◎今日のグラフ①:野村證券確定拠出年金新興国株式・REITの期間収益率
昨日の投稿記事の外国株式は、日本を除く新興国を対象にしていますが、今日のグラフは、新興国株式と、日本・世界のREITを見ます。
REITの市場規模は小さい
左から、新興国株式、JREIT、世界REITです。世界のREIT市場の規模は130兆円、株式市場の規模は5150兆円ほどのようです。つまり、REIT市場は株式市場の3%未満に過ぎません。REIT市場は歴史も浅く、投資対象とするには不安があります。株式市場のうち、新興国市場は510兆円ほどです。
新興国株式市場のリスク
3年ほど前に、私が新興国のETFを野村證券で買おうとしたときに、対応してくれた社員が、「新興国株式はリスクが大きいのでやめた方が良い。私の顧客でVWO(バンガード社の新興国株式のETF)を買った方は一人もいません。」と言われて、その時はやめましたが、その後調べた結果、特に問題はないと判断して、VWOを買いました。新興国株式の1年リターンは、現在あまり冴えません。
日本と世界ののREIT市場
日本のREITは、昨年は下落傾向でしたが、今年は少し持ち直しているようです。一方で、世界のREITは、最近1年間低迷しているようです。アメリカは金融緩和から引き締めへと向かう中、REIT市場への投資が減っているという話がありますが、REIT市場はよく分かりません。日本の株式は、日経平均やTOPIX、アメリカの株式はダウやナスダックの指数を毎日、毎時間、NHKが放送してくれるので、様子が分かりますが、REITは全く分かりません。分かったからと言って、それが資産運用のプラスになるかといえば、ならないと思いますが、安心感を期待できません。したがって、私はREITを買うつもりはありません。
野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け) | 野村J-REITファンド(確定拠出年金向け) | 野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け) | |
野村證券確定拠出年金1年期間収益率 2018年8月 |
4.81% | 8.35% | 2.95% |
◎今日のグラフ②:野村證券確定拠出年金新興国株式・REITの信託報酬
新興国株式のインデックスファンド
野村の新興国株式インデックスファンドの信託報酬は0.6%と高い水準です。
REITの信託報酬
私の保有しているVWO(バンガード社の新興国ETF)の信託報酬は0.14%です。商品の純資産総額が違い過ぎるので、単純には比較できませんが、0.6%では、利用したいとは思いません。REITの信託報酬も高いので、コストに厳しい私としては、買いたいという気持ちにはなりません。
野村新興国株式 インデックスファンド(確定拠出年金向け) |
野村J-REIT ファンド(確定拠出年金向け) |
野村世界REIT インデックスファンド(確定拠出年金向け) |
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野村證券確定拠出年金信託報酬2018年8月 | 0.6048% | 1.0260% | 0.5724% |
債券
債券については、国内、外国ともに、超低金利水準のままです。野村證券の債券は、具体的には以下の通りです。
- [野村DC国内債券インデックスF] 0.73%
- [野村DC外国債券インデックスF] 0.06%
この水準では、投資しようという気はなりません。外国債券については、為替リスクも発生します。