確定拠出年金 2024年1月

20年で4.5倍

確定拠出年金の評価額が元金を100とした指数で452、つまり元本の4.52倍に増加しました。

そろそろ調整か?

最近1年間で、指数が330程度から450台まで上昇しました。少し上がり過ぎなので、そろそろ一段落するか、調整が入るかもしれません。

10年、20年単位でのんびり眺める

2002年に確定拠出年金を始めて、途中、リーマンショックも経験しましたが、その後は順調です。順調とは言っても、1年、2年停滞していた時期もありました。10年、20年という長い目でのんきに眺めたほうが良いと思います。

企業型確定拠出年金

私の確定拠出年金は企業型です。最初から外国株式インデックスファンドで2002年に始めて、現在も同じです。ただし、最初のファンドが繰り上げ償還になってしまって、一時期TOPIXのインデックスファンドに換えましたが、その後、運営管理会社を野村証券に換えたタイミングで、外国株式インデックスファンドに戻しました。

新NISAより確定拠出年金

最近は、新NISAが注目を浴びていますが、まずは、確定拠出年金を優先すべきだと思います。その理由は両方とも税制優遇制度ですが、確定拠出年金制度は、掛け金を払う段階で、年末調整の時にお金が戻って来るからです。

確定拠出年金には様々なパターンがあり、私の家族もそれぞれ別の方法で利用しています。

  1. 私:企業型確定拠出年金(DC)
  2. 娘:個人型確定拠出年金(iDeCo)
  3. 息子:選択制企業型確定拠出年金

1.私:企業型確定拠出年金

税制適格年金から移換

2002年から始めました。私の勤めていた会社はそれ以前に、税制適格年金制度を利用していたのですが、確定拠出年金制度に移行したので、税制適格年金の原資を数年間に分けてDCに移換しました。

9割が銀行預金を選択

企業型確定拠出年金制度が導入された時に、他の社員は現行預金を選択した人が9割でしたので、私のように100%外国株式インデックスファンドを選んだ人間はほとんどいなかっただろうと思います。

年金全体のバランスから考える

私はギャンブルもやりませんし、山っ気があるわけではありません。しかし、年金を考えるときに、確定拠出年金だけでなく、厚生年金、確定給付年金、個人年金も考え、その中で確定拠出年金の位置付けを考えるべきです。確定拠出年金以外の3年金は、ほぼ元本保証ですから、全体のバランスの中ではインフレ対策として、外国株式インデックスファンドにすべきだと考えました。会社が用意したメニューの中には外国株式アクティブファンドもありましたが、コスト(信託報酬)が高いので選びませんでした。

2.娘:個人型確定拠出年金(iDeCo)

2022年10月からiDeCoを利用

娘の勤めている会社は、確定拠出年金がなく、確定給付年金だけだったのですが、2022年10月からiDeCoを利用できるようになったので、毎月12,000円掛けるようにしました。

毎月12,000円の積み立てで、元本は約5百円、33年後には21百万円

毎月12,000円ずつ積み立てると元本は4,752,000円ですが、年率リターン8%で運用できれば、33年後には21,016,889円となり、2千万円を超します。年率8%は、外国株式インデックスファンドとしては、無理のない水準です。元本の4.4倍ですが、私の確定拠出年金も約20年で4.5倍ですから、無理のない数字であることがご理解いただけると思います。

年末調整で控除

iDeCoで気を付けなければいけないのは、年末調整で控除しなければいけないことです。娘は、それを忘れていたので、翌年の確定拠出年金で入力することになりました。その資料を国民年金基金連合会から取り寄せました。新しいことをすると、手落ちがあるものです。次回からは気を付けよう。

年数 積立金 年率8%で運用
1 144,000 144,000
2 288,000 299,520
3 432,000 467,482
4 576,000 648,880
5 720,000 844,791
6 864,000 1,056,374
7 1,008,000 1,284,884
8 1,152,000 1,531,674
9 1,296,000 1,798,208
10 1,440,000 2,086,065
11 1,584,000 2,396,950
12 1,728,000 2,732,706
13 1,872,000 3,095,323
14 2,016,000 3,486,949
15 2,160,000 3,909,904
16 2,304,000 4,366,697
17 2,448,000 4,860,032
18 2,592,000 5,392,835
19 2,736,000 5,968,262
20 2,880,000 6,589,723
21 3,024,000 7,260,901
22 3,168,000 7,985,773
23 3,312,000 8,768,635
24 3,456,000 9,614,125
25 3,600,000 10,527,255
26 3,744,000 11,513,436
27 3,888,000 12,578,511
28 4,032,000 13,728,791
29 4,176,000 14,971,095
30 4,320,000 16,312,782
31 4,464,000 17,761,805
32 4,608,000 19,326,749
33 4,752,000 21,016,889

3.息子:選択制企業型確定拠出年金

退職金や確定給付年金より有利

息子の会社には、退職金や確定給付年金の制度がなく、選択制企業型拠出年金が導入されています。この制度のことをよく知らないと、退職金や確定拠出年金のある会社の方が社員にやさしいと思うかも知れませんが、実は、選択制企業型確定拠出年金制度の方がはるかに有利なのです。

毎月55,000円の積み立てで、元本は2千万円、33年後には1億円円

上限額の55,000円を毎月掛けると、33年後には、掛け金約2千万円が、1億円近くに増えます。毎月5万5千円は、人によっては厳しいかもしれませんが、それを頑張れば60歳で1億円になりそうです。

年数 積立金 年率8%で運用
1 660,000 660,000
2 1,320,000 1,372,800
3 1,980,000 2,142,624
4 2,640,000 2,974,034
5 3,300,000 3,871,957
6 3,960,000 4,841,713
7 4,620,000 5,889,050
8 5,280,000 7,020,174
9 5,940,000 8,241,788
10 6,600,000 9,561,131
11 7,260,000 10,986,022
12 7,920,000 12,524,903
13 8,580,000 14,186,896
14 9,240,000 15,981,847
15 9,900,000 17,920,395
16 10,560,000 20,014,027
17 11,220,000 22,275,149
18 11,880,000 24,717,161
19 12,540,000 27,354,534
20 13,200,000 30,202,896
21 13,860,000 33,279,128
22 14,520,000 36,601,458
23 15,180,000 40,189,575
24 15,840,000 44,064,741
25 16,500,000 48,249,920
26 17,160,000 52,769,914
27 17,820,000 57,651,507
28 18,480,000 62,923,628
29 19,140,000 68,617,518
30 19,800,000 74,766,919
31 20,460,000 81,408,273
32 21,120,000 88,580,935
33 21,780,000 96,327,409