◎今日のテーマ:私の金融運用資産評価益の推移
2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | |
前年比 | -8% | 12% | 12% | 9% | 17% | -8% | 12% | 5% | 10% |
前年比平均 | -8% | 1% | 5% | 6% | 8% | 5% | 6% | 6% | 6% |
過去9年間の実績
青い棒グラフが前年比、赤い折れ線グラフが前年比の平均です。4月から始まる1年単位で表示しています。
外貨MMFと持株会株式
私が、金融資産の運用を始めたのは2010年からです。当初、月給、退職金等の内、2千万円程度をUS、ユーロ、豪ドル、カナダ、NZドルの外貨MMFにし、従業員持株会で積み立ててきた個別株式を、野村證券で保有していました。なお、私の金融資産には、親からの相続財産は含まれていません。それ以外に、確定拠出年金を全額日本株式で運用していました。
1ドル75円
翌2011年には、東日本大震災があり、1ドル75円台まで円高が進むとともに日本株式相場も低迷しました。その結果、運用開始1年後には8%のマイナス運用でした。
持株会株式を1306に変換
ところが2011年末から2012年初めにかけて、持株会株式の価格が元金の2.5倍に上昇したので、全額を売却してすべて1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)に変換しました。個別株式は価格の上下動が激しく、運が悪ければ連れ合いのように、倒産によって持株会株式がゼロになってしまうこともありましたので、ETFに変換することによって分散化を図りました。
アベノミクス
2012年末頃から、アベノミクスという名前の円安政策が実行され、2015年まで私の金融資産も順調に増加しました。この間、銀行預金しておいた資産を徐々に外貨MMFに変換しました。
チャイナショック
2015年には、外貨MMFでSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)、VGK(バンガード社のヨーロッパETF)を購入しました。その直後の2015年には、チャイナショックが発生しました。2016年初めには前年比が2回目のマイナスになりました。
最近はプラス
そのマイナスも1年だけで、翌2017年には12%のプラスになりました。2018年と2019年は、株式相場が低迷しているようなイメージがありましたが、5%、10%増加していたのでした。
6~7%のリターン
10年間の平均リターンは6%です。生活費で引き出した800万円を加えると、7%程度のリターンがあったと思われます。もし、2010年の時点で、銀行預金を全額、日米のETFに変換していたら、元本は3倍程度になっていたでしょうけれど、それだけの知識と胆力は2010年時点では有りませんでした。
バイ・アンド・ホールド
大事なことは、適切な内外のETFを購入し、売らずに持ち続けることです。例えば、日本株式のETFは1306、アメリカ株式のETFはSPYやVOOを購入して、Buy and Holdを実行すれば、6%、7%のリターンは現実的なものになると思います。ただし、1回で購入するのでなく、数年に分けて時間のリスクを分散した方が安心できるのではないかと思います。