2015年3月までの連れ合いの運用実績は6年かけて元本を超える:なぜ、野村証券とSBI証券か

◎今日のグラフ:2015年3月の連れ合いのポートフォリオ

日米のETF、先進国の外貨MMFを購入

1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)はこの1年間追加購入していません。SPY(アメリカSPDRのS&P 500の ETF)を購入しました。それ以外に、USMMF、豪ドルMMF、カナダドルMMF、NZドルMMFを追加購入しました。その理由は、日本円から外貨への資産分散という趣旨と、特にUSMMFはSPYの購入資金として準備したものです。日米の株式相場が上昇したので、連れ合いも元気が出てきました。買おうという気持ちが強くなってきたのです。できれば、もっと相場が悪い時にコンスタントに買えばよかったのですが、そんなにうまく行きません。こういう経験を経て個人投資家として一人前になっていくのでしょう。

 

2015年3月までの連れ合いの運用実績

初めての評価益

全体として元本に対する評価益が指数で32(2008年3月の資産を100とした時の元本合計を100とする。)になりました。やっと、やっと、やっと、元本を超えました。長い5年半でした。いろいろと勉強になった5年半でした。苦しい時期でも着々と購入し続けること、ETFやインデックスは価格が下がっても売らずに保持し続けることが重要であると思います。このように、相場が上がってくると、再び投資額を増やしていきたいと思うものだなあと、この年の投資実績を見るとよくわかります。

そしてチャイナショックへ

今後も、相場変動はあるでしょうが、できれば相場が下がった時にも、評価損が発生せずに、評価益のままでいたいと思います。そして実際にこの年の夏からチャイナショックで、相場が大幅に下がりました。さあ、どうなるのでしょうか。

◎今日のテーマ:なぜ、野村証券とSBI証券か

私と連れ合いの証券口座は野村証券一社

私と連れ合いの取引している証券会社は野村証券一社で、ネット証券会社に口座は持っていません。

山一証券の廃業

なぜ、野村証券1社にしているのでしょうか。私の父は、以前、山一証券の株式を持っていました。山一は1960年代に取り付け騒ぎが起こり、日銀特融を受けました。その後、いざなぎ景気のおかげで持ち直し、4大証券の一角を占める時期が続きました。山一證券は歴史のある名門の証券会社のため、不動産を持っていて、社員の福利厚生施設が千葉県の京成船橋競馬場に有りました。株主はその施設を利用できましたので、私は、毎年夏になるとそのプールを利用しました。50mの広いプールでお客があまりいないので、ゆったりと夏の青空の下で水泳を楽しみました。しかし、山一は1997年に法令違反などがあって廃業しました。 山一証券は当時市場シェア第4位でした。投資家の保有する口座の証券については、様々な法律によって守られていますので、顧客の資産が減ったり、無くなったりすることはおそらくないだろうとは思います。しかしながら、廃業のような事態になれば、いい気持ちはしません。

野村証券一社と取引する理由

現在、私が市場シェアで圧倒的にナンバーワンの野村1社としか取引していない理由はそこにあります。やはりネット証券は不安、怖いという人もいます。無知といえば無知かもしれませんが、私のようなアラカン(アラウンド還暦)の人間の気持ちとしては無理のないことだと思います。1997年、山一証券の社長の廃業時の記者会見はすごかった。今は、民事再生法や倒産の記者会見は、いかにも弁護士が裏で指導し、想定問答通り答えているという風でありますが、山一證券の社長は、とても正直で、良い人で、一所懸命な印象を受けました。そのような立派な社長の証券会社でも消滅することがあると思ったものでした。

ネット証券の対面窓口

野村証券の商品の品ぞろえは必ずしも十分ではないので、ネット証券がさらに今後業績が拡大すれば、私も取引することもあるかもしれません。特に、私たちの子供の世代の人たちにとって、ネット証券との取引は避けて通れないかもしれません。例えば、アメリカのS&P500のETFであるIVVは野村証券で扱っていません。逆にSBI証券は秋葉原や新宿にマネープラザという対面の窓口を持っているらしいので、今後、口座を開くかどうか検討したいと思っています。アラカン(アラウンド還暦)を超えた私のような人間にとって、やはり対面の窓口があるということは、言うに言われぬ安心感があるものです。ネット証券であるSBI証券が、そこをフォローしてくれるなら、今後お付き合いをしていきたいと思います。

大和証券について

私の父は生前、大和証券に口座を持っていて、取引をしていました。私も、大和証券に口座だけは開いていました。私は数年前から、対面証券の会社は、野村証券の一社で良いのか、あるいは、大和証券との取引を少し始めようかと考えました。そして野村、大和の2社を比較して、良いところを利用したいと考えたのです。そこで、大和証券がVOOかIVV(両商品ともアメリカのS&P 500の ETF)を扱っていれば、大和証券との取引をしてみようと思ったのです。残念ながら、大和証券は両方とも扱っていませんでした。このため、当面取引は見合わせようと思いました。対面証券会社は、もう少し品ぞろえをしてほしいと思います。