子供にお金の苦境をどう教えるか2

<昨日の続き>

コロナウイルスで、経済的に苦境に陥った時に、子供にどう話すかという問題です。子供は、何となく普段とは様子が異なり、不安を抱えていますので、何らかの情報を伝えた方が良いのです。普通の子供に対する話し方は昨日書きましたが、今日は、特別な大砲が必要な子供の場合です。

特別な対応の必要な子供はどうするか?

お子さんが身体障碍者であったり、行動に問題を抱えていたり、心配事があっても、お金の困窮を話すことには気配りが必要です。子供に集中できるようになるまで会話を待つことです。加えて、しなければならないのは以下の通りです。

  • 悪いニュースを受け止める子どもの能力を考える。何かを言う前に、もし子供の感情が爆発した場合に、どのようになだめ、落ち着かせるかを考えるのです。子供は普通でないことに対して、普段の反応を示します。親のすべきことは、子供が学んだ対応技術を引き出すように手助けすることです。

 

  • 伝え過ぎない。普段通り、子供の心配やストレスを増やさないように、子供の質問に答えるだけで十分です。

 

  • 簡明にする。スタービノウは、こう言います。ほとんどの子供たちは、能力が低くても、食料品店とは何かが分かっています。しばらくの間は、食料品店に出かけることによって、家族や他の人たちを守っていることを、教えましょう。そして食料品店だけですし、必要な時だけです。

 

  • 感情の爆発を予想する。自分のストレスや不安が高まった時に子供が食ってかかるのは、人間だからです。「障害のない大人だって、感情をあらわに出すのですから、子供だってストレスを表すために何かするのは当然だ。」とスタービノウは言います。

有意義な体験を通じてお金のことを教えましょう。

コロナウイルスのことを考えないようにできるというのは嘘でしょう。現に、2020年をパンデミックがアメリカをシャット・ダウンした年だ、ということを常に覚えているでしょう。子供達も同様に覚えているでしょう。子供たちが現在を振り返った時に、思い出してほしいのでしょうか?どんな教訓を持っていてほしいのでしょうか?

最も有意義な会話は、食洗器から食器を取り出しているときやタオルを折りたたんでいる時にすることもあります。

  • この経験から何を学ぶと思いますか?子供たちの曽祖父(あるいは曽曽祖父)は大恐慌を経験し、収入以下で生活する価値や緊急時の資金をどのような優先順位で使うかを学びました。子供とお金について話す時に、貯蓄する知恵、楽しみを先に延ばすことの重要性、クレジットカードの最も良い使い方を話すのです。最後に、子供たちが経験から学ぶであろうと思われる教訓を尋ねるのです。

 

  • 自分にとって何が一番大切か?終焉に際して、自分の持ち物を自慢する人はほとんどいません。でも築き上げた人間関係を誇るでしょう。人間関係や経験が、新しいおもちゃや道具に、常に勝っていることを常に理解するようにして、何が大事で、何が大事でないかを話すのに、今は良いタイミングです。

 

  • お金を使わずにどうやって楽しむか?ファイナンシャル・コンサルタントのウィニー・サンが、予算の範囲内で楽しむことを幼い息子たちに教えたいときに、ダイニング・ルームのテーブルを卓球台にしました。彼女は卓球のラケットを引っ張り出し、息子たちに、レゴで『ネット』を作るようにけしかけました。彼女は、男の子たちが裏庭のバケツで、庭に植えて世話をできるように、種も注文しました。息子たちが2020年と自宅非難の経験を振り返った時に、10戦とも使わずに、どれほど楽しかったかを思い出してほしいと、サンは言います。

 

  • 家計を助けたいか?年上の子供を家計の会議に招くのです。子供は既に厄介な状況であることを知っていますが、家計に関して発言することで、年上の子供は、より大きなコントロール間を持ち、予算内で消費し、物事は結局よくなっていくということをわからせることになります。

自己管理する

スタービノウは特に子供と家にいる両親を気にかけていて、自己管理がちゃんとできたいないと心配しています。長い間教育者である彼女によれば、自己管理の仕方によって、パンデミック、お金、失業、その他の生活が変化した環境に、直接的な影響を与えるのです。

「自分が参った時には、一歩退くことです。子供の学校の宿題を手伝うためにストレスがたまっているのなら、それを半分に妥協するのです。」と彼女は言います。「自分のストレスを子供に向けてはいけません。それよりは、自分の行動を修正するのです。どうしているかを知るために他の親に話し、社会的支援グループを立ち上げたり参加し、子供の先生に助けを求めるのです。もし自分の世話が見られなければ、どうやって子供の世話を焼くことができるのでしょうか?」

戸外で毎日子供と過ごすことも、スタービノウは勧めています。散歩をする、歩道でチョークのお絵描きをする、雌雄の車道やポーチでピクニックをする、あるいは、単にゲームをする。「親子で、体を十分に動かすのです。心身にとって良いのです。」

コロナウイルスを思い出すと、快適になるよりは不安の方が大きいのですが、今は落ち着かないと感じているアメリカ人がたくさんいます。本当のところ、私たちは乗り越えることができるでしょう。世界の見え方が少し違ってくるかもしれませんが、必ずしも悪いことではありません。もし、子供が学校に戻り、自分が仕事に戻った後に、自分のお金の行方をコントロールしたいという気持ちになったとしたら、それができる方法を探すことです。それまでは、これを機に、子供たちに忍耐力を教えるのです。