SPYはシニア層の味方
私の最大の投資銘柄はSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)です。
SPYへの投資金額は約5千万円、期間は約6年で、現在は9千6百万円になりました。この銘柄は信託報酬が少し高いので、S&P500に投資するならVOOやIVVの方が有利ですが、SPYは世界最大のETFであり歴史も長く、また、SBI証券や楽天証券などのネット証券だけでなく、野村證券、大和証券などの対面証券でも扱っていますので、シニア層にとっては有力な銘柄かもしれません。
連れ合いは2007年にSPYを開始したが・・・
私は2007年、連れ合いに、このSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)と1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))を勧めました。運悪く、リーマンショックの直前だったので、1年後には大きく値下がりしましたが、その後徐々に値上がりし、現在は大きな利益が出ています。SPYを代表とするアメリカのETFや株式には、多くのアメリカ国民が401(k)などを老後資金として投資していますので、アメリカ政府が適切な処置を講じてくれるという期待が強いのです。アメリカ株式の価格下落に対してアメリカ政府が対策を講じなければ、その政府は短命に終わるでしょう。
ETFの概要
SPDR S&P500 ETFトラスト(SPDR S&P 500 ETF Trust)は米国籍のETF(上場投資信託)で、S&P500種指数に連動する投資成果を目指しています。S&P500種指数の全構成銘柄を組み入れ、主に米国の大型株を保有し、ユニット型投資信託であり、四半期ベースで配当を支払います。
28年半で10倍
1993年1月の設定時は43ドル台で、現在は431ドルですから、28年半で約10倍になりました。これ以外に毎年2%弱の分配金が支払われています。
アメリカのシニア層は裕福になったが・・・
この30年間で、アメリカも、アメリカのシニアも裕福になり、日本も日本のシニアも貧しくなりました。
- 純資産総額:$383,423.55(百万米) 2021年07月15日現在 ⇒ 約42兆円で、世界最大のETFです。
- 総経費率:0.0945% ⇒ VOO、IVVの0.03%に比べると高めですが、相変わらず純資産総額が第1位なので、引き下げる様子は無さすです。
主な特徴
- S&P 500®指数の値動きに、経費控除前ベースで概ね連動する投資成果を追求します。
- S&P 500®指数は、世界産業分類基準(GICS)において定義される全11業種に分散された米国の大型株式で構成される指数です。
- 1993年1月に設定された本ファンドは、米国において上場された最初のETFです。
ベンチマークについて
S&P 500®指数は、米国の上場企業の中から厳選された500銘柄で構成される指数であり、産業グループの分散は24種以上に及んでいます。
ファンド情報 2021年07月15日現在
- ベンチマーク:S&P 500 Index
- 設定日:1993年01月22日
- オプション取引:可
- 総経費率: 0.0945%
- 基準通貨:USD
- マーケティング・エージェント:ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ・ファンズ・ディストリビューターズ LLC
- 販売会社:ALPS Distributors, Inc.
SPY
上場証券情報 2021年07月18日現在
- 取引所:ニューヨーク証券取引所(NYSE)アーカ市場(主取引所)
- 基準通貨:USD
- 設定日:1993年01月22日
- ティッカー:SPY
- CUSIP:78462F103
- ISIN:US78462F1030
1557
東証でも株式と同じように購入できます。以前よりも取引量が増えてきたので、数百万円であれば購入の候補の一つかもしれません。
- 取引所:東京証券取引所
- 基準通貨: JPY
- 設定日:2011年03月24日
- ティッカー:1557
- CUSIP: 78462F103
- ISIN: US78462F1030
ファンド特性 2021年07月15日現在
- 3-5年予想一株当たり利益(EPS)の成長率:19.15%
- 組入銘柄数:505
- 株価純資産倍率(PBR):4.51 ⇒ 高めです。
- 予想株価収益率(PER): 22.39 ⇒ 日本だと15前後なのですが、アメリカの株価が高めであるためです。
- 時価総額加重平均:$582,131.70(百万米)
インデックス特性 2021年07月15日現在
- 3-5年予想一株当たり利益(EPS)の成長率:19.17%
- 組入銘柄数:505
- 株価キャッシュフロー倍率(PCFR): 17.37
- 株価収益率:26.64
- 予想株価収益率(PER):22.39
利回り指標 2021年07月15日現在
- 30日SEC利回り:1.22%
- ファンドの配当利回り:1.28%
- インデックスの配当利回り:1.36%
ファンド・パフォーマンス(税引き前)
⇒ 28年半で10%以上のリターンを達成しているのは驚異的です。
1年 | 3年 | 5年 | 10年 | 設定(1993年1月22日)来 | ||
SPY 基準価額 | 2021年6月30日 | 40.62% | 18.50% | 17.48% | 14.69% | 10.41% |
SPY 市場価格 | 2021年6月30日 | 40.79% | 18.48% | 17.47% | 14.69% | 10.41% |
S&P500 | 2021年6月30日 | 40.79% | 18.67% | 17.65% | 14.84% | 10.54% |
ファンドの組入上位銘柄 2021年07月15日現在
銘柄名 保有株数 組入比率
1.Apple Inc. 6.32%
2.Microsoft Corporation 5.74%
3.Amazon.com Inc. 4.22%
4.FacebookInc. クラスA 2.24%
5.AlphabetInc. クラスA 2.07%
6.AlphabetInc. クラスC 2.03%
7.Berkshire HathawayInc. クラスB 1.44%
8.テスラインク 1.36%
9.NVIDIA Corporation 1.28%
10.JPMorgan Chase&Co. 1.28%