楽天証券のホームページ 1

ETFの移換先候補の検討

楽天証券の証券口座数が第1位になりつつあるのですが、ホームページの使い勝手は良いのでしょうか?私は現在、野村證券で投資を行っていますが、株式ETFの売買手数料が高いので、SBI証券か楽天証券への移換を考えています。私の子供たちはSBI証券を利用しているので、分散化を図る意味で楽天証券も検討しています。そこで、楽天証券のホームページの使いよさを確認してみましょう。なお、以下の文章の中で、「 」と ⇒ を使っていますが、その意味は以下の通りです。

  • 「 」:楽天証券のホームページから引用
  • ⇒  :私のコメント

楽天証券のホームページを開けると、このような画面になっています。

  • 新規口座開設数       3年連続No.1
  • NISA(一般・積立)口座開設数 2年連続No.1
  • iDeco新規加入者数       2年連続No.1」

⇒左上に「初めての方へ」がありますので、クリックします。すると、この画面が出ます。

「5つの投資家タイプをもとに、株式投資に役立つサービスや情報をチェックしましょう!

『株式投資に興味はあるが、何から始めれば良いのか分からない。』
『投資経験はあるが、自分に合った投資スタイルが確立できない。』
『他の人がどのような取引をしているのか気になる。』

このような方は、5人の投資生活を基に、楽天証券でのお取引をイメージしてみてください。」

⇒「あなたはどのタイプ!?」と聞かれても、言葉数が少ないので決めかねます。そこで、もう少し詳しい説明の選択肢の中から選びます。

⇒ この中では、私に当てはまるものはありませんが、比較的近いのが、緑色です。ただし、個別企業には関心がありませんし、バランスは重視せず、外国株中心のETFかインデックスファンドでの投資が良いと考えています。慌てない、続ける、というキーワードで緑を選ぶことにします。

同じタイプの人の投資生活を見てみる!

もともと外貨預金や純金の積立などの資産運用をしていました。
先日、遺産相続で株を受け取り、この機会に株式投資をはじめる事にしました。
対面証券で相続したものの、調べてみるとどうやらネット証券の方が手数料が大分安いらしい!?
情報量が多い楽天証券に口座を開設。譲り受けた株をすぐに移管しました。
手数料0円で取引できる商品があるNISA口座も合わせて開設しておいたので、活用したいと思います。」

⇒ わたしは、外貨預金や純金の積立などの資産運用をしたことはありませんし、相続ではなく自分が稼いだ給与、退職金が原資です。個別具体的なのを特徴としていますが、全く私に当てはまらないので、少し面白くありません。さらに進んで「目利き職人の投資生活」を読んでみましょう。

⇒ STEP1で、株式を選んだり、四季報で調べたりするので、私にとってはかなりハードルが高い方法です。STEP2では「動画セミナー」を見ていますが、はっきり言って、ユーチューブには様々な動画が氾濫していて、どの動画が信用できるのかを判断できないので、詐欺にあわないかという心配があります。

⇒以上で「初めての方へ」のコメントを終了します。このホームページは、私には合っていなかったようです。私のブログは2021年6月に日経デジタル版で取り上げられましたが。その時に初心者に対してのアドバイスを求められました。それを掲載します。

日経:『これから投資に踏み出す方にアドバイスを。』

私:『情報が氾濫しているため、投資初心者が商品を選び抜くのは難しいように感じています。おススメは、米国株や日本株ETFの中でも純資産残高が大きいETFです。ETF以外なら【投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020】で上位入賞した全世界株や海外先進国株式型のインデックスファンドを選ぶのがいいと思います』

⇒楽天証券の「はじめての投資」に戻ります。そこには、以下の項目がありますので順番に見ていきましょう。

  • 投資はじめてガイド&セミナー
  • 最初の1本、選び方ガイド
  • 楽天証券が選ばれる理由
  • 楽天証券のあんしん

「投資はじめてガイド&セミナー」

 

投資はじめてガイド&セミナー

投資に興味はあるけれど、「何から始めたらいいかわからない…。」これから投資を始める方のために商品の基礎から投資に役立つ情報、各種お客様サポートまで入門情報が満載。

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楽天証券には、「こつ育投資」を月々100円からはじめられる投資商品があります。

こつ育投資はこんな方にピッタリ

「突然大きな損をして、投資をいきなり嫌いになる」――投資を長く続けていくうえで一番避けたいことです。
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たとえ損をする場面があっても、その経験を次につなげられるのは大きなメリットです。
時間を味方につけながら、自分と資産を育てる投資ができる「こつ育投資」。たとえば、こんな方に向いています。

これらのお悩みを解決できるのが「こつ育投資」

「こつ育投資」のポイントは、毎月一定の金額でじっくり投資する積立投資を使うこと。

積立投資なら、

ので、ストレスなく自分のペースで投資を続けることができます。

楽天証券なら、こんな商品で積立投資ができます

運用のプロが世界のさまざまな金融商品に投資

「投資信託」は、個人投資家の代わりに投資のプロフェッショナルが運用を行う商品です。
投資信託を使えば、日本の株や債券だけでなく、世界中のさまざまな金融商品に手軽に投資できます。
投資信託は複数の株式や金融商品にまとめて投資するので、ひとつの資産に一度に投資するよりも成績は安定しやすくなります。

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リスクに強い安全資産。マイナス金利で人気に

「金・プラチナ」は、希少価値が高く、国の信用力がモノを言う紙幣などと違って、それ自体に価値がある資産です。このため、戦争や紛争、金融ショックなどが起きると、これらの資産の価値は上がります。
金は「利息を生まない」ことがデメリットですが、マイナス金利など超低金利が加速する今、そのデメリットが薄れたこともあり、人気が集まっています。

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さらに、より有利に投資を続けられる仕組みがあります!

投資の税金が有利になる制度「NISA」

  • NISA口座を使えば、通常、利益にかかる税金(20.315%)がゼロに!
  • NISA口座は日本で約1,569万口座!(金融庁調査、2020年12月末時点)
  • 長期投資と相性の良い投資信託をNISA口座で保有すれば、節税効果◎

NISA つみたてNISA

楽天証券NISAの魅力

楽天証券なら、貯まった楽天ポイントで投資信託が購入可能!もちろん、口座開設や各種取引でポイントも貯まる
外出先でもスマホで取引ができる!投資信託の取引や積立設定もカンタン
豊富な商品の中から、アナタにぴったりの商品が選べる!「つみたてNISAおすすめパッケージ」もご用意

※金融庁「NISA口座の利用状況調査」(2020年12月末時点)PDF

こつこつ自分と資産を育てる投資 = こつ育投資

いまの不安や不満を取り除きながら、
将来にむけて安定した投資をつづけるための、“コツ”は

投資するタイミングを小分けにして長く続けることで、
価格の上昇、下落が分散されるので成績が安定しやすくなります。
株や為替は毎日、価格が動いています。これを追いかけて、焦って買ったり、
売ったりすると、結局損をしたり、余計なコストを払うことになります。
少額ではじめることで、たとえ予想と違う方向に
価格が動いても、損失は大きくなりにくくなります。
購入資金の入金や実際の買い付けの手続きや手間は、少しずつ
負担になっていき、長く投資を続けることが難しくなります。
投資の利益にかかる税金がゼロになるNISA口座を使えば、
効率的に運用ができます。投資の期間が長くなればさらに効果はアップ。

⇒ あまりに長くて、理解することも、覚えておくこともかなり難しそうです。これをきちんと納得して、投資を始める人がいれば、その人は素晴らしいと思います。しかし、普通の人が正しい方向に進めるのか、はなはだ疑問です。

私は、「若い人であれば、低コストインデックスファンドを毎月積み立てることが正しい」と思っているのですが、特に重要なのは銘柄選びです。楽天の投資お役立ち情報の中に「最初の1本、選び方ガイド」にあるので、それを見てみましょう。

「株式で投資をスタートしたい方:”デビュー人気”の銘柄ランキングを参考にする

国内株式 TOP5

  1. ENEOSホールディングス最低購入金額 42,610円
  2. 楽天グループ最低購入金額 115,200円
  3. ANAホールディングス最低購入金額 260,550円
  4. 日本航空最低購入金額 234,100円
  5. イオン最低購入金額 291,950円

ETF TOP5

  1. NF日経レバ最低購入金額 14,940円
  2. NF日経ダブインバ最低購入金額 431円
  3. 楽天225ダブルブル最低購入金額 17,480円
  4. 楽天225ダブルベア最低購入金額 1,718円
  5. 国際のETFVIX最低購入金額 2,227円」

⇒ここには、国内株式とETFのトップ5が載っています。個別株式はリスクが大きいので、もし個別株式に投資をするのであれば、投資総額の7~8割を株式ETFや、低コストインデックスファンドで足場を固めたうえで、10銘柄程度に分散投資するのが良いと思いますが、楽天証券の方法はあまりにリスクが大きいと思います。また、ETFにしても通常のETFではなく、レバレッジのかかった高コスト銘柄ばかりです。これが投資初心者に勧められる銘柄だとはとても思えません。

⇒今回は、楽天証券の入り口部分を見ましたが、初心者が私の思う望ましい方向に導かれるようなホームページにはなっていないようです。銘柄も、初心者が買うものとしては、リスクが大きすぎると思われます。

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