各国公的年金の運用実績の推移

◎今日のグラフ:各国公的年金の運用実績の推移

 

CalPERS CPPIB GPF-G GPIF
2004年 9.60% 8.50% 1.00% 3.40%
2005年 16.30% 15.50% 11.50% 9.90%
2006年 13.20% 12.90% 5.60% 3.70%
2007年 2.90% -0.30% -11.40% -4.60%
2008年 -29.10% -18.60% -9.50% -7.60%
2009年 25.20% 14.90% 25.50% 7.90%
2010年 13.10% 11.90% 4.90% -0.30%
2011年 3.70% 6.60% 2.80% 2.30%
2012年 10.90% 10.10% 11.00% 10.20%
2013年 13.70% 16.50% 16.60% 8.60%
2014年 6.10% 18.70% 34.50% 12.30%
2015年 -0.20% 3.70% 0.80% -3.80%
2016年 10.10% 12.20% 12.70% 5.90%

国債が多いと成績不良

GPIF (年金積立金管理運用独立行政法人)などの運用実績を見ます。少し分かりにくいかも知れませんが、まず、GPIF の紫の線を見てください。2008年以外は、すべて3位か4位です。2015年と2016年は連続で最下位でした。この時にはチャイナショックがあったためと考えられます。2013年まで65%が日本の国債で占められていたのですから、当然の成績です。2008年はリーマンショックの年なので、この時ばかりは国債をたくさん持っている方が有利でした。国債は元金が保証されますが、長期運用の場合には運用利回りが低くて、とても不利な商品です。

長期運用ならETFが有利

10年、20年の長期運用でリターンを狙うなら、国内、国外のETFが最も有利な商品だと思います。金融庁が、つみたてNISAの期間を20年としたのは、すべての積立期間の平均の10年あれば、株式中心の資産運用でも、まず、元本割れの心配がないからだと思います。

アメリカ大恐慌も日本のバブルも克服可能

アメリカの大恐慌の時には、株価が回復するまでに25年かかりましたが、それはピークの時に1回だけ買った場合です。数年に分けて分散投資すれば、最悪の場合でも数年で株価は回復します。1989年のバブルの株価も、日経平均はまだ回復していませんが、株式分割と配当金を含めて計算すると、20年以内にピークの株価を回復しているという計算もあります。

ETFのおかげで誰でもプロ並みの運用が可能

GPIFは最近14年間のうち、1回以外はすべて3位か4位なのですから、この期間全体でのトータルリターンは最低レベルです。そして、この結果は、公的年金だけでなく、個人の資産運用についても同じことが言えます。現在は、ETFやインデックスファンドという個人投資家にとって、とても有利な商品がそろってきたため、プロと同じような運用を低コストでできるようになってきたのです。

低コストで運用可能

S&P500のETFの信託報酬は0.04%ですし、それ以外のETFも0.1~0.2%という低コストで運用が可能です。ポートフォリオは、自分の気に入った公的年金のポートフォリオを倣えばいいのです。

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