娘のポートフォリオ2022年7月

私が投資を始めたのは2010年、連れ合いは2007年、娘は2021年です。

2010年以前は外国株式ETFがなかった

投資を始めた時期と銘柄には密接な関係があります。私と連れ合いは、野村證券で株式ETFによる運用を行っていますが、娘と息子はSBI証券で以下の投資信託で運用しています。以下の銘柄のうち、一番古いのがニッセイで2013年発売ですから、私と連れ合いが投資を始めた時点では発売されていません。最近10年間で、投資信託市場は大きく様変わりしたのです。下記3銘柄の信託報酬は0.1%以下ですから、株式ETFと比べても遜色ないほど低コストになりました。したがって、最近投資を始めた子供達には下記のインデックスファンドを進めていますし、それを扱っているSBI証券に口座開設することを勧めました。

  • ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

最近人気の投資信託を確認します。今回は松井証券のデータを調べます。

資金流入ランキング (08/01~08/05)

このうち、1、2、3、4、6、9位の銘柄は低コスト銘柄です。5位の「インベスコ 世界厳選株式オープン」の信託報酬は、1.903%ですから、私は子供たちに勧めません。7位の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」の信託報酬も1.727%と高くなっています。8位の「キャピタル世界株式ファンド」の信託報酬は1.694%、10位の信託報酬(名目)ヘルプ「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」は0.792%です。

順位 ファンド名 資産クラス 純資産(10億円)
1 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 先進国株式 14,146
2 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 先進国株式 6,340
3 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 先進国株式 6,493
4 楽天・全米株式インデックス・ファンド 先進国株式 6,592
5 インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型) 先進国株式 1,750
6 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 先進国株式 3,597
7 アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし) 先進国株式 7,005
8 キャピタル世界株式ファンド 先進国株式 3,105
9 楽天・全世界株式インデックス・ファンド 先進国株式 2,008
10 ダイワJ-REITオープン(毎月分配型) 国内リート 4,358

純資産ランキングを見てみましょう。

順位 ファンド名 資産クラス 純資産(10億円)
1 アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型 先進国株式 19,143
2 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 先進国株式 14,146
3 ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型) 先進国株式 11,047
4 netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし) 先進国株式 7,638
5 フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし) 海外リート 7,516
6 ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型) Bコース(為替ヘッジなし) 海外リート 7,346
7 アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし) 先進国株式 7,005
8 楽天・全米株式インデックス・ファンド 先進国株式 6,592
9 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 先進国株式 6,493
10 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 先進国株式 6,340

1位の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」は、2021年までのように株価が上昇していた時は分配金も払われ、人気が出て、純資産がどんどん増加したのですが、2022年に入ってFOMCの金利上げ、ロシアのウクライナ侵攻などで株価が下落すると以下の表のように、分配金が支払われなくなった結果、人気が無くなり、資金が流入しなくなりました。信託報酬は1.727%と高いので、人には勧めません。毎月分配金が欲しいなら、コストなしで毎月解約できる銘柄がたくさんあるのですから、1.727%もの信託報酬を支払う必要はありません。

分配金の推移

決算日 分配金 基準価額
2022/7/15 100 10,426
2022/6/15 0 9,767
2022/5/16 0 10,100
2022/4/15 200 10,943
2022/3/15 0 9,993
2022/2/15 100 10,636
2022/1/17 200 11,413
2021/12/15 300 12,107

資金流出ランキング

この10銘柄の信託報酬はすべて0.5%以上で、中には2%を超えるものもあります。瀬戸内寂聴の言葉を味わいましょう。

順位 ファンド名 資産クラス 純資産(10億円)
1 アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型 先進国株式 4610.8
2 楽天日本株4.3倍ブル その他 472.5
3 投資のソムリエ その他 5836.1
4 東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型) その他 5089.6
5 日経225ノーロードオープン 国内株式 2141.8
6 グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド 先進国株式 2067.7
7 次世代通信関連 世界株式戦略ファンド 先進国株式 4507.5
8 グローバルAIファンド(予想分配金提示型) 先進国株式 2578.2
9 ニッセイ世界リートオープン(毎月決算型) 海外リート 1036.4
10 グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型) 先進国債券 3134.9

【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】

どの宗教がいいか? とよく訊かれます。何となくこの仏さまが好きとか、この宗教が楽しそうだなと思ったら、それを信じればいいのです。ただ、何かの名目でお金を要求する宗教は避けましょう。

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