SPY、IVV、VOO、VTIの比較

◎今日のテーマ:SPY、IVV、VOO、VTIの比較

SPYは26年で6.7倍

S&P500のETFであるSPYは、2019年現7月現在298ドルと最高値を更新し、1993年1月の44ドルの6.7倍以上に成長しました。経費率は0.0945%と高いのですが、取引量が多いので、特に機関投資家が多く保有しているようです。

IVV

IVVを販売しているブラックロック社は、世界最大の投資信託の会社です。しかし、純資産額はSPYに、経費率はVOOに負けているので、強みが少ないという問題があります。このため、野村證券はIVVの販売を行っていません。

VOO

VOOは、設定日が2010年と遅かったのですが、ウォーレン・バフェットが自分の死後の運用銘柄として推奨していて、経費率も最低なので急成長しています。経費率は、運用管理費用(信託報酬)のことです。バンガード社は、VOOを発売する以前からVTIを販売していました。

VTI

VOOがS&P500のETFであるのに対し、VTIはアメリカのすべての市場を対象としたETFです。中規模、小規模の企業も含んでいるので成長性が優れています。

日経平均

アメリカと比較すると日本はひどい状況です。1993年当時の日経平均は24,000円程度でしたから、その水準を現在下回っています。

日本の株式市場と異なり、史上最高値を更新し、相変わらず順調なアメリカ市場の代表的ETFを比較しました。

ティッカーシンボルSPYは、この4銘柄の中で最も長い歴史を持つ銘柄です。純資産総額は2760億ドルで、世界最大です。

ティッカーシンボル SPY IVV VOO VTI
会社 ステート・ストリート・
グローバル・
アドバイザーズ株式会社
ブラックロック ザ・バンガード・グループ・インク ザ・バンガード・グループ・インク
運用方針 S&P 500 指数の価格と利回りに、経費控除前で連動する投資成果を上げることを目標とします。 S&P 500 ETF は、米国の大型株で構成される指数と同等の投資成果をあげることを目指しています。 S&P500指数のパフォーマンスへの連動を目指します。
大型株を投資対象とします。
CRSP USトータル・マーケット・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指します。
グロースおよびバリュースタイルに分散した大型株、中型株および小型株へのエクスポージャーを提供します。
設定日  2001/05/24 2000/5/15 2010/9/7  2001/05/24
純資産総額 $ 276 B $ 180 B $ 106B $ 109 B
1年トータルリターン 11.46% 10.38% 10.30% 8.96%
3年トータルリターン 14.93% 14.15% 14.14% 14.03%
5年トータルリターン 10.69% 10.67% 10.67% 10.17%
経費率 0.0945% 0.04% 0.03% 0.03%
野村證券
大和証券
SBI証券
楽天証券