VWOの分配金:配当利回り

◎今日のグラフ:VWO(バンガード社の新興国のETF)の分配金

配当は年間4回

野村証券から、VWOの外国証券分配金支払いのお知らせが届きました。VWOはバンガード社FTSEの新興国のETFであり、その分配金について説明します。1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)の配当は年間で1回7月だけですが、VWO(バンガード社の新興国のETF)は年4回の配当です。一番左の緑の棒グラフは昨年の同時期の配当で、6月、9月、1月、4月の配当が最近1年間です。

配当利回りは、2.29%

年間合計で1.0757ドルですから、株価が47ドルですので配当利回りは、

1.0757÷47=2.29%

になります。この水準は、1306やSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)が1%台ですから、少し高い水準にあります。

配当はUSMMFで受け取り

VWOの配当は、すべてノムラ外貨MMF US マネーマーケット ファンドで受け取ります。このUSMMFを円に換金すれば為替手数料がかかってしまいますから、私の場合、USMMFのまま置いておき、ある程度金額がまとまったところで、VOOなどの外貨ETFを買おうと思っています。

VWO単位あたり分配金(ドル:2017年3月~2018年4月)
2017/3/31(年間合計に含まず) 0.0710
2017/6/30 0.2530
2017/9/28 0.5220
2018/1/4 0.2121
2018/4/3 0.0886
年間合計 1.0757

外国証券分配金支払いのお知らせ

分配金のお知らせは1枚だけの時は圧着はがきで来ますが、複数枚の時は封書が送られて来ます。「外国証券 分配金支払いのお知らせ」の内容を下の表に載せました。最初の「お預かり数量」は、私の保有しているETFの数量の概算を入力してあります。分配金は、

税込み分配金=お預かり数量×単位あたり分配金

で計算されます。

二重課税されるので翌年確定申告

現地源泉税は10%です。つまり、アメリカで10%課税されます。そのうえ、日本でも、通常に課税されますので、アメリカの税金が二重に課税されることになります。このため、翌年の確定申告で、還付してもらう必要があります。ただし、特定口座を使っていて、当年度や過去3年間に売却損がある場合などは、もともと、分配金が課税されませんから、当然還付もされません。ここまで複雑になると、正直言って、私も詳しい計算の中身がよく分かりません。

お預かり数量 A 2000
単位あたり分配金(ドル) B 0.0886
税込み分配金 C=A/B 162.14
現地源泉税率 D(%) 10
源氏源泉税 E=Z×D 16.21
単位あたり現地手数料 V
現地手数料 W=A×V
現地税引分配金 F==C-E 145.93
現地精算金額 Y=F-W 145.93
源泉徴収適用レート K 106.33
課税対象金額 L=F×K 15,516
現地税込分配金 R=C×K(円) 17,240
制限税率 S(%) 10
国内源泉所得税 O=L×税率(円) 2,597
外国税額控除対象額 (円) 1,883
国内源泉地方税 P=L×税率 847
還付請求金額 E-Z×S