◎今日のテーマ:資産運用益は70%です。
Buy and Holdなら株価変動にうろたえない
最近は毎月上下動が激しく、鋸山のようです。もし私が、個別株式を保有してタイミングを見計らって売り買いする投資家であれば、ハラハラドキドキするのでしょうが、私の方針はETFのBuy and Holdですから、特別な焦りとか、買い時だ、と言ったものはありません。
過去の投資経験
過去の投資を振り返ると、30年以上の経験があります。
転換社債
一番最初は、1989年の資産バブルの数年前に東海銀行(当時の都市銀行で現在の三菱UFJ銀行と合併)の転換社債を買った時でした。飛行機で隣り合わせた山一証券の社員の方に、「転換社債は、値上がりするときは株式と一緒に上がって、下がっても5年待てば額面で償還されるから安心だ。」と言われたのです。その言葉通り、1989年末にはピークに達し、その後バブルがはじけて70%以下に下がりましたが、5年経って100万円が償還されました。その間利息を受け取っていますから、損はしていません。
リーマンショック
次にリーマンショックを経験しました。私は当時勤めていた会社の従業員持株会株式を1000万円近く保有していました。リーマンショック直前には3000万円の評価額まで上昇しましたが、リーマンショックで元の1000万円に急落しました。従業員持株会株式なので、特に売りたいとも思わずに株価の上下動を傍観していました。リーマンショックの直前には、ある金融関係の雑誌でアナリストが「その会社の株価は、これから10倍に高騰する」と解説していました。雑誌のアナリストの言うことは真に受けない方が良いと思います。ちゃんとした経済評論家ほど、「株価見通しは当たらないものだ」と正直に発言しています。
2011年の円高
次に資産運用益が下落したのは2011年の円高の影響によるものでした。この後から世界の景気が良くなるとともに、日本の企業も力をつけ、海外企業の買収なども進めました。しかし、好調は長く続かないものです。
チャイナショック
2015年にはチャイナショックが起きて、運用資産総額が3000万円下落しました。
現在の調整局面
2017年には株式相場が持ち直したものの、2018年には再び調整局面に入り現在までその状況が続いています。それでも数年待てば、元の水準まで回復し、その後はそれを上回ると考えています。
1989年の日経平均のピークは既に超えています
1989年の資産バブルのピークの日経平均は、今でも超えることができませんが、この間の配当や株式分割まで考慮に入れると、既に2010年以前に回復したと言われています。1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)などのインデックスファンドは、個別株式ではないので倒産する恐れがありませんから、Buy and Holdを貫けば、長期的には有利な資産運用ができるはずです。私は、ETFを持ち続けるだけで、都心の75㎡新築マンション又は高級車16台分に相当する評価益を実現しました。