11年で2.42倍
運用資産総額は、2010年を指数100とすると指数227です。つまり1億円保有して投資していれば2億2700万円になっているということです。しかもこの間、生活費等で指数15、つまり1500万円ほど引き出していますから、運用益は1億4200万円です。11年で2.42倍になりました。
タワーマンションは買っても良いか?
港区白金62㎡新築マンションは、いわゆるタワーマンションです。タワーマンションは現在は高級住宅ですが、数十年後には建て替えができないという話もあり、購入して良いものかどうか、私にはわかりません。また、タワーマンションで育った子供は、成績が伸びないという話もあります。
年平均利回りは7%超
2010年に本格的投資を始めてから、年平均利回りは7%を超えています。現在のポートフォリオは、外国株式ETFを中心に一部日本株式ETFも保有していますが、7%という高い利回りは、株式を中心に運用しているからこそ達成できたのです。もし、国債をはじめとして、内外の債券に投資すれば、この数字は実現できませんでした。
最初から株式ETFに投資しておくべきだった
逆に、2010年の当初から全額、株式ETFに投資していれば、年平均利回りは10%になっていたでしょうが、それほどうまくいかないのが投資です。年平均利回り7%で満足しないといけません。
GPIFのポートフォリオ
ところで、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のポートフォリオは以下の通りです。
- 国内株式:25%
- 外国株式:25%
- 国内債券:35%
- 外国債券:15%
私は、国内株式は全額1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))で投資し、外国株式はSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)、バンガード社のETF投資していますが、一般的には、どのような銘柄に投資しているのでしょうか。
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国内株式ファンド
2位と5位の銘柄はブルベアで、株価が上昇しているときはリターンが高いのですが、下がるときも激しく、しかも、コストが高いので、買わない方が良いでしょう。1位、3位、4位の銘柄は、おすすめ銘柄で、トータルリターンは45%程度です。8位、9位、10位銘柄はアクティブファンドですから、コストが高いので避けなければいけません。
順位 | ファンド名 | 分類 | 純資産(百万円) | トータルリターン(1年) |
1 | SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 国際株式 | 272,940 | 46% |
2 | SBI-SBI日本株4.3ブル | ブルベア | 23,010 | 159% |
3 | 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 国際株式 | 235,930 | 45% |
4 | 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 国際株式 | 549,060 | 46% |
5 | 大和-iFreeレバレッジ NASDAQ100 | ブルベア | 101,501 | 100% |
6 | SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド | 国際株式 | 17,004 | — |
7 | ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | 国際株式 | 311,905 | 46% |
8 | アライアンス-アライアンスバーンスタイン米国成長株投信D毎月H無予想分配金提示型 | 国際株式 | 1,157,770 | 42% |
9 | 三井住友DS-グローバルAIファンド(為替ヘッジあり予想分配金提示型) | 国際株式 | 84,889 | 79% |
10 | 三井住友DS-グローバルAIファンド(予想分配金提示型) | 国際株式 | 221,421 | 84% |
国内債券
1位の銘柄はアクティブファンドですから、コストが高いので、避けるべきです。コストが安いことで人気のある2位、3位、4位の銘柄は、トータルリターンがマイナスです。もともと、日本の超低金利市場では、トータルリターン2%、3%などを望むことはできません。つまり、現在のような状況では債券に投資してはいけないのです。アメリカの債券はもう少しだけリターンがありますが、外国為替リスクがありますから、やはり、今は敬遠した方が良いのでしょう。
順位 | ファンド名 | 分類 | 純資産(百万円) | トータルリターン(1年) |
1 | 明治安田-ノーロード明治安田社債アクティブ積立 NISA ノーロード | 国内債券 | 2,716 | 2.78% |
2 | 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 国内債券インデックス積立 NISA ノーロード | 国内債券 | 13,832 | -0.04% |
3 | ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド積立 NISA ノーロード | 国内債券 | 8,339 | -0.15% |
4 | One-たわらノーロード 国内債券積立 NISA ノーロード | 国内債券 | 18,879 | -0.15% |
5 | 三井住友TAM-日本債券インデックスe積立 NISA ノーロード | 国内債券 | 1,669 | -0.35% |
6 | 三井住友TAM-SMT 国内債券インデックス・オープン積立 NISA ノーロード | 国内債券 | 29,342 | -0.33% |
7 | 明治安田-明治安田日本債券オープン(毎月決算型)積立 NISA ノーロード(INT) | 国内債券 | 13,463 | 2.18% |
8 | 三井住友DS-三井住友・日本債券インデックス・ファンド積立 NISA ノーロード | 国内債券 | 78,819 | -0.11% |
9 | ニッセイ-DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)積立 NISA ノーロード | 国内債券 | 7,577 | 4.18% |
10 | One-DLIBJ公社債オープン(中期コース) | 国内債券 | 44,641 | 0.53% |
結局、内外の株式インデックスファンドやETFに投資していれば、7%程度のリターンが期待できるという結論になります。