つみたてNISA2020年11月:3年間の年平均利回りは12%

つみたてNISA(野村つみたて外国株投信)取得金額と評価額(円)
年/月 取得金額(円) 評価額(円) 評価損(円) 値上がり率
18/1 33,003 32,575 -428 -1.3%
18/2 66,005 64,323 -1,682 -2.5%
18/3 99,008 95,282 -3,726 -3.8%
18/4 132,000 130,540 -1,460 -1.1%
18/5 165,004 162,853 -2,151 -1.3%
18/6 198,001 195,271 -2,730 -1.4%
18/7 231,019 235,936 4,917 2.1%
18/8 264,025 276,818 12,793 4.8%
18/9 297,020 311,636 14,616 4.9%
18/10 330,020 312,266 -17,754 -5.4%
18/11 363,018 359,962 -3,056 -0.8%
18/12 396,011 354,408 -41,603 -10.5%
19/1 429,003 408,620 -20,383 -4.8%
19/2 462,000 462,500 500 0.1%
19/3 495,013 503,851 8,838 1.8%
19/4 528,003 558,868 30,865 5.8%
19/5 561,020 553,476 -7,544 -1.3%
19/6 594,014 605,191 11,177 1.9%
19/7 627,053 655,648 28,595 4.6%
19/8 660,002 643,616 -16,386 -2.5%
19/9 693,020 707,277 14,257 2.1%
19/10 726,009 758,528 32,519 4.5%
19/11 759,020 829,016 69,996 9.2%
19/12 792,065 890,642 98,577 12.4%
20/1 825,034 919,219 94,185 11.4%
20/2 858,078 881,820 23,742 2.8%
20/3 891,122 754,797 -136,325 -15.3%
20/4 924,063 882,996 -41,067 -4.4%
20/5 957,035 960,576 3,541 0.4%
20/6 990,027 1,040,040 50,013 5.1%
20/7 1,023,021 1,085,019 61,998 6.1%
20/8 1,056,092 1,189,758 133,666 12.7%
20/9 1,089,101 1,193,415 104,314 9.6%
20/10 1,122,011 1,191,408 69,397 6.2%
20/11 1,155,036 1,355,987 200,951 17.4%

年平均利回りは12%

値上がり率は、今年3月にマイナス15.3%、11月にプラス17.4%となり、上下動の激しい1年でした。今年の12月にどのような変動があるかは分かりませんが、平均積立期間約1.5年で17.4%上昇したということは、年平均で12%ですから、結構高いレベルだろうと思います。銀行預金しかしたいない人から見ると、12%という数字は信じられないような数字かも知れません。少し上がりすぎな感じもしますので近いうちに5%~10%の調整(つまり下落)があってもおかしくありません。

野村つみたて外国株投信

野村つみたて外国株投信の現状を確認します。青い線の基準価額は、今年の2月に最高値を付けた後、3月に急落して、V字回復しました。このグラフは2020年10月30日時点なので、その後12,700円まで上昇しています。純資産も3月に急落した後、順調に伸びて現在は240億円にまで伸びています。

野村スリーゼロ外国株式投信

業界最安の低コストをうたったNISA専用ファンドの「野村スリーゼロ外国株式投信」は、現在の純資産総額が2.9 億円しかありませんから、野村證券としては目論見が外れたと思っていることでしょう。この商品は、2030年12月31日までの信託報酬率を0%、2031年1月1日以降の信託報酬率は0.11%(税抜0.10%)以内の率とするものとし、同種ファンドにおける業界最低水準を目指して決定するという商品です。伸び悩みの原因は、

  • 発売のタイミングが遅すぎたこと
  • つみたてNISA専用ファンドであること
  • スリーゼロ以外のインデックスファンドはコストが高いので投信積立したくないこと
  • Web交付サービスであること

だと考えます。野村証券を選んで使い続けている人は、対面の窓口対応や、紙の報告書を送ってくれることにメリットを感じているのではないかと思われますが、それらができなくなるのでは、このファンドを選ぶデメリットがメリットよりも大きいと考えます。野村証券は手詰まり状態ですが、次の一手が期待されます。

資産別配分

元に戻って、野村つみたて外国株投信の資産別配分は、次のとおりです。新興国株式の割合が比較的大きいと感じます。

  • 先進国株式:85.9%
  • 新興国株式:14.0%

国・地域別配分は以下の通りです。

国・地域 純資産比
アメリカ 61.8%
中国 3.8%
イギリス 3.6%
スイス 3.1%
カナダ 2.9%
その他の国・地域 24.7%
その他の資産 1.8%

通貨別配分

通貨別配分は以下の通りです。アメリカ・ドルの影響が大きく見えますが、実は最終的に円に換算されますから、日本・円の影響が一番大きいと思います。香港・ドルが4・1%を占めていますが、今後の行方はどうなるのでしょうか。

通貨 実質通貨比率
アメリカ・ドル 66.4%
ユーロ 8.7%
香港・ドル 4.1%
イギリス・ポンド 3.7%
カナダ・ドル 2.9%
その他の通貨 14.3%

組入上位10銘柄

中国のアリババとテンセント、台湾の台湾セミコンダクターが目につきます。

銘柄 国・地域 純資産比
APPLE INC アメリカ 4.2%
MICROSOFT CORP アメリカ 3.1%
AMAZON.COM INC アメリカ 2.8%
FACEBOOK INC-A アメリカ 1.4%
ALIBABA GROUP HOLDING-SP ADR 中国 1.2%
ALPHABET INC-CL C アメリカ 1.0%
ALPHABET INC-CL A アメリカ 1.0%
TENCENT HOLDINGS LTD 中国 0.9%
TAIWAN SEMICONDUCTOR 台湾 0.8%
JOHNSON & JOHNSON アメリカ 0.8%