◎今日のグラフ:証券会社の売上高
証券会社の規模の程度を表しています。野村、大和などの対面証券会社が上位を占めています。ネット証券会社ではSBI 証券、楽天証券が上位10社に食い込んでいます。
売上高(億円) | |
野村ホールディングス | 17,230 |
大和証券グループ本社 | 6,537 |
三菱UFJ証券ホールディングス | 4,744 |
みずほ証券 | 4,719 |
SMBC日興証券 | 3,187 |
SBIホールディングス | 2,617 |
岡三証券グループ | 829 |
東海東京フィナンシャル・ホールディングス | 675 |
澤田ホールディングス | 552 |
楽天証券 | 550 |
◎今日のテーマ:どの証券会社に口座を持つのが良いか。
野村證券の口座
証券会社の口座をどの証券会社に持つかということは、人によっては結構難しい問題です。私の場合、30年数年前に、業界の規模や知名度などが1位であるということ、私が勤めている会社のすぐそばに支店があったなどの理由で、野村証券に口座を開きました。その後、野村証券で公社債投信などを購入したり、大手銀行の転換社債をバブルの頃に買ったりしました。
外貨MMFの購入売却で損失
その後バブルが消えて、しばらくはあまり大きな取引をしていませんでした。2000年ごろに、ペイオフの問題がニュース番組で取りざたされるようになりました。この頃、私は自分の家を建てるために長年蓄えてきた住宅財形・一般財形保険から資金を証券会社に移しました。そしてその資金で、とりあえず外貨MMFを購入しました。その後、それらの資金で土地を買い、家も建てたました。しかし、外貨MMFの売買で、為替損が200万円発生しました。
1306、外貨MMF購入
それからさらに10年ほどが過ぎて、会社の退職金の一部を、野村証券に預け、再び外貨MMFを購入しました。加えて、勤めていた会社の持株会から株式を野村証券に移管して、それを2年後に1306(TOPIX連動型上場投資信託)に変換しました。そして、MRFを使って外貨ETFもかなり購入することになりました。野村証券には1306、SPYなどのETFの品揃えがあったので、その間、他の対面証券やネット証券に新口座を作ろうとは一度も思いませんでした。また、ETFの売買手数料が高くても、一度買ってしまえば、その後ほとんど売買をしませんので、実質的にコスト高にはなりませんでした。
大和証券にはIVV、VOOの品揃えなし
最近になって、もう一社くらい口座を開いてもいいのではないかと思うようになって、どこにしようかと考えた時に、やはり、私が古い人間なのか、保守的な人間なのか、融通が利かない人間なのか、わかりませんが、対面証券会社の方がいいなと思いました。さらに、すでに口座のある野村證券が、今私が住んでいるところから遠いので、我が家から歩いて行ける証券会社がいいのではないかと思って、大和証券の支店にふらっと入って、すぐに口座開設の資料をもらってきました。とりあえずわずかばかり、MRFを買い付けて、そのままにしていました。
大和証券はIVV、VOO の取り扱いなし
もし、大和証券でS&P500のIVVの取り扱いがあれば大和証券で、その資金をIVVに変換しようと考えました。というのは、野村証券のSPYの額がかなり多額になってきたので、新たな資金でS&P500を買う場合にはIVVかVOOにしようと考えていたのでした。野村證券には、SPYとVOOの取り扱いがありますが、IVVはなかったので、大和証券がIVVを取り扱っていればちょうどいいと思いました。残念ながらなかったので、そのままにして、現在は野村証券1社の取引です。
子供には、SBI証券が良さそう。
子供が証券会社に口座を作るときには、SBI証券を勧めようと思っています。その理由は、野村証券の積立投信のうち、iDeCo、つみたてNISAでない課税対象となる投資信託の信託報酬が高いからです。iDeCo、つみたてNISAの外国株式投信の信託報酬は0.2%前後ですが、課税される投資信託の商品は0.5%台なのです。ネット証券なら、0.2%の信託報酬で済むので、最大手のネット証券であるSBI証券を現在のところ最有力候補にしています。