お金に関して自立できる娘を育てるヒント 2

<昨日からの続き>

キプリンガーの2021年3月11日の記事をもとに勉強しています。

4.失敗させる

母親として、物質主義的なものを必要としない活動によって子供たちとの絆を持つように努力し、そうすることによって潜在的に有害な習慣が身につかないように避けてきました。もちろん時々一緒に買い物もしますが、娘たちは自分立ちで自制しています。娘たちは友達と一緒に買い物をするためにモールに出かけ、商品を持って家に戻ることもあります。10代の少女ですから服を買うのは、もちろん正常なことですが、過度になってしまうのは、良い習慣ではありません。

それではこれをどう修正したのでしょうか?私は早くから、娘たちが服に支払った価格について、良く尋ねました。私たちはよくデザイナー・ストアに入って価格を見て、その後、フォーエバー21かH&Mに入ってコストが劇的に違っていることを見せます。また、物のために自分のポケットから払い始めると、物の費用がいくらであるかに気づき始めます。

今、娘たちはあまり高すぎないと信じるものを買うように決めています。時々、買い物に行ったとき、おごってあげるから服を選びなさいということがあります。娘たちは、「いえ、ありがとう、お母さん。何もいらないわ。」わあ!子育てがうまくいった。

5.常に広い心を持つ

このことは大事だと思います。私は子供のころ、金融の仕事に就くとは思いませんでした。私たちの社会は普通、女の子が金融、科学、数学など多くの分野に進むことは奨励しなかったのですが、それはまずかったのです。

子供達が言ったり、聞いたりしたことのないかも知れない、新しい趣味、スポーツ、アクティビティを勧めることです。我が家は運動が日々の生活の一部になっている活動的な家族です。全員運動にはまっていますが、運動は素晴らしい。娘たちは健全な表現の手段を持っていて、忍耐、リーダーシップ、自己主張を培うのに役立っています。

趣味はいつまでも続く必要はありませんが、新しい技術、そしてもっと重要なことは、柔軟性を教えてくれることです。

6.良い習慣を育てる

親としては、範を示すことの重要性を知っています。レストランや食料品店で価格を見せることによって、お金について意識させることから始めるのです。お店を比較する方法、良い決定をする方法を示すのです。娘たちにとって、デザイナー・ストアと安売りの小売店の価格タグを比較することは、驚きでした。自分たちの支出のための予算を一緒に編成し、家計のお金を管理する方法を見せるのです。

子供たちが友達とピザを食べに行きたいときに、たまには自分たちの金を使って、と言って様子を見るんですが、面白いですね。お金のことは話すことに、早すぎることは決してなく、タブーにしてはいけない話題です。現在学ぶ習慣は、お金に関して将来にわたっての土台となります。

7.自己主張を教える

歴史的に言って女性は自分たちのために交渉することが上手ではありませんでした。もし自己主張したり、自分たちに相応しいものを要求すると、あまりに「威張りたがる」とか「癪に障る」と言われます。

私の職歴は男性優位の環境でしたので、自力で立ち上がることが不可欠だったといえます。このことは男性であれ女性であれどんな環境でも当てはまるだろうと思います。もし自分の価値に見合って評価されなかったり、ふさわしいと感じる報酬を受けない場合には、他の職場を見つけるのです。もしそれが正しければ、より良い仕事に移る決定を良かったと思うでしょう。

8.1年ルールを勧めるのです

私が成功した理由の一つは、自分の能力を発揮した後、独り立ちしたことです。私はいつも1年ルールを守るようにしてきました。1年間は離職しませんでした。環境に順応するようにし、文化を学び、価値を付加し、チーム・プレーヤーになりました。1年後に、その仕事を受け入れられないかについて評価を求めるのです。成功を議論し、失敗に耳を傾け、自分にとってふさわしいと信じることを主張し、それを裏付ける事実を整えます。このような議論のための準備を常にしておくのです!

娘には性別による賃金格差や、昇給がふさわしい時には恐れずに昇給を要求する方法を話すのです。彼女達が言う最悪のことは・・・いやだ?もし自分を信じられないのであれば、他に誰を信じるのでしょうか?

お金との関係は個人的なもので、それは子供たちに引き継いでいきます。お金に関する責任を教えることは、子供たちが独立性を養うために、私たちができる最も重要なことの一つですし、娘たちのためにはなおさらです。私は幸運にも、顧客のお金や生活を管理するお手伝いをさせてもらっています。私見ではありますが、株式市場は世界を回すものですし、娘たちに私のしていることを教える機会を持ったことは、私の最大の喜びの一つです。

女性史月間は、その大小にかかわらず、アメリカ史における女性の貢献を称え、祝う意味があります。娘たちに蓄積された英知を与えることによって伝統を称え、この世界で成功する役割を担えるように成長の手助けをするのです。