つみたてNISAの外国株式の信託報酬(2017年12月25日調べ):自由度という観点からはSBI証券とニッセイ外国株式インデックスファンド

◎今日のグラフ:つみたてNISAの外国株式商品の信託報酬(2017年12月25日のSBI証券HPによる。)

つみたてNISAの外国株式の信託報酬を調べました。SBI証券のつみたてNISA取扱銘柄(2017/12/19時点)のデータです。証券会社によっては、数値の後に「以内」、「程度」という文言を付けている商品もありましたが、省略しました。また、詳しくは比較していませんので、正確を期されたい方は元データをご覧ください。

ほとんどの商品の信託報酬が0.2%台前半に集中しています。その中で楽天の前米株式インデックス・ファンドだけが0.16%台に収まりました。ただし、他の商品との差は0.03%程度ですから、私にとって楽天の商品が決定的に有利とはなりません。上のグラフのデータを下に示しました。信託報酬の安さという観点からは、一部の商品を除いて満足のいく水準だと思います。

     つみたてNISAの外国株式商品(2017年12月25日調べ)
委託会社・ファンド名 信託報酬
楽天投信投資顧問楽天・全米株式インデックス・ファンド 0.16960%
ニッセイアセットマネジメント<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.20412%
三菱UFJ国際投信eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 0.20412%
大和投信iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし) 0.20520%
野村アセットマネジメント 野村つみたて外国株投信 0.20520%
三井住友トラスト・アセットマネジメントi-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード) 0.20520%
三菱UFJ国際投信eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 0.20520%
りそなアセットマネジメントSmart-i 先進国株式インデックス 0.21600%
三井住友アセットマネジメント三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンド 0.22680%
楽天投信投資顧問楽天・全世界株式インデックス・ファンド 0.23960%
アセットマネジメントOneたわらノーロード先進国株式 0.24300%
大和投信iFree S&P500インデックス 0.24300%
三井住友アセットマネジメント三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド 0.27000%
大和投信iFree 新興国株式インデックス 0.36720%
りそなアセットマネジメントSmart-i 新興国株式インデックス 0.36720%
ステート・ストリート米国株式インデックス・ファンド 0.48600%
ステート・ストリート全世界株式・インデックスファンド 0.51840%

今日のテーマ:インデックスファンド等の自由度という観点からはSBI証券とニッセイ外国株式インデックスファンド

2商品に絞って検討

これらの商品の中で、

① ニッセイアセットマネジメント<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 信託報酬 0.20412%

② 野村アセットマネジメント  野村つみたて外国株投信 0.20520%

が私にとっても有望商品だと思います。これだけ信託報酬に差がないと、今後問題になってくるのは純資産額だと思います。やはり、純資産額が大きい商品に集約されることが予想されます。

判断基準は規模と信託報酬

その中で、①と②は以下の理由から、本命ではないかと思われます。

①については、信託報酬が以前から低かったため、人気があった商品です。そして現在700億円以上の純資産額を誇っています。

②については、日本最大の証券会社である野村証券のつみたてNISA用の商品であるので、今後純資産額が増加すると見込まれることと、私の持っている口座が野村証券だけなので、有望と判断しています。

そして、現在の結論から申し上げますと、私と連れ合いにとっては②、私の子供たちにとっては①が良いのではないかと思います。

私と連れ合いにとって、野村つみたて外国株投信 が有望

その理由は以下の通りです。

  • 信託報酬が十分に低いこと
  • 現在、野村証券に口座を保有していること
  • 1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)の配当金や、すでに購入したNISAが満期になった時の資金を受け取るMRFから引き落としができるので、手間がかからないこと
  • 私がiDecoや、つみたてNISA以外の累投を利用する予定がないこと

が考えられます。

一方で、

私の子供たちにとっては、①が有望

であろうと思います。その理由は以下の通りです。

  • 信託報酬が十分に低いこと
  • ②はつみたてNISA専用と銘打っていて、iDecoや累投ファンドに使えない恐れがあること。
  • 若い人は、ETFよりはインデックスファンドで蓄財をしていく割合が多いと思われますが、②はつみたてNISA専用と銘打っているので、若い人向けのインデックスファンドに対する積極性が野村証券にはあまり感じられないこと
  • SBI証券はネット証券ではありますが、秋葉原や新宿にマネープラザという体面窓口を持っているので、安心感があること
  • 積み立て用のインデックスファンドはニッセイ外国株式インデックスファンドが最も優れていると思われますが、野村証券に取り扱いがなく、SBI証券にあること
  • SBI証券は、ネット証券最大の証券会社であるので安心感があること
  • 野村つみたて外国株投信が、つみたてNISA以外にも使えるかどうかが分からないのに対し、ニッセイ外国株式インデックスファンドは、つみたてNISA、iDeco、通常の積み立てなど自由に利用できること

がSBI証券を有望とする理由です。

1~2年様子を見てから変更もできます。

まずは私と連れ合いが野村証券で、野村つみたて外国株投信を2018年1月始める予定です。それでしばらく続けて、具合が悪ければ会社も変えることができますから、勉強しながら検討していきたいと思います。