私のポートフォリオ2020年6月

つみたてNISAを33,000円買い増し

今月もつみたてNISAを33,000円買い増しただけで、それ以外にETF等は売買していません。それでも先月より評価額が200万円増加しています。私は、株式市場や自分の金融資産の動向にあまり関心がない方だと思います。

ETFは財形と同じ感覚

1980年頃から、財形貯蓄でコツコツとお金を貯めてきましたが、現在のETFも同じような感覚で、金融資産を保有しています。その根底にあるのは、ETFに対する信頼と安心感です。

十分な分散投資

日本の株式については、1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))で運用していますから、約2,000銘柄に分散投資しています。これだけ分散していれば、十分に安心していられますし、ここまで分散してだめなら、他の手を打ってもだめだと思います。アメリカの株式は、SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)を中心にVOOや、野村つみたて外国株投信、DC(確定拠出年金)でも運用しています。DB(確定給付年金の先にも、アメリカ株式があります。)

原資1000万円が現在4500万円

1306は2012年の初めに2500万円で買ったものが、現在は4500万円まで成長してきました。原資の2500万円も、更にその原資は1000万円の従業員持株会でした。

原資400万円がゼロに

私の従業員持株会の個別株式は、とてもうまくいったパターンですが、逆に連れ合いはカ社が倒産して400万円がパーになってしまったのですから、個別株式というのは怖いものだと思います。そういった理由から、私は早めに個別株式を売却して、倒産の心配のないETFで運用するようにしたわけです。

2%の分配金

TOPIXで運用する1306は、アメリカの株式ほど成長力が大きくありませんが、毎年2%の分配金が入りますから、その2%を楽しみにのんびりやって行こうと思います。現在の超低金利時代には、銀行預金などでは2%の利子は付きませんから、ほぼ確実に2%増えるETFは大事な投資先です。

気になるところ

私のポートフォリオを見ていると、気になるところがいくつも有ります。気になるといっても、完全に間違っているというわけでは有りません。ただ、もしこうしていたら、更に良い結果が得られたのではないかというものです。

◎ 1306

NT倍率

日本の株式に投資するのであれば、TOPIXか日経平均が良いと思います。TOPIXと日経平均の比率をNT倍率で表すことがあって、その計算式は、

NT倍率 = 日経平均 ÷ TOPIX

なので、現在のNT倍率は22,334 ÷ 1,554 = 14倍 です。2000年代初めには長らく10倍だった時代が続いていたのですが、最近10年間で徐々に上昇しています。

NT倍率が上昇!リスクなのか投資好機なのか? | トウシル 楽天証券の投資 ...

日経平均とTOPIXの特徴

その理由は、日経平均株価は値がさ株の影響を受けやすく、一方TOPIXは時価総額の大きい株に影響を受けやすいという特徴があります。特に現在は銀行の株価が低いという影響を受けているようです。資産を分散する目的であれば、日経平均のETFでも、TOPIXのETFでもどちらでも構いませんが、株式市場全体の実態をよく表すのはTOPIXなので、私は1306を選びました。しかし、NHKなどのテレビ・ラジオや新聞で紹介されるのは日経平均ですから、日経平均を選ぶ方法もあったのです。

今選ぶならTOPIX?

日経平均を選んでいれば、2割程度評価額が高かっただろうと思うと、少しだけ残念です。今から、どちらかを買うとしたら、どちらを選んだら良いでしょうか。将来のことはいつも分からないというのが、私の考えですが、過去の歴史だけ見ると、もうこれ以上はNT倍率が上がりそうもありませんから、TOPIXの方を選びたい気がします。

1306より1308?

TOPIXのETFも数種類ありますが、その中で、純資産総額が最大のものが1306、信託報酬の最も安いものが1308です。購入した当時は、最大の証券会社系列の野村證券が良いと思ったのですが、最近はコストを気にするようになったので、日興の1308の方が良かったかもしれないと思っています。信託報酬は以下の通りです。

1306 年0.121%(税抜年0.11%)

1308 年0.0968%(税抜年0.088%)

年間の差額は12,100円

その差は0.0242%で、5,000万円を投資していると、年間12,100円です。このぐらいの金額だと、あまり気にしても仕方がないか、という感じです。今から、買い替えるつもりはありませんが、初めて買うのであれば、1308の方が良いかも知れません。1308の純資産総額は現在5兆円を超えていますので、規模的にも十分に大きいといえます。

割合と金額

銘柄選択と同時に重要なのは、どれほど投資するかという量の問題です。量という場合には、2通りの考え方があり、割合と、金額です。割合でいうと、日本株式は、投資全体の、5割、4割という考えがあります。GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のように、全体の4分の1、つまり25%を投資する考えがあります。ただし、GPIFは、これ以外に25%を国内債券に投資していますから、日本への投資という観点に立てば、5割ということになります。個人投資家にとっては、超低金利の現在、日本の債券に投資するのは、疑問符が付きます。

成り行きで決まった26%

私は、手持ちの個別株式を全部売却し、その資金で1306を買ったので、特に思想があって現在の26%にしているわけでは有りません。ちなみに、連れ合いは5割近く1306を保有しています。