◎今日のグラフ:年間収益率の推移
3つのインデックスファンドの年間収益の推移を棒グラフで表しました。ただし、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、ニッセイと同じ動きをするので省略しました。
★<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
2013年以降は、このファンドの実績で、それ以前は、まだこのファンドが誕生していませんので、ベンチマークの実績です。2009年から表示してありますが、この前年の2008年にリーマンショックが起きて、世界の株式が暴落しました。2009年は、その反動で39.1%という高い上昇となりました。2012年から3年間は、世界の株式相場が良好でしたが、2015年は夏からチャイナショックの影響で、低迷しました。2017年に相場が回復しましたが、短期間に上がり過ぎたためか、2018年前半は調整段階に入りました。
★楽天・全世界株式インデックス・ファンド
楽天・全世界の年間収益率は、基本的にニッセイのファンドに近い動きをし増していますが、2013年だけかなり高くなっています。
◎今日のテーマ11:販売会社
今回取り上げた3つのインデックスファンドは、低コスト、買いやすさなどの面で、顧客の強い味方ですが、取り扱っている金融機関は、ネット証券など、一部の金融機関に限られます。顧客の身近にあるメガバンク(三菱UFJ、三井住友、みずほ)、窓口証券会社(野村、大和など)は扱っていません。その理由は、販売手数料が安くて儲からず、行員・社員の高い人件費と経費を賄えないからです。eMAXIS Slimと楽天・全世界の販売会社は省略します。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの販売会社
◆証券会社
今村証券株式会社
エイチ・エス証券株式会社
SMBC日興証券株式会社
株式会社SBI証券
岡三オンライン証券株式会社
カブドットコム証券株式会社
光世証券株式会社
GMOクリック証券株式会社
東海東京証券株式会社
フィデリティ証券株式会社
ほくほくTT証券株式会社
松井証券株式会社
マネックス証券株式会社
楽天証券株式会社
◆銀行等
販売会社
株式会社京都銀行
ソニー銀行株式会社
株式会社大光銀行
株式会社三重銀行
足利小山信用金庫
◎今日のテーマ2:外国株式以外のインデックスファンドはどうするか。
今回このブログで取り上げたのは、外国株式のインデックスファンドですが、それ以外に主な投資対象として、
- 日本株式
- 日本債権
- 外国債券
- バランスファンド
があります。
日本株式
日本株式のインデックスファンドについては、1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)や1308などを買えば、運用管理費用(信託報酬)を低く抑えられます。ただし、積立を利用したい場合には、ETFでなく、今回取り上げたニッセイやeMAXIS SlimシリーズのTOPIX版を利用する方法もあります。
日本債権
国債など日本の債券は現在超低金利ですので、検討に値しないと思います。
外国債券
米国債などについては、日本よりわずかに利回りが高いのですが、為替リスクを考えると、今は買う魅力を感じません。
バランスファンド
バランスファンドは、日本債権、外国債券を含んでいますので、やはり魅力がありません。