インデックスファンドとETFの比較2

◎今日のグラフ:販売価額上位の純資産

主な投資信託の純資産額の棒グラフです。

純資産(百万円) 信託報酬(税込) 買付手数料
レオスひふみプラス 616,626 1.0584%
ニッセイ日経225
インデックスファンド
142,264 0.2700%
SBI日本株
4.3ブル
4,427 0.9504% 2.16%
ニッセイ外国株式
インデックスファンド
90,949 0.20412%
三井住友・げんき
シニアライフ・オープン
81,310 1.62%

アクティブファンド

最初にアクティブファンドを見てみます。一番左のレオスのひふみプラスの純資産額は6000億円を超えて圧倒的です。この銘柄は、リターンがとても良いので、純資産額、販売金額とも非常に高い投資信託です。アクティブファンドですから信託報酬は1.058%と高め(と言ってもアクティブファンドの中では低い方です)ですが、現在のところ、それを補って余りあるリターンを実現しています。真ん中のSBI日本株4.3ブルについては、純資産額が極端に小さいので、現時点でコメントをすることは難しい状況です。信託報酬は0.9504%と比較的低いのですが、買付手数料が 2.16%かかります。一番右の三井住友・げんきシニアライフ・オープンは信託報酬が1.62%ですが、トータルリターンが高いために純資産、販売金額ともに、比較的高いと考えられます。

インデックスファンド

インデックスファンドが2銘柄入っています。ニッセイ日経225インデックスファンドとニッセイ外国株式インデックスファンドです。これらの銘柄は、投資信託市場において、いち早く低い信託報酬を実現した銘柄です。現在においても順調に成長しています。

アクティブファンドに興味なし

私は、一時的なリターンが高くても、アクティブファンドには関心がなく、インデックスファンドが望ましいと考えています。その理由は、ウォーレンバフェットが、インデックスファンドを勧めているからです。

ウォーレンバフェットの手紙

昨年のバークシャー・ハサウェイ社の株主への手紙の中で、こう書いてあります。「長年にわたって、私は投資のアドバイスに関する質問を受けてきました。その質問に答える中で、私は人間の行動について多くのことを学びました。私はいつも低コストのS&P500インデックスファンドを勧めてきました。あまり巨額の資産を持っていない私の友人たちの立派なところは、たいていは私のアドバイスに従ってくれたことです。ところが、個人の超金持ち、資産運用機関、年金基金で、私が与えた同じアドバイスに従ったものは全くいなかったと思います。こうした投資家は、私の考えに恭しくお礼を言って私と別れた後、高いフィーを取るファンドマネージャーの誘惑の言葉に耳を傾けるのです。もしくは、多くの資産運用機関の場合には、誇大宣伝するタイプのコンサルタントの話を聴きます。」