老齢厚生年金の振込通知書

◎今日のグラフ:年金振込通知書 2018年後半

日本年金機構から年金振込通知書が、私と連れ合いに送られてきました。この通知書は半年に一回送られます。

厚生年金の各期支払額(概算)
260000
連れ合い 70000

特別支給の老齢厚生年金

私たちは60歳前半であるため、老齢基礎年金は支給されません。受け取るのは老齢厚生年金です。老齢厚生年金は、給与所得の高い人には支給されません。私たちは二人とも、非正規のパートタイマーであるために、年間の給与所得が少ないので、老齢厚生年金が支給されます。

保険は全員には支払われない

もし、年収が600万円あるとすると、支給はされません。所得が十分に多いために、生活を維持するために年金を支給する必要がないという考え方です。年金は資産ではなく、社会保険という保険ですから、全員に支払われるわけではないのです。

特別支給の老齢厚生年金は繰り下げ支給ではありません

また、60歳代前半に受け取る老齢厚生年金は、60歳代前半に受け取らなければ、その分が65歳以降の支給額に上乗せされることはありません。つまり、繰り下げ支給の老齢基礎年金とは異なります。

パートタイマーの道を選んで親の介護

私の場合は、老齢の親の介護のために毎週数日間使いたかったので、パートタイマーの道を選択しました。その分、勤めている会社から受け取る給与は減ったものの、特別支給の老齢厚生年金を受け取ることができるので、かつかつですが、あまり退職金には手を付けずに済んでいます。

年間の支給額

その特別支給の老齢厚生年金は、概算で各期26万円ですから、毎月13万円、年間で156万円です。連れ合いの支給額は概算で各期7万円ですから、毎月3.5万円、年間で42万円です。年金の振り込み日は原則として偶数月の15日です。自転車操業ですが、何とか家計は回っています。

◎今日のテーマ:老齢厚生年金と自分で保有・運用する金融資産の関係

金融資産の8割以上はETF

私は自分の保有する金融資産の8割以上を株式のETFで運用しています。世間で販売されている雑誌やロボアドバイザーなどからすると、リスク資産の割合が多すぎると言われています。しかし本当にそうでしょうか。

雑誌やロボアドバイザーを鵜呑みにしない

雑誌や、ロボアドバイザーの質問項目や場合分けには、支給される厚生年金の金額が明示されていないという問題があります。

厚生年金はほぼ元本確保

厚生年金の支給額は、デフレの時には少し減額になり、インフレの時には増額になります。支給金額の変動としては、かなり元本確保に近く、しかもある程度インフレにも対応してくれる、とても安心できる金融資産とみなすことができます。

厚生年金の額を含めた資産運用

私と連れ合いの65歳以降の厚生年金の合計額は300万円台の後半になりそうです。これを20年間受け取るとすると、6000万円になります。つまり、6000万円は、個人型変動国債のような元本確保型の資産を保有しているのと同じ状態です。従いまして、私としては、あまり不安を感ずることなく、金融資産の相当部分を株式のETFで運用することができています。