投信ブロガーのファンドと新聞のファンドの違い

◎今日のテーマ:投信ブロガーと新聞のファンドの違い

『投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2018』の上位20銘柄を、特性別にグループ分けします。

<先進国株式インデックス>

先進国株式が第1位と第2位を占めて、人気のあることが分かります。

第1位 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
第2位 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

<全世界株式インデックス>

分散を徹底させた全世界株式も人気があります。

第3位 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
第9位 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
第10位 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
第12位 野村つみたて外国株投信
第18位 eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
第20位 SBI・全世界株式インデックス・ファンド

<全米株式インデックス>

ウォーレン・バフェットは、米国株式に投資すれば十分と考えています。

第4位 楽天・全米株式インデックス・ファンド
第8位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
第17位 iFree S&P500インデックス

<新興国株式インデックス>

第13位 eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

<バランス型>

私はバランス型は、選択しません。

第5位 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
第6位 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

<ETF>

ETFはバンガードに人気が集中しています。

第7位 Vanguard Total World Stock ETF(VT)
第14位 Vanguard Total Stock Market ETF (VTI)
第16位 Vanguard High Dividend Yield ETF (VYM)

<アクティブファンド>

このように、投資ブロガーたちから見ると、アクティブファンドの評価が低くベスト10に1銘柄も入っていません。アクティブファンドは、コストが高いので、それだけで不利だと考えているようです。

第11位 ひふみ投信
第15位 結い 2101
第19位 農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンド
第20位 コモンズ30ファンド

一方、QUICKが選ぶ中長期投資にふさわしい投信(第2回:2018年)の上位5銘柄は以下の通りです。

順位 ファンド名 純資産総額(億円) 信託報酬(%)
1 明治安田日本債権ファンド 36 0.5940
2 J-REITオープン(野村) 116 1.0800
3 アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Aコース 192 1.6956
4 SBI中小小型成長株ファンド ジェイネクスト 70 1.6200
5 マネックス・日本成長株ファンド 49 1.5876

上位銘柄はすべてアクティファンドです。従って信託報酬はかなり高い水準にあります。投資ブロガーの順位と全く違います。その違いは、投資ブロガーは、自分たちが投資すべきファンドを選んでいるのに対し、QUICKはそのような千葉に立っていないわけです。QUICKは大手経済新聞の運営している組織です。どうやら、この新聞のクライアントは、個人投資家ではなく、証券会社やファンドの運用会社であるようです。

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