
グロースポートフォリオでは長期的に高いリターンを狙うために、世界中のさまざまな株式ETFを中心に投資しています。
インカムポートフォリオではリスクを抑えつつ安定的にリターンを得るために、債券ETFを中心に投資をしています。
インフレヘッジポートフォリオでは、日本の物価に対する影響が大きい輸入物価指数に連動しつつ、世界株式との相関を下げることによりイベントリスクを低減させる目的でデザインされており、コモディティや不動産などの実物資産や物価連動債などインフレーションに追随する資産のETFに投資しています。
これまでの資産運用サービスでは、「投資対象の属性」や「リターンやリスクの水準」を元に、運用手法が分類されていました。前者は株式や債券、先進国や新興国などの属性です。後者では、運用目標とされるベンチマークのマーケット全体のインデックスに連動する運用成果を目指す「パッシブ運用」や、ベンチマークを上回ることを目指す「アクティブ運用」、パッシブ運用とアクティブ運用の両立を目指す「バランス型運用」などが挙げられます。
しかし、金融サービスを目的や機能で分類する考え方が議論されるなかで、資産運用サー ビスにおいても、そのサービスを利用する投資家がどの機能を求めているのかという視点に立脚した運用が行われるようになってきています。
投資家がどのような目的で運用をするのかは人それぞれであり、その目的を達成するために必要な機能を実現するサービスを組み合わせなくてはなりません。この、機能を実現するサービスというのが「機能ポートフォリオ」であり、自分が達成したい目的に合わせてそれを組み合わせるのです。