2010年3月の連れ合いの運用実績:外国株式インデックスの積立投資信託はつみたてNISAの適用商品

2010年3月の連れ合いのポートフォリオです。

2010年3月までの連れ合いの資産運用益です。マイナスの運用益ですから、相変わらず運用損です。ただし、売却していませんのので実損にはならず、評価損です。その損の金額が、リーマンショックの底値から少しだけ回復しました。2008年3月の元本を100とする指数で、1年前のマイナス52からマイナス39に減りました。2009年を底に、これから順調に回復してくれると良いのですが。

世界的金融緩和のおかげで持ち直し始める

1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)は2008年3月の元本の5割を上回り、53%まで戻してきました。日本銀行は2010年から長期国債ETF、J-REITなどの金融資産を買入れる「資産買入等の基金」を創設しましたが、本格的な金融緩和は2013年まで待たなければなりませんでした。アメリカでは、QE1(2008年11月~2010年6月までが「QE1」、2010年11月~2011年6月までが「QE2」、2012年9月~2014年10月は「QE3」)が続いています。また、ECBが金融緩和を実施するのは2015年からです。アメリカは早々に大規模な金融緩和策を実施し、QE3の終了も2014年10月と早くおこないました。

SPYはリーマンショックから少しだけ回復。社債も少し上昇

SPY(アメリカSPDRのS&P 500の ETF)は取得価額の64%まで値を戻しました。社債は売却してNZドルMMFにしました。この時点でのNZドルMMFの残高は元の社債の取得価額の74%まで回復しました。

トンネルの遠くに少し明るさが見え始める。

2008年3月までに投資した資産を100とした時の、2010年3月における全資産の指数は61となりました。最悪の時期は脱して遠くに少しだけ明かりが見えたものの、まだまだトンネルは暗い状況です。

まだ投資を再開する元気は出ず。

前回投資をしてから既に3年の月日が経ちましたが、まだ追加投資をする気になれません。リーマンショックが与えたショックは、まことに大きかったということができるでしょう。

今日のテーマ:インデックスの積立投資信託は最初にセットすれば手間いらず

1306の購入

私が、1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)を購入する時の手順をご紹介します。なお、私は野村証券にしか口座を持っていませんので、国内、外貨ETF共に野村証券での取引の説明になります。以前からインターネット取引をしてありますので、普段からインターネットで自分の資産等は確認しています。取引の順として、日中の売買であれば現在の価格を確認しますし、夜間に翌日の取引を予約する場合には今日の大引けの価格を確認して、そのままの価格か少し安い価格で申し込みます。画面から、銘柄コード、指値、数量、特定とNISAの別を入力します。1306は取引量が多いので、日中であれば、すぐに成約します。慣れれば簡単にできます。

SPY(アメリカSPDRのS&P 500の ETF)の購入

最初に前日(日本の早朝)のニューヨークの終値を確認します。外貨ETFはインターネットでの取引ができませんので、電話で発注します。大引けの価格よりも少しだけ低い価格を決めた後、ティッカーコード、指値、数量を申し込みます。アメリカの「成行」は、本当に「成行」で、とんでもない価格で買うことがある恐れがあるので、必ず指値にしています。指値ですので、取引が成立しないこともありますから、申込内容の有効期限(一週間程度)も併せて申し込みます。制約しないときには、翌週、指値を少し上げて再度申し込みます。成約した場合には、野村証券の担当者から、制約の電話連絡があります。購入資金に当てるUSMMFの為替レートの確認をして、正式な契約が成立します。国内のETF購入よりも少しだけ面倒です。しかし、一度買ってしまえば、配当が毎年2%弱付きますし、値上がりは過去25年間で平均9%ですから、とてもいい商品だと思います。

SPYをもっと早く知っていればよかったのに。

SPY(アメリカSPDRのS&P 500の ETF)をもっと早く知っていればよかったのにと思います。アメリカ人は、1990年代から知っていたので、家計における株式保有割合が、日本人より断然高いのでしょう。詳しくは、「ETF・インデックスファンドを買いたくなるグラフ」をご覧ください。

2018年1月からつみたてNISAを開始

内外のETF以外に、2018年からつみたてNISAを始めることにしました。つみたてNISAの記事などを読むと、この商品は若い人向けであると書かれています。私は還暦を過ぎているので、20年も経つと生きているのかも分からない年齢です。そこで、色々調べたり、考えたり、迷ったりしていました。しかし、2018年1月の制度スタート時から、私もつみたてNISAを開始することにしました。

NISAでは外貨ETFを購入できない。

決め手となったのは、現在のNISAでは外貨ETFを購入できないという問題です。なぜできないのかわ分かりませんが、やむを得ず、国内のETFである1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)を毎年120万円購入しています。日本は少子高齢化が進んでいきますので、経済力も少しずつ縮小すると思っています。従って、今後20年ぐらいをかけて、国内ETFである1306を減らして、外国のインデックスファンドを増やす方針です。