SPY、VOO、IVVの総計比率と純資産総額:資産運用のモデルパターン⑧

◎今日のグラフ:SPY、VOO、IVVの総経費(保有コスト)率と純資産総額

経費率は、SPYだけがわずかに高い。

S&P500のETFには、SPY、IVV、VOOの3商品があります。設定されたのもこの順で、1993年、2000年、2010年です。私と連れ合いは、このうちSPYとVOOを保有して、IVVは保有していませんので、その順でグラフを作りました。SPYは、米国そして世界で初めて設定されたETFで、現在、米国そして世界最大のETFです。総経費率については、SPYだけ年率0.0945%で他の2銘柄より高い水準です。それでも、純資産総額が最大なので、当面総経費率を下げそうもないです。それでもその差はわずか0.05%程度ですから、SPYが不利とはとても言えないでしょう。総計比率は日本のETFでは信託報酬に相当するものです。

純資産総額はSPYが最大。

純資産総額はSPYが最大です。バンガード社は、他の銘柄ではとてもいい成績を収めていますが、S&P500のETFに関しては、SPY 、IVVに後れを取っているので、なかなか挽回できません。

ウォーレンバフェットは、妻への遺言の中で、『S&P500のETF』、特にバンガード社のVOOを勧めています。

アメリカの投資家で大富豪のウォーレンバフェットは、妻への遺言の中で、「遺産の9割を『S&P500のETF』で運用するように」言っています。S&P500のETFの中でも、コストの低いバンガード社のVOOを勧めています。VOOが総計比率を0.0.4%に下げた時に、IVVは、VOOに負けじと同じ0.04%に下げました。そのため、現在の純資産総額の順位が維持されているようです。バンガード社は、すべての銘柄でコストを低くしています。コストカット努力とともに、バンガード社の商品を買った人が自動的にバンガード社自体の出資者になることによって、他の人に配当を払わなくて済むような仕組みを取り入れているそうです。ウォーレンバフェットは、9兆円の資産を持っていると言われ、そのうちの85%をビル&メリンダ・ゲイツ財団などに寄付するそうです。

ティッカー SPY VOO IVV
運用会社 ステート・ストリート・バンク・アンド・トラスト・カンパニー ブラックロック・ファンド・アドバイザーズ ザ・バンガード・グループ・インク
ブランド SPDR バンガード iシェアーズ
総経費率(%) 0.0945 0.0400 0.0400
純資産総額(億ドル) 2810 882 1506
設定日 1993年1月22日 2010年9月7日 2000年5月15日

(注)データは2018年1月調査時点のものです。

◎今日のテーマ:資産運用のモデルパターン⑧

<昨日に引き続いて、資産運用のモデルパターンの説明をします。>

2.モデルパターンの応用形

① VOO、IVV、VGK、VWO、EUN2、IMEU、VT等の外貨ETFを買い増す

② 税の優遇措置のない投信積立

③ 米国の金利が高くなれば米国債を買う

④ 外貨の資産を20年以上かけて、7割、8割、9割まで高める

⑤ 金、REITの購入について

⑥ NISA

⑦ 変動10年国債

⑧ 財形、小規模企業共済、国民年金基金

 

<解説>

① VOO、IVV、VGK、VWO、EUN2、IMEU、VT等の外貨ETFを買い増す

IVVとVOO

米国のS&P500のETFには、SPY以外にも、IVVとVOOがあります。IVVとVOOの純資産額はSPYには及びませんが、信託報酬は両商品とも0.04%とSPYの半分以下です。100万円の保有残高に対して信託報酬は、1年間でIVVとVOOが400円、SPYが945円です。SPYも十分に低いコストですが、それよりも更に低い水準です。純資産額の規模、取引量、コストを総合的に判断すると、どれを選んでも大差ないと思います。

VGKとVWO

米国以外の地域のETFを保有したいなら、ヨーロッパのVGK(純資産総額2兆円、信託報酬0.1%)、新興国のVWO(純資産総額10兆円、信託報酬0.14%)があります。これらはドル建てです。

EUN2、IMEU

ヨーロッパのETFでユーロ建ての商品を選びたい場合には、EUN2、IMEUも候補になります。両方とも純資産額5000億円程度です。経費率はそれぞれ、0.16%、0.35%です。

VT

VTは、バンガード社の商品で、 米国を含む全世界の先進国株式市場および新興国株式市場に投資できます。信託報酬も0.11%と安くなっています。ドル建てです。

S&P/ASX 200

オーストラリアのETFで、豪ドル建てです。純資産総額は2800億円、信託報酬 は0.19%です。

ちなみに私と連れ合いの場合

1306とSPY以外には、VOO、VGK、VWO、S&P/ASX 200に投資しています。IVVは野村証券で取り扱いしていないので買えません。EUN2、IMEUについては、私の採用基準である純資産総額が1兆円に達していなかったので、選択しませんでした。VTは現在1兆円に達しましたが、数年前は1兆円に達していなかったので選択しませんでした。また、VTには日本株を8%含んでいます。日本株を減らすという方針に反しますので敬遠しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です