三菱UFJ銀行訪問記1:外貨預金 NISA 

◎今日のテーマ:三菱UFJ銀行訪問記1:外貨預金 NISA

外貨預金のパンフレット

ある程度まとまった余裕資金をどう運用するのが良いのかを相談に行きました。店内には、外貨預金のパンフレットがたくさん置いてあったのですが、それについてに説明はありませんでした。パンフレットによると

  • 2年もの  年2.7%
  • 1年もの  年2.3%
  • 為替手数料(預入時)は、通常1円のところ50銭、となっています。

為替手数料は往復で1円50銭

この50銭というのは100円に対する金額です。預入時は50銭ですが、引き出し時は、窓口限定商品のため1円になり、往復で1円50銭になります。日本の銀行預金がスーパー定期でも0.01%ですから、2.3%、2.7%という水準は、高く見えますが、為替変動リスクがあるので、決して高くはないと思います。

SPYのトータルリターンは8%以上

アメリカの代表的なETFのSPY(アメリカSPDRのS&P500)は、毎年8%以上のトータルリターンを期待できるので、ある程度の長期運用を前提とすれば、為替変動リスクを行き受けても問題ないと思います。一方、外貨預金の2%台の金利では為替変動リスクを容認できないと思います。

人生100年時代???

最近の金融機関のテレビコマーシャルで、「人生100年時代」という言葉を聞くようになりましたが、その可能性は極めて低いでしょう。私の父親は100歳近くまで生きましたが、それは、100人のうち1人の割合です。私の年代でも、90歳まで生きる人は5人に一人だといわれています。「人生100年時代」というキャッチフレーズは、金融機関が不安を掻き立てて、金融商品を買わせようとしているのかも知れません。

自分のお金の色分け

担当銀行員の説明の中で、「自分のお金を3つに色分けしてみましょう。」というのがありました。

  1. 生活費やいざという時のお金:これは銀行預金にする。
  2. 目的に向けて確保しておくお金:これはマイホームの修繕資金などでしょう。
  3. 当面使う予定のない将来に備えるお金:老後の生活費、配偶者や子供に残すお金です。

ファンドラップと保険商品

今回、私に提案のあった商品は、ファンドラップと保険商品2件でした。投資信託と、外貨預金はありませんでした。

三菱UFJ銀行の行員の本音

最近、日経新聞に掲載された「君たちは銀行でどう働くか メガバンク若手に本音を聞いた」という記事がありました。その中で、三菱UFJ銀行の行員の発言があります。「取引先の社長に投資信託や遺言信託を売りたくなくても半ば強引に勧めないといけない。そうした金融商品は複雑で正直、理解が難しい面もあります。昔は定期預金を勧めていたけど、いまは外貨建ての保険といった感じですね。」というものでした。

今回の三菱UFJ銀行訪問記では、外貨建て保険も含めて3商品を提示されました。

(明日に続く)