◎今日のグラフ:私のつみたてNISA
評価損と購入価格が安いこと
つみたてNISAの制度がスタートしたのは2018年1月ですから、ちょうど半年が経過しました。青い線が取得金額、赤い線が評価額です。ほぼ、同じ動きをしていますが、かすかに取得価額の方が高く推移しています。つまり、わずかながら損をしているということです。もう一つの見方は、評価額が低いということは、購入価格も低いので、安く買えているということです。将来、相場が上がってくれば、安く買えたファンドの利益が増すということになります。
ハンバーガーと株式
ウォーレンバフェットなら、このような時期に購入したことを、「安く買えてよかった。」と考えるようです。彼は、「人々は、ハンバーガーが安く買える時には喜ぶくせに、ファンドが安くなると残念に思う。私にとっては、ハンバーガーもファンドも同じで、安く買えればうれしい。」という言う趣旨の発言をしています。
◎今日のテーマ:私が資産運用のほとんどをETFにした理由
ギャンブルは好まず
私の現在の資産運用は、iDeCo、DB、財形年金、つみたてNISA以外は、ほぼ全額が日本と海外のETFです。その理由は、とても高いリスクを冒して、高いリターンを狙ったものではありません。私は、競馬などの公営ギャンブルもやりませんし、パチンコやマージャンは昔やったことは有りますが、あまり好きではなく、すぐにやめてしまいました。
元々の資産
私の50歳代における元々の金融資産は、大きく分けると、勤めていた会社の持株会から引き出した個別株式と退職金等の現金の2種類です。
個別株式を1306に買い替え
社員持ち株会で貯めていた株をいつまでも個別株式の形で持っていると、暴落したり、あるいは倒産する(実は私の妻が持っていた持ち株会の株が倒産してゼロになってしまったのです。)恐れがありますから、そのことへの対策が必要です。このため、価値がゼロになることのない1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)に買い替えました。これは日本最大のETFです。銀行預金も元本保証の金融商品ですが、将来インフレが起きた時には、価値を損ないます。一方で、株式の相場は、インフレとともに上がる可能性があるため、防衛手段としてETFが有効だろうと考えたのです。
現金の一部で外貨MMFを購入
日本の国債残高がどんどん膨らんでいく結果、最終的には、日本は将来ひどいインフレになるだろうと考えました。その防衛策として、外国の先進国に分散してMMFを保有しておくのが良いだろうと思いました。過去数十年のデータを見ると、日本よりは外貨MMFの方が金利が良かったので、多少の為替変動があっても、何年かのうちには為替変動リスクを吸収できるだろうと考えました。
外貨MMFを外貨ETFに買い替え
しかし、米欧の金利がどんどん下がって、日本と同じゼロ金利が続くようになったため、為替リスクに備えて、他の手段を講じる必要が出てきました。
そこで、過去数十年にわたってしっかりした利回りの実績のある商品としてSPY(アメリカSPDRのS&P 500の ETF)などの外貨ETFに買い替えたのです。SPYは世界最大のETFです。