◎今日のテーマ:リーマンショックでも売らずに持ち続ける
連れ合いに1306とSPYを勧める
2007年ごろ、世界的に株式相場が良好で、私の持株会株式も元金の3倍くらいになっていましたので、気持ちも大きくなっていました。そこで、資産運用について検討していた私は、連れ合いに1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)とSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)を購入するように強く勧めました。1306とSPYは、日米最大のETFで安心感がありました。連れ合いが銀行預金を元手にETFを購入することを説得しました。その結果、91%を1306、5%をSPY、残り4%で欧州投資銀行債券を買いました。
購入直後にサブプライム問題、リーマンショック発生して評価額が5割以下に急落
しかし、その直後にサブプライムローン問題が発覚し、翌年にはリーマンショックが起こり、評価額は元本の半分以下になりました。投資した1000万円以上の元本が500万円以下になったのです。連れ合いから私への非難はすさまじいものでした。連れ合いの怒りはもっともなことです。連れ合いは、「一度損切りして、もっと安くなってから、買い戻すべきだ。」と繰り返し主張しました。それに対し、私は、「それが成功するなら、みんな金持ちになってしまう。今は、我慢して、売らずに持ち続けるべきだ。」と繰り返し言いました。
2012年からの相場回復に乗って追加購入
そんな議論(喧嘩?)が何年か続きましたが、2013年に入ると、世界の株式相場が回復したうえに、日本銀行の異次元緩和で、円安になり株式相場が好転してきました。それまで、売りも買いもせずにいましたが、連れ合いは自らの意思で、2012年から2年連続で、1306を追加購入しました。
2014年から外貨MMFも購入
2014年には私の勧めで、SPYとUSMMFなどの外貨MMFを購入しました。元本は銀行預金です。
現在は高級車2台分の運用益
2015年にはかなりの運用評価益が出ました。その後、チャイナショックで、下落したこともありましたが、2017年後半には相場が急騰して、現在の運用益は、高級車がほぼ2台分まで膨らんできました。この10年の資産運用とは別に、以前勤めていた会社が倒産してしまったため、持株会株式が評価ゼロになってしまいました。それを含めても、まだ高級車1台分以上の評価益は出ています。
現在は、私の信用もかなり回復してきていまして、アドバイスを聞くようになってきました。
現在のポートフォリオは、1306が5割、SPYとVOO(アメリカのS&P500のETF)が4割、1割がUSMMFなどの外貨MMFです。外貨MMFは近いうちにVOOに変換する予定です。
今後の8年間で2倍になりそう?
この10年の間、ETFを買い続けて、一度も売らずに持ち続けた結果、少しずつ運用益が出てきています。今から思えば最初の5年間で、計画的に1306とSPY(又はVOO)を買っていれば、年平均リターンが9%以上なので、今頃は楽に元本の2倍になっていたと思いますが、それは後から振り返って思うことです。しかし、今から8年後には2倍になっていることを期待できるのではないかと思っています。
私の資産運用に関する信頼が回復
その結果、今の私と連れ合いの関係は良好です。二人とも、還暦を過ぎても、パートタイマーとしてコツコツ働く一方で、海外旅行や登山、シュノーケリングツアーを楽しんでいます。