日米欧中央銀行の総資産

◎今日のグラフ:日銀の総資産

日本銀行の総資産が、今年3月、初めて500兆円を超えました。2013年には100兆円台でした。量的質的金融緩和開始前の約3倍です。FRB(アメリカ連邦準備理事会)の総資産額は、すでに2017年に超えています。しかも、FRBは資産の減少が始まっています。ECB(欧州中央銀行)も資産購入を減少させているため、来年には、ECBの総資産を超えて世界最大の中央銀行になると予想されています。

中央銀行 総資産残高:兆円、2018年3月末
日本銀行 528
FRB 482
ECB 581

日本の人口、GDPは、米欧よりはるかに小さい

現在、中央銀行の総資産額は3つとも、ほぼ同じレベルですが、それぞれのGDPや人口に比べてはどうなのでしょうか。下の棒グラフで、青はGDP(100億ドル)、赤は人口(100万人)です。GDPはアメリカの4分の1、ユーロ圏の5分の2しかありません。人口も、アメリカ、ユーロ圏の2.5分の1以下です。

将来の大幅なインフレ

日本銀行の国債、ETFの買い入れは、すぐに取り止める様子はありません。この状況が続けは、政府・日銀の期待どおりインフレが実現されることになると思われます。しかし、それは2%といった、穏やかなインフレではなく、5%、10%というかなりひどいインフレになる恐れが十分にあります。

政府を動かせない庶民がやるべきこと

私たち一般の庶民に、政府にもの言う立場にはありません。選挙で政治を修正することにも限界があります。しかし、私たちは、今後とも生活し、人生を送って行かなくてはいけません。私たちが、できることは何かを考えなければいけない状況に来ていると思います。

GDP:100億ドル 人口:100万人
日本 487 123
アメリカ 1939 325
ユーロ圏 1261 338

◎今日のテーマ:資産運用に関する私の勉強方法

資産運用、経済などに関して私の勉強している素材を書いてみました。

(1)テレビ、ラジオ、インターネット、新聞、雑誌、書籍の関連記事、放送等

① インターネット:ロイター、ブルームバーグ、日経電子版のコラム、経済評論家などのコラム、ブログ、投稿、記事

② STOCKVOICEのテレビ、インターネットの配信

③ NHKなどの毎時の相場動向

④ 朝日新聞、日経新聞等全国紙の関連記事

⑤ 投資に関する雑誌、書籍購読

などです。

重要なのは中長期の予測

これらの情報は日々の変動、数週間の変動、数か月から1年間の変動、数年間の変動の解説と今後の見通しなどを述べていますが、私にとって重要なものは今後数か月から1年間の変動、今後数年間の変動の解説と見通しです。ここでいう解説は、ほとんどの場合、後講釈であって、それがあらかじめわかっていれば、将来を正確に予測できるはずである。しかし、将来のことはだれにも分かりません。その解説がすべて正しいとは思っておらず、参考程度に見ています。それでも、毎日これらのコラムなどを読んでいると、業界用語や知識も少しずつ身に着くような気がしています。

自分の資産運用にどう生かすか

しかし、私が身につけなければいけない知識・判断力は、これらのコラムなどをどのように判断して自分の資産運用に生かすべきかという能力だと思います。専門家のような知識をたくさん身につけることは、私にとっては、あまり重要ではなく、誰の意見のどういう部分を選択して自分に合った方法を作り出すことが私のすべきことだと思います。また、それが楽しみでもあります。

(2)年金、金融機関からの報告書を読むこと

過去においては、あまり熱心に見ませんでしたが、最近はよく読むようにしています。

(3)ブログを書くために調べること

このブログを書き始めてから、できるだけ正しい知識を身に着けようと努力しています。