先月の評価額は過去最高でしたが、今月はそれより340万円減少しました。340万円というと、かなり大きなお金ですが、グラフで見るとそんなに大きな落ち込みではありません。アメリカの株式相場は悪くても、日本では円安効果によって、資産評価額はあまり下落していないからです。
評価益は、高級車6台分相当ですが、連れ合いは自動車を買うつもりはなく、駐車場は開いていて、植木鉢が置いてあります。
脱脂粉乳で育ったパックン
このブログで時々登場するパックン(パトリック・ハーラン)は、子供のころ貧しく、生活保護を受けていた時期もあったそうです。脱脂粉乳の提供を毎日飲んで背も大きくなったそうですが、脱脂粉乳の話を日本人高齢者にすると、懐かしいと言って喜ばれるそうです。
高齢者の貧困救済策
アメリカでは、過去数十年の間に、子供の貧困率が劇的に減りましたが、その理由は、子供のいる家庭には、不名誉な印象を与える生活保護ををやめて雇用を促進するように努めたからだそうです。アメリカでは、貧困に陥っている高齢者家庭もたくさんありますが、様々な救済措置があるようです。CNBCの2022年9月26日の記事で見てみましょう。以下は拙訳です。
およそ600万人の高齢者が貧困ライン以下で生活しています。これらの資源を利用すれば、苦しんでいる高齢者を助けることができます
要約
- およそ600万人のアメリカの高齢者が、貧困ライン以下で生活しています。
- 幸いなことに、米国には苦労している高齢者を支援するためのリソースが何千もある。
65歳以上のアメリカ人の貧困率は上昇傾向にあります。米国国勢調査局の最新データによると、米国で貧困ライン以下で暮らす高齢者の割合は、2020年の8.9%から2021年には10.3%に上昇しました。つまり、国内の600万人近い高齢者が生活苦に陥っていることになります。
「この増加は、多くの人にとって退職後の生活保障の基盤である社会保障と医療保険が、すべての高齢者を貧困から救うには十分ではないという事実に、明らかにしています」と、全米高齢者協議会の会長兼CEO、ラムゼイ・アルウィンは述べています。
幸いなことに、苦労している高齢者が利用できる資源は何千とあります。貧困の苦しみを少しでも和らげるために、高齢者ができることをいくつか紹介します。
食費の補助を申請する
多くの高齢者が、利用できるすべての食糧支援を活用していないと専門家は指摘しています。2015年の調査では、連邦政府の補助栄養支援プログラム(SNAP)に参加する資格のある高齢者は半数以下であることが判明しました。
「高齢者の場合、プログラムに関する多くの誤解と、不名誉なイメージがある傾向があり、残念ながらそれは人々が助けを求めることの妨げになっています」と、メゾン・ア・ジューイッシュ・レスポンス・トゥ・ハンガーの公共政策担当副社長のジョシュプロタスは述べています。
定収入のある退職者にとっては、余剰のお金はとても役に立つ可能性があります。1人世帯の場合、1ヶ月の給付額は最大250ドルで、食料品店、オンラインショップ、ファーマーズマーケットなどで受け取ることができます。
SNAPは、援助を受けるために、所有資産や収入に関する規則規則があり、社会保障の受取金額も考慮されます。それでも、家賃や養育費など特定の費用は控除されることがあり、専門家は、その資格がある可能性のある人は、適用されるべきであると言っています。
また、米国農務省には、60歳以上の特定の低所得者が果物、野菜、チーズなどを含む毎月の食品パッケージを受け取れる商品補助食品プログラムがあります。
一方、メディケイドの医療保険に加入している退職者は、Mom’s Mealsを通じて無料の食料を受け取ることができるかもしれません。また、メディケア・アドバンテージの医療保険制度の中には、退院したばかりの人や慢性疾患を抱えている人を対象に、この制度による食事の給付を行うものもあります。
食事は通常2〜3週間ごとに届けられ、ソールズベリー・ステーキ、パスタ、ミートボール、スイート&サワーチキンなどの料理が用意されています。アレルギーがある場合は、その旨を伝えることができ、ベジタリアンや、がん、糖尿病など特定の疾患を持つ人の食事にも対応しています。
Mom’s Mealsの広報担当者は、無料の食事を受ける資格があると思われる高齢者は、メディケイドやメディケアの担当者に連絡することを勧めている。
健康保険と薬代について相談する
高額な医療保険や処方箋の費用は、退職者の収入を大きく圧迫する可能性があります。
幸いにも、一部の高齢者は、メディケア貯蓄プログラムの下で毎月の保険料を維持するための支援を受けることができるかもしれない、と患者は医療へのアクセスと支払いを支援する非営利団体、全国患者支援財団の広報担当者、ケイトリン・ドノバンは述べています。
「もし資格があれば、保険料、控除額、自己負担額がカバーされ、誰にとっても非常に大きな経済的救済となる」とドノバン氏は述べました。
さらに、処方箋をカバーするメディケアパートDに登録されている人は、エクストラヘルプの資格があるかどうかを確認する必要があります。このプログラムは、薬にかかる費用を軽減することができます。この制度は年間5,000ドル以上の価値があると、ドノバンさんは言います。
また、高齢者の医療費負担を支援する慈善団体も数多くあります。例えば、Copays.orgでは、自己負担金、保険料、控除額、市販薬に充てるための資金を申請することができます。
National Patient Advocate Foundationでは、歯科治療から終末期医療に至るまで、地域の援助を検索できる金融情報ディレクトリを用意しています。
その他の選択肢 …
極めて低所得でなければ受給資格はありませんが、退職者の中には、65歳以上または障害者のための手段別プログラムである補助保障所得プログラムを受けることができる人もいるでしょう。
昨年12月、250万人以上がソーシャルセキュリティと補足給付の両方を受け取り、個人で月841ドルという高額の給付を受けることができました。申請は社会保障庁のウェブサイトか、800-325-0778に電話することでできます。
National Council on Agingは、「Benefits checkup」というウェブサイトを開設しており、高齢者が利用できる2,000以上のリソースを郵便番号別に紹介しています。また、同協議会では、「You Gave, Now Save」というガイドを用意しており、高齢者の電話代や固定資産税などの出費を助ける最も手厚い給付についての情報も掲載しています。
さらに、高齢者の中には、収入を増やすために少しパートタイムの仕事をすることができるかもしれません。
ニュースクールのRetirement Equity LabのディレクターであるTeresa Ghilarducciによると、65歳以上のアメリカ人の3分の1以上が現在パートタイムで働いています。
米国労働省には、低所得で職のない高齢者が仕事を見つけ、一定の訓練を受けることを支援するプログラムがあるとギラードゥッチ氏は言う。また、全米の非営利団体SERと、職業訓練を提供する地域組織のネットワークも利用できます。