DC確定拠出年金2021年12月:元金の3.44倍

DC確定拠出年金の元金は600万円で、それが現在は2,000万円を超えています。

適年からDCへ移換

私(江戸庄蔵)の原資600万円は、適年(税制適格年金)にありましたが、その制度が将来的に廃止になるということで、2002年から数年に分けて、その一部をDCに移換しました。したがって運用を始めたのは2005年ぴったりということではなく、数年間にわたって少しずつ始めたというのが正しい言い方です。また、残りの適年は確定給付年金に移換されました。

DCは、600万円の資金を運用管理機関が用意する商品の中から社員が選んで運用するのですが、私は100%を外国株式インデックス(パッシブ)ファンドで運用しました。当時は90%の人が確定利回りの銀行預金や保険を選択する中で、極めて特異な運用方法でした。しかし、当時、この運用方法の選択を迷った記憶はありませんから、かなり確信をもって判断したと思います。

老後の生活資金には、

  1. 厚生年金
  2. 確定給付年金
  3. 確定拠出年金
  4. 財形年金
  5. 退職金
  6. サラリーマン時代に貯蓄した資金

があります。人によってはこれ以外にも、年金保険などもありますが、私は利用していません。

厚生年金と確定給付は元本保証

上記6種類の資金のうち、1と2は元金保証と言ってよいほど確実なお金です。厚生年金は、毎月20万円とすると1年で240万円、平均余命の20年間で4,800万円になります。また、確定給付年金も1,200万円ほどありますから、合計で6,000万円になります。

外国株式インデックスファンドの運用利回りは8%

そうすると、それに加えてさらに元本保証の銀行預金などで運用する必要は全くありません。2000年当時、外国株式インデックスファンドの運用利回りがどの程度だったか正確には覚えていませんが、外貨MMFの利回りが2~3%だったことを考えると、リスクプレミアムの6%を加えて、8%だったのではないかと思います。ただし、2002年はITバブルがはじけた直後ですから、もう少し低かったかもしれません。

600万円程度なら、厚生年金等全体のバランスの中で考えると、全額を外国株式インデックスファンドで運用することは妥当な判断だったと思います。

リーマンショックで3分の2に

しかし、人生は「山あり、谷あり、綱渡り」ですから、毎年確実に8%のリターンがあるわけではありません。早速2008年にはリーマンショックが発生した、600万円の原資が400万円に急落しました。ここで焦って、売ってしまう人も多いようですが、私は気にせずに持ち続けました。というのは、その数年前に勤めている会社の従業員持ち株会の株価が2倍になった後に、半分の価格になってしまったのを経験していたからです。ただ、アメリカの株価は10年、20年単位で見ると確実に上がりますから、いずれ元に戻るという確信はありました。外国株式インデックスファンドの7割はアメリカ企業ですから、アメリカのS&P500にほぼ連動して上下します。

これからはSBI証券

今から10年ほど前に、勤めていた会社を辞め、そののちも管理運用機関はそのままにしておきましたが、2008年5月に野村証券に移換しました。当時は、野村證券とSBI証券のDC商品は同じ程度の信託報酬でしたが、ネット証券は低コスト化をドンドン進めているので、これから移換する人はネット証券を選んだ方が得です。私も、子供達にはSBI証券で運用させていますし、野村證券に残っていた株式は、全額売却して現金化し、その資金を全額SBI証券に移させました。

株式はするすると上昇する

2018年から2021年までの評価額は、ほぼ横ばいで推移し、2020年3月に新型コロナウイルスショックで急落しました。この時は私も、どこまで下がるのだろうかと心配しましたが、その後2年間、順調に上昇し、3.44倍にまで増えました。株式は普段はあまり上昇せず、いつの間にかするすると上昇します。

50年で600万円が8000万円に増加

私がDCの受給を開始するまで、これから10年近くありますので、現在の2,000万円は4,000万円に増えるだろうと思っています。さらにそれを20年にわたって受け取り、残金を今と同じ商品で運用すると、その2倍の8000万円まで増えると思います。ただし、そこまで生きると100歳近くになるので、自信はありません。

これからは低コストの外国株式インデックスファンド

元々の原資600万円が、無理をせずに外国株式インデックスファンドでほったらかしにしておくと8,000万円になるのですから、もし、他の商品で運用されている人は検討の価値があると思います。私は子供たちに、DCもイデコもNISAもつみたてNISAも課税される通常の投信積立もすべて外国株インデックスファンドで運用するように勧めています。

以下はこのファンドの現状確認です。

野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI

  • 純資産総額 1,385.6億円
  • 信託報酬 純資産総額に対して年0.154%(税抜0.14%)
  • 信 託 期 間 2007年9月27日

資産構成

  • 海外株式:97.89%
  • 株式先物 :2.05%
  • 株式実質 :99.93%
  • 現金等 : 2.11%

ファンド(分配金再投資)とベンチマークの収益率とリスク(標準偏差)

  •                3年間 5年間 10年間 設定月末来
  • ファンド収益率(分配金再投資)18.67%   15.88%   17.66%   7.18%
  • ベンチマーク収益率      19.15%   16.44%   18.26%   7.73%
  • ファンドリスク(分配金再投資)18.95%   16.17%   16.73%   20.42%
  • ベンチマークリスク      18.92%   16.15%   16.71%   20.42%

株式国別配分上位5か国

  • 国    ファンドのウェイト
  • アメリカ 71.77%
  • イギリス  4.07
  • カナダ   3.53
  • スイス   3.32
  • フランス  3.15

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