VWO:バンガードFTSEエマージング・マーケッツETF2022年2月

VWO

バンガードFTSEエマージング・マーケッツETF(Vanguard FTSE Emerging Markets ETF) は、FTSEエマージング・マーケッツ・インデックスに連動 する投資成果を目指し、ブラジル、ロシア、インド、台湾、中国、南アフリカなど、世界中の新興国市場で大型・中型株を保有します。時価総額加重型です。

VOOを買うか、VWOを買うか

私が2016年に、野村證券でVWOを買おうとしたところ、担当者から、新興国はリスクが大きいからやめた方が良いと言われました。その後、購入して現在の評価額は約1千万円です。最近数年間、余裕資金の投資先として、S&P500のVOOと新興国のVWOのどちらを追加購入するか悩んでいましたが、昨年の秋にVWOを買いました。今はVWOを買わなくて良かったという気持ちですが、もう少し待って、今、安くなったVOOを追加購入するのが最も良い選択肢ではありました。

投資の分散化として新興国は必要か

株式ETFの投資国を日本、アメリカ、ヨーロッパ、新興国に区分けして考えると、リスクの高い新興国を含めずに日米欧の先進国に絞るという考え方も有効であり、日本人が好きな方法である世界全体に投資するのが良いのかどうか、よく考える時期かもしれません。

VWOは1年間で8%下落

VWOの最近1年間のチャート見ると、1年前の52.49ドルに対し、現在は48.37ドルですから8%下落しました。VOOは1年間で15%上昇していますから。VOOの方に軍配が上がります。

VWOの株価チャート 2022年1月31日現在

プーチンの保有資産23兆円は世界1位?

ロシアのウクライナ侵攻に対して、米欧日などの先進国は経済制裁を科しはじめましたが、時間がかかるようです。なお、プーチンの保有資産は23兆円とも言われていますから、フォーブスの長者番付ランキングを上回って、世界1のようです。

順位 名前 関連 年齢 資産額
(兆円)
1 ジェフ・ベゾス アマゾン アメリカ 57 19.29
2 イーロン・マスク テスラ アメリカ 49 16.46
3 ベルナール・アルノー LVMH フランス 72 16.35
4 ビル・ゲイツ マイクロソフト アメリカ 65 13.52
5 マーク・ザッカーバーグ フェイスブック アメリカ 36 10.57
6 ウォーレン・バフェット バークシャー・ハサウェイ アメリカ 90 10.46
7 ラリー・エリソン オラクル アメリカ 76 10.14
8 ラリー・ペイジ グーグル アメリカ 48 9.97
9 セルゲイ・ブリン グーグル アメリカ 47 9.7
10 ムケシュ・アンバニ リライアンス・インダストリーズ インド 63 9.21

英語版を日本語に翻訳

世界最大級の資産運用会社であるバンガード社の日本法人(バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社)が2021年2月28日をもって廃業しました。その結果、日本語版のETFの商品説明をやめてしまったので、英語版を日本語に翻訳してその内容を確認します。

製品概要

  • 中国、ブラジル、台湾、南アフリカなど、世界中の新興市場にある企業の株式に投資します。
  • 目標は、FTSE新興市場オールキャップチャイナAインクルージョンインデックスのリターンを綿密に追跡することです。
  • 成長の可能性は高いですが、リスクも高いです。 株価は、米国を含む先進国に投資する株式ファンドよりも上下に変動する可能性があります。
  • 長期的な目標にのみ適しています。

ETFのデータ

  • 資産クラス:国際/グローバルストック
  • カテゴリー:多様化した新興市場
  • IOVティッカーシンボル:VWO.IV
  • 経費率:2021年2月26日現在  0.10% ⇒新興国へと投資としては低コスト。
  • CUSIP:922042858
  • ETFアドバイザー:バンガードエクイティインデックスグループ

価格と利回り

  • 市場価格:2022年2月25日現在  $ 48.36
  • NAV:2022年2月25日現在    $ 48.11
  • プレミアム/ディスカウント:   0.18ドル

リスク潜在性

アグレッシブファンド: リスクレベル5

アグレッシブに分類されたバンガードファンドは、株価が非常に大きく変動する可能性があります。 これらのファンドは、長期的な投資期間(10年以上)を持つ投資家に適している可能性があります。 これらのファンドに関連する異常に高いボラティリティは、いくつかの戦略に起因する可能性があります。

⇒リスク潜在性がヨーロッパのと同じランク5となっていますが、ヨーロッパと同じであるわけはなく、ランク7か8にした方が良いでしょう。

パフォーマンス 平均年間収益 2022年1月31日現在

⇒1月末時点で既に1年間パフォーマンスは、マイナスになっています。

1年間 3年間 5年間 10年間 2005年3月4日設定以来
バンガードFTSEエマージング・マーケッツETF -1.50% 9.05% 8.53% 4.33% 6.70%
Spliced Emerging Markets Index (ベンチマーク) -2.51% 8.99% 8.34% 4.27% 6.75%

10,000ドルの仮想成長 2022年1月31日現在

⇒10年前に1万ドルを投資していたら、1万5千ドルになっていたということです。この水準は、日米欧に投資するよりはるかに低いので、新興国の経済成長は先進国より著しく高いという先入観が、株価に関しては当てはまらないことを示しています。

特徴 2022年1月31日現在

  • 純資産合計:1,120億ドル
  • 株式数:5293
  • 上位10銘柄の純資産割合:21.4%

月末の持ち株割合 2022年1月31日現在

1.台湾積体電路製造株式会社7.00%
2.Tencent Holdings Ltd. 4.80%
3.アリババグループホールディング株式会社2.80%
4.美団1.40%
5.リライアンスインダストリーズリミテッド1.30%
6.Infosys Ltd. 1.00%
7.中国建設銀行株式会社0.90%
8.ヴァーレSA0.80%
9.住宅開発金融株式会社0.70%
10.MediaTek Inc. 0.70%

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