連れ合いの運用実績2019年7月

運用益は高級車1台分

連れ合いの2019年7月までの運用益は高級車1台分です。先月よりも60万円増加し、2年前と同じ水準にあります。アメリカのS&P500相場は上昇していますが、円高のために日本人にとっての運用益には、あまり貢献していないようです。

連れ合いの投資歴は12年

連れ合いが資産運用を始めたのは2007年の初めなので、12年が経過しています。2007年は、アメリカにおいて株価が好調だったのですが、一方でサブプライム問題に対する懸念が表面化し始めた時期です。投資の初心者は、往々にして、株式相場の調子が良い時に株式投資を始めがちです。我が家も株式相場良好という、典型的なパターンの時に投資を開始しました。しかし、連れ合いが12年間で運用益をあげた理由を振り返って考えると二つあると思います。

① 個別株式ではなく日米のETFに投資したこと

② リーマンショック、チャイナショックでも売らずに保有し続けたこと

以下にこの2点の説明をします。

① 個別株式を保有すると、相場が大きく下がった時に、損切という言葉に誘われて、一部の銘柄を売りたくなってしまうのではないでしょうか。しかし、ETFであれば、特定の銘柄を売るということができません。また、個別株式は倒産の恐れもありますが、ETFはTOPIX全体に投資しているので、2000企業が全部倒産する心配はありません。2001年に1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)が登場した時、私は良い商品が出たと思い、喜びました。0.1%という低コストで分散投資が実現できるのです。それから18年経った今でも変わらず良い商品だと思っています。

② 2008年9月、まさか潰れることは無いだろうと多くの人達が考えていたリーマンブラザースが倒産してしまいました。ETFの相場は50%以下まで急落しました。その頃、どこまで株式相場が下落するか分からないという不安に駆られて、投資した株式を売ってしまった投資初心者も多かったようです。我が家においても、連れ合いは「今売って、もっと下がったら、買い戻すべきだ」と主張し、私は「そんなうまいことができたら、誰でも株式で儲けることができる。何もしないで、じっとしているのが一番。」という議論を何回もしました。結局、ETFを一度も売ることなく、持ち続けた結果、十分満足しているとは言えませんが、ある程度の運用益が出ている状態にあります。連れ合いは、まさに「バイ・アンド・ホールド」を実行したのです。その後、2013年から、1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)、SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)、VOO(アメリカバンガード社のS&P500のETF)を買い増しています。

初心者は相場が良くなると買いたくなる

私も、連れ合いも投資の初心者ですから、株式相場が上昇すると購入したくなり、相場が下落しているときは、買う元気が出ません。下落に備えて、現金を用意しておくこと、底値圏を見極めることは、素人には結構難しい話です。

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