60代は野村證券、20代・30代はSBI証券
私と連れ合いはともに60代で、野村証券の口座で内外の株式ETFを中心に投資しています。一方、子供たちはSBI証券で、インデックスファンドを中心に貯蓄と投資をしています。
SBI証券で買えるインデックスファンド
SBI証券で買えるインデックスファンドを確認しましょう。ところで、ファンドと投資信託(投信)の違いは何でしょうか?
ファンドと投資信託の最大の違いは、ファンドには自由に投資することができる私募ファンドなどがある一方、投資信託は監督省庁(日本の場合は金融庁)の厳しい監督の下で運営されていることです。 投資信託はファンドの一種になりますが、投資に詳しくない一般投資家でも安心して投資できるよう、監督省庁にしっかり管理された商品になります。
SBI証券の週間上位10銘柄は以下の通りです。
順位 | ファンド名 | 分類 | 純資産(百万円) | 信託報酬 |
1位 | SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 国際株式 | 310,278 | 0.0938%程度 |
2位 | 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 国際株式 | 275,721 | 0.1144%以内 |
3位 | 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 国際株式 | 629,822 | 0.0968%以内 |
4位 | SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド | 国際株式 | 22,343 | 0.0938%程度 |
5位 | SBI-SBI 日本株3.8ベア | ブルベア | 8,983 | 0.91% |
6位 | 大和-iFreeレバレッジ NASDAQ100 | ブルベア | 117,766 | 0.99% |
7位 | ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | 国際株式 | 328,483 | 0.1023%以内 |
8位 | SBI-SBI 日本株4.3ブル | ブルベア | 26,026 | 0.97% |
9位 | アライアンス-アライアンスバーンスタイン米国成長株投信D毎月H無予想分配金提示型 | 国際株式 | 1,275,822 | 1.73% |
10位 | 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 国際株式 | 248,704 | 0.1023%以内 |
国際株式とブルベアだけ
分類は、国際株式とブルベアだけで、国内株式、国内債券、国際債券、国内REIT、国際REIT、バランスはありません。このことから、SBI証券で投資信託を買う人は、比較的値動きの激しいものを好む傾向にあるようです。5位、6位、8位にブルベア株が入っています。
このうち、5位の「SBI 日本株3.8ベア」の運用方針を確認しましょう。
運用方針
「株価指数先物取引を積極的に活用し、日々の基準価額の値動きがわが国の株式市場全体の値動きの概ね3.8倍程度逆となる投資成果を目指して運用を行います。」
ブルベア株はインデックスファンドの10倍のコスト
また、ブルベア株の信託報酬はどれも0.9%台ですから、低コストインデックスファンドの10倍のコストがかかります。
9位の「アライアンス」の投資信託はアクティブファンドで、純資産総額が1兆円以上になっています。
私はアクティブファンドなどの高コスト・ファンドには関心がありません。そこで、有望なのが次の3銘柄です。
- 1位 SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- 2位 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 7位ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
運用会社についても分散化
なお、eMAXIS Slimシリーズは3銘柄がランクインしていますが、運用会社についても分散化を図りたいので、1銘柄だけを候補に残しました。eMAXIS Slimシリーズの他の2銘柄は、S&P500と先進国株式ですから、これらは1位のSBIと7位のニッセイの銘柄で代替できます。
純資産総額
この3銘柄は純資産総額が2000億円、3000億円台ですから、規模としても十分合格点です。信託報酬は3銘柄とも0.1%前後と極めて低コストとなっています。ニッセイの<購入・換金手数料なし>シリーズとeMAXIS Slimシリーズは、最近数年間コスト引き下げ競争を展開し、それに勝てる低コスト製品をSBI証券も発売したという経緯がありますので、この3銘柄はインデックスファンド低コスト化の歴史を代表する銘柄なのです。また、2位、7位の銘柄は、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」の1位、2位の銘柄でもあります。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
今回、毎月積み立てを行うことにしたSBI・V・S&P500インデックス・ファンドを確認します。
- 委託会社名:SBIアセットマネジメント
- モーニングスターカテゴリ:国際株式・北米(F)
- 買付手数料(税込):なし
- 運用方針:「バンガード・S&P500ETF」を通して、米国の代表的な株価指数であるS&P500指数(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
- ベンチマーク:S&P500株価指数(円換算ベース)
- 信託報酬 (税込)/年:0.0938%程度
- 信託財産留保額:なし
- 解約手数料(税込):なし
- 約定日:ご注文日の翌営業日
- 受渡日:約定日から3営業日後:
- 決算日:9月14日
- 決算頻度:年1回
- 分配金受取方法:金額:受取または再投資、口数:受取
- 設定日:2019/09/26
- 償還日:無期限
- 1年トータルリターン:36.12%
- 設定来トータルリターン:58.49%
月次資金流出入額
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