どの金融機関と付き合うか:証券会社 対面 ネット 野村 iDeco  NISA つみたて

どの金融機関に口座を開設するのかという問題は、とても大事なテーマ

投資を始めるにあたって、どの金融機関、更に具体的に、どの証券会社に口座を開設するのかという選択は、取扱商品、商品のコストだけでなく、その会社の持つ安心感という面からも、とても大事です。

対面証券会社かネット証券会社か

iDeco、NISA、つみたてNISAといった新制度を利用する場合、金融機関としては、銀行などではなく証券会社に焦点が当たると思います。インターネットで調べてみると、コストの低いSBI証券や楽天証券のようなネット証券が脚光を浴びていることが分かります。しかし、私のような50歳代、60歳代の人間にとって(そうで無い人もたくさんいらっしゃるでしょうが、少なくとも私と連れ合いは)、店舗も担当者も見たことのない会社はやはり少し不安です。しかも、現代はATMをはじめとして金融関係の様々な詐欺もあります。従って、できれば証券会社の窓口で、あるいは、少なくとも電話で、いろいろと確認をしながら進めたいというのが本音です。ただし、百万円程度の金額の取引ならインターネット取引でも構いません。

私は対面証券会社を選びました。

私自身、口座を持っている証券会社は、30年間にわたって野村證券1社でした。それで、特に不自由しませんでした。というのも、つみたてNISAをしていたわけでは有りませんし(もともと、今まで有りませんでしたが)、株の取り引きを頻繁にしていたわけでもありません。長年勤めていた会社を退職したときに、持株会から自社株を移管しただけで、他の個別株を買ったり、売ったりすることはありませんでした。

個別株の売却とETFの購入

数年前にその個別株式の価格が上昇し始めたので、今が1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)に移管するいいタイミングだと思いました。そこで毎週、その株を少しずつ売るとともに、売却資金で指値をして1306を買い足していきました。数か月でほぼ全額を移管し終わったので、その後、株の取引はしなくなりました。

株式の売買手数料が高くても支障はあまりない

ネット証券なら売買手数料はさらに安いのでしょうが、私のように、バイ・アンド・ホールド(買った後はそのまま保有する)という主義の人間にとっては、売買手数料はほとんど気になりません。ただし、その個別株は、窓口ではなく、電話でもなく、インターネットでの取引ですから、ネット証券ほどではないにしても、かなり安いと思います。投資ブロガーの多くの方が株式売買の手数料について、詳しく記事にされるてネット証券の有利性を説明されることがありますが、私にとっては、一生に一、二回ぐらいしか取引をしないので、いくら手数料が高くても10年、20年で割り算すると、ほとんどゼロに近くなります。従って、ネット証券会社と対面証券会社のどちらでも良い金額なのです。それよりも30年以上付き合いがあって、支店も昔と同じ場所に有って、昔と同じように取引できる安心感の方がはるかに大事なのです。

ETFの信託報酬は安い方が有利。ただし流通量も大事。

一方で、ETFの信託報酬については、保有している間は毎年かかるので0.1%も差がある場合にはかなり決定的な差になるでしょう。SPY(アメリカSPDRのS&P 500の ETF)とIVV、VOO(アメリカのバンガード社のS&P 500の ETF)は0.055%の差ですが、取引量はSPYが圧倒的なので、全体の評価としては甲乙つけがたいと思います。従って、今まで購入してきたSPYに加えて、IVV、VOOにも投資したいと考えています。

対面証券会社でETFなどの投資はすぐに実現できます。

野村証券、大和証券、SMBC日興証券等に、元々口座があればETFや、つみたてNISAなどを利用した投資はすぐできます。ネット証券でなくても大きな不満はありません。ただし、対面証券会社を利用する場合、外国債、ラップファンドなどの勧誘があっても耳を貸さない勇気と決意が必要だと思います。

取扱商品によって金融機関が決まる場合があります。

私は大和証券にも最近口座を開設していました。S&P500のETFを増やしたいのですが、SPY(アメリカSPDRのS&P 500の ETF)の割合が多くなり過ぎたので、IVVかVOO(アメリカのバンガード社のS&P 500の ETF)を大和証券が扱っていればそれを買おうと思いました。しかし大和証券にその取扱いがなかったので、野村証券のVOOを買いました。取扱商品によって取引金融機関が決定される例です。

 

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