50歳代、60歳代のための具体的投資(70歳代以上の方もどうぞ) 13

<昨日の続き>

昨日のVOOに続き、VTの内容を確認します。

⇒ は、私のコメントです。

VT

昨日のVOO(アメリカのS&P500のETF)に続いて、今日ご紹介する外国株式ETFはVTです。VTは、全世界の株式に投資しています。

チャート

2008年6月に49.50ドルでスタートし、その直後2009年3月にリーマンショックで24.93ドルまで下落しましたが、現在は94.28ドルです。12年強で1.9倍になりました。アメリカS&P500ほどは上昇していません。なお、分配金は毎年2%程度支払われています。

投資アプローチ

  • FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指します。
  • インデックス・サンプリング法を用いたパッシブ運用です。
  • ファンドはフルインベストメントを維持します。
  • 米国を含む全世界の先進国株式市場および新興国株式市場への幅広いエクスポージャーを提供します。
  • 低経費によってトラッキングエラーを最小限に抑えます。

日本株式の為替手数料が往復でかかっても大丈夫

全世界に投資しますので、その中には日本も含まれています。そうするとその分の為替手数料が往復で発生して無駄なように思えますが、バンガード社はそれ以上に低コスト化を図っていますので、コスト面で心配することはありません。

このETF1本でファイナンシャル・アドバイザーの仕事がなくなる

また、純資産総額は2.4兆ドルを超えていますが、VOO(S&P500に投資)の18兆円やVTI(全米株式に投資)の16兆円に比べると小規模です。その理由は、アメリカのファイナンシャル・アドバイザーが、この銘柄を顧客に紹介すると、十分に分散された商品のため、アドバイザーの仕事がなくなってしますから、勧めないのだそうです。

現在バブル気味のアメリカのウェイトが少なめ

過去10年間は、アメリカ以外のヨーロッパ、日本、新興国の株式市場に足を引っ張られてきたためVTのリターンは、あまり高くありませんでした。しかし、現在、アメリカの株式市場は、多少バブル気味の面があることは否めませんので、アメリカ一本よりも、世界に投資するVTの方が安心感があるかもしれません。

それではVTバンガード・トータル・ワールド・ストックETF)の内容を確認します。

投資アプローチ

  • FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指します。
  • インデックス・サンプリング法を用いたパッシブ運用です。
  • ファンドはフルインベストメントを維持します。
  • 米国を含む全世界の先進国株式市場および新興国株式市場への幅広いエクスポージャーを提供します。
  • 低経費によってトラッキングエラーを最小限に抑えます。

ベンチマークについて

米国を含む先進国および新興国約47ヵ国の大型・中型・小型株約8,000銘柄で構成される、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動したパフォーマンスを目指します。

ファンドの概要

  • 設定日 : 2008/06/24
  • 金融庁届出日 : 2009/06/10
  • 基準通貨 : USD
  • ファンド純資産総額 : $ 240.2 億ドル (約2.5兆円) 2020/12/31 現在
  • ETF純資産総額 : $ 169.2億ドル(約1.7兆円) B 2020/12/31 現在
  • 主取引所 : NYSE Arca
  • 地域 : グローバル
  • 時価総額/投資スタイル : 大・中・小型株 / —
  • 経費率(年率) 0.080 %

⇒ 純資産総額1兆円以上、信託報酬0.1%以下が購入基準

私は6年前にVTの購入を検討したことがありましたが、当時はVTの純資産総額が1兆円に達していなかったので購入せず、代わりに、VTが世界分散する割合で、ヨーロッパ株のVGK、新興国株のVWOを購入しました。ETFを購入する際の私の基準は純資産総額が1兆円以上です。もう一つの基準は、経費(信託報酬)が0.1%以下ですが、現在のVTは0.080 %ですから、こちらもクリアーしています。

保有上位10銘柄   2020/12/31 現在
順位  保有銘柄
1 Apple Inc.
2 Microsoft Corp.
3 Amazon.com Inc.
4 Alphabet Inc.
5 Facebook Inc.
6 Tesla Inc.
7 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. Ltd.
8 Berkshire Hathaway Inc.
9 Johnson & Johnson
10 Tencent Holdings Ltd.

純資産総額に占める上位10銘柄の割合 13.7 %

⇒ 上位の企業は、GAFAM(ガーファエム)テスラですが、7位に台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング、10位にテンセント・ホールディングスが入っています。

市場別構成比率 2020/12/31 現在

市場    構成比率
米国    56.6 %
日本    7.2 %
中国    4.8 %
英国    4.1 %
フランス  2.6 %
スイス   2.5 %
カナダ   2.5 %
ドイツ   2.4 %
オーストラリア  2.1 %
台湾    1.9 %
韓国    1.8 %
インド   1.3 %
オランダ  1.0 %
スウェーデン  1.0 %
香港    0.9 %
イタリア  0.7 %
デンマーク 0.7 %
ブラジル  0.7 %
スペイン  0.6 %
南アフリカ 0.5 %
フィンランド  0.4 %
ベルギー  0.3 %
シンガポール  0.3 %
Saudi Arabia  0.3 %
タイ    0.3 %
ロシア   0.3 %
ノルウェー 0.2 %
マレーシア 0.2 %
メキシコ  0.2 %
インドネシア  0.2 %
イスラエル  0.2 %
ポーランド  0.1 %
アイルランド 0.1 %
オーストリア 0.1 %
ポルトガル  0.1 %
ニュージーランド  0.1 %
フィリピン  0.1 %
アラブ首長国連邦  0.1 %
チリ     0.1 %
トルコ    0.1 %
その他    0.1 %
カタール   0.1 %
Kuwait    0.1 %

⇒ 日本に住む日本人だから、少し多めに日本株ETFを持つ

アメリカが56.6%、日本は7.2%です。私は日本に住む日本人なので、日本株の構成比率はもっと多く、1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))を25%程度保有しています。アメリカ株は、6割程度保有しています。

10,000米ドルを10年間投資したと仮定した場合の推移

5年後1.8倍、10年後3.6倍

横軸のメモリが見にくいのですが、一番左の12月10は、2010年12月、一番右の12月20は2020年12月です。2010年10月に1万ドルを投資すると、5年後には13,585.92ドル、10年後には24,539.85ドルに増加しています。10年間で2.4倍になっていますが、スタート時点の2010年は、まだリーマンショックの影響で株価が低迷していた時期ですから、高めに増加しているようです。72の法則で考えると、10年で2倍、つまり年率リターンが7.2%と程度考えることが妥当かも知れません。それでも十分に効率ですが…。

<明日に続く>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です